現代音楽
現代音楽作曲家の西村朗さんが昨年9月に亡くなられた、 というニュースを知ったのは、彼の音大時代の親友であり、 同じ大阪生まれの劇伴作曲家である田中公平さんのポストによるものでした。 現代音楽に傾倒していた若かりし当時、 私は西村さんの音楽を聞い…
2週間ほど前にEテレにて放送された「クラシック音楽館」。 毎週欠かさずみている、わけではないんですけど、 クラシック音楽を聴ける地上波では珍しい番組ですね。 民放でもド深夜に読響の演奏会をやってたり、 あるいはEテレでも他にクラシックを扱う番組を…
某ピンクの丸っこいキャラの生配信を見ながらブログを書いてます。 またまたお久しぶりです。 ここ最近腹の立つことが減ってきたように思います。 最近はテレビもあまり見なくなり、 情報収集する手段が、LINEのトピックくらいになってしまったことが、 たぶ…
ちまたでは男性の身長問題でもちきりのようでございます。 おひさしぶりです、ヒロユキでございます。 上で書いた今話題の案件、個人的な感想をいうと、 悪いことをしたから罰を受けるのは当たり前だ、 だから袋叩きにされてもしかたない、とでもいうかのよ…
先日、たまたまテレビを見ていたら、 日本の作曲家によるピアノ曲(あるいはピアノ協奏曲)の特集をしていました。 あまり知られていない近現代の日本人作曲家に焦点を当てて、 なかなかおもしろい試みで楽しく見ていた、はずなんですけど。 じつは聞きなが…
ぼくがはじめてあのひとのおんがくをきいたのは 「でんせつきょしんいでおん」というあにめだったとおもった まだようちえんにいってたとき ぼくはおにいちゃんといっしょにそのあにめをみてた おはなしはよくわからなかったけど さいしょのうたはじぶんでう…
またまたご無沙汰です。生きてます。 月~金で仕事して、土日もいろいろと打ち合わせがあって、 気がついたら二週間ほどブログを放置しておりました。 なかなかの疲労度です。 まあ、自分で選んだことなので愚痴は言うつもりはないんですけど、 いずれこの場…
チェコの作曲家、エルヴィン・シュルホフ。 一時期私は彼の室内楽ばっかり聞いていた頃がありました。 もちろん中規模、大規模な楽曲も数多くあって、 その中にはジャズ風と銘打たれた野心的な作品もありました。 それらももちろん素晴らしいわけなんですけ…
フランスの現代音楽作曲家、ジェラール・グリゼーは、 かなり論理的な作曲を行う人として私の中では定着しています。 彼の作品というと「時の渦」や「音響空間」といった大作を想像する人も多いですが、 といっても、彼の作品がどのくらい知られているか私も…
亡くなられて久しいですけど、 大島渚監督の映画をよく見てました。 というと「愛のコリーダ」を想像する人も多いんでしょうけど、 もちろん見てますけど、心身共に健康なときに見ないといろいろと大変な映画です。 大島監督の作品できっと一番知られている…
ゴールデンウィーク真っ只中です。 お仕事の方もお休みの方もいらっしゃると思いますが、 私は連日打ち合わせ三昧で疲労してます(笑) さて、この「現代音楽を聞く」シリーズも、 なんだかんだで100回目を迎えることができました。 それだけ聞いているんだ…
アメリカの作曲家、ロバート・ヘルプスのことを、 このブログで書いたかどうか定かではありませんが、 彼の「ノクターン」を聞きたくなったのでここで紹介します。 Helps - Shall We Dance by Robert Helps (2004-02-16) アーティスト:Robert Helps メディア…
フランスの作曲家、ジャン・ラングレーのミサ曲が好きです。 もともとフランス音楽も大好きではあるんですけど、 彼の曲でいうと室内楽ももちろんのこと、こういうミサ曲もとても良いです。 中でも彼のミサ曲で有名なのは「荘厳ミサ曲」ということになるでし…
ドイツの作曲家、ヨハン・ツィレンチェク。 彼の作品って、生で聞いたことが全くありません。 そもそも、現代音楽自体がなかなか演奏されにくい状況なんでしょうね。 バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、 あるいはチャイコフスキー、ラヴェル、ドビュッ…
少しだけご無沙汰でございます。 年末進行というものが押し寄せてきておりまして、 公私ともにとても忙しくさせていただいております。 今年一年の総括めいた記事は大晦日に書く予定ですが、 来年、再来年に向けていろいろと水面下で動いています。 ここで発…
少しご無沙汰でした。 公私ともに、というか「公」がかなり忙しい状況でして、 嬉しい悲鳴といえば聞こえはいいんでしょうけど、 経済的にはまだ喘ぎまくっている状態なのが如何ともし難いところでして・・・ あまり期間にとらわれずにマイペースで更新でき…
毛利蔵人さんは、アニメ「赤毛のアン」の劇中音楽を作曲された方です。 たぶんこれが最も知られる氏の音楽になるんでしょうけれど、 実は純音楽の人である、というのは意外と知られていません。 そもそも独学で音楽を勉強されていた方ですが、 唯一師事して…
ベルギーの作曲家って以前紹介した気がするんですけど、 誰だったか完全に忘れたので、ふと思いついた人のことを書きます。 ダニエル・スターンフェルドはベルギーの作曲家です。 Wikipediaだと「ステルネフェルト」って紹介してますけど、 どっちでもいいん…
最近になるまで知らなかった作曲家がいます。 これまでに相当数の楽曲を聞いていると自負しているわけですが、 それでもやっぱり知らない曲というのは存在しているわけでして・・・ (当たり前っちゃ当たり前ですけど) スペインのカタルーニャ出身の作曲家…
イタリアの音楽というと、 ロッシーニやヴェルディなど、歌劇を連想する方も多いと思います。 あるいは、スカルラッティやヴィヴァルディなどバロックを想像する人もいるでしょう。 なので、イタリアで現代音楽というのは結び付きにくいと考えられてます。 …
およそ2年位前にこんなブログを書きました。 hw480401.hatenablog.com 私の音楽成分の何割かは久石譲さんの音楽で占められています。 あとは、ジャズとクラシックと劇伴、その他なんですけど(笑) 前述の2年前のブログで紹介したのは、 「人体II 脳と心」と…
あまりこのブログでは取り上げていないトルコの作曲家を紹介します。 もともとトルコは音楽の盛んな国ではあるのですが、 20世紀に登場した、俗にいう「トルコ五人組」と呼ばれる人々が、 西洋音楽を積極的に取り込んで、トルコの音楽文化に貢献しています。…
このシリーズ、前回からかなり時間が経過しました。 調べてみたら、前回の投稿が5月18日だそうで、 ということは、二か月ぶりということですね。 現代音楽好きの皆さま、大変お待たせいたしました。 広瀬量平さんといえば、 どちらかというと私などは純音楽…
オランダのユダヤ人作曲家、ディック・カッテンブルグ。 20世紀初頭に活躍を期待された作曲家の一人でした。 室内楽の小品を少し残したんですが、24歳という若さで亡くなっています。 その死の理由についてはここで書かないことにします。 1919年オランダ生…
厳密にいうとロシアではないんですけど、 いろいろと説明がめんどくさいのでロシアにしときます(笑) ロシアの作曲家、ソフィア・グバイドゥーリナ。 彼女の音楽を最初に聞いたときは本当に衝撃でした。 その音色の使い方は独特で、聞いていると緊張を強い…
イギリスの作曲家、ハリソン・バートウィッスル。 出会ったのは他の現代音楽と同様に、学生時代でした。 最初に聞いたのは室内楽の「Tragoedia」だったと思います。 ラテン語で「悲劇」を意味する言葉ですが、 室内管弦楽編成となっており、音色がとても重厚…
ハリー・パーチといえば、 アメリカの現代音楽家の一人として、 というよりも、自作楽器の祖という方が知られているかもしれません。 私自身は彼の音楽はあまり好みではありません。 こと音楽に関しては好悪の対象として見ることが無くて、 どんな音でもどん…
大澤壽人さんといえば、指揮者としてのイメージが強いんです。 私が学生時代を過ごしたボストンにある楽団、 ボストン交響楽団を日本人で初めて指揮をしたのが大澤さんです。 また「魔法使いの弟子」で知られるフランスの作曲家ポール・デュカスに作曲で師事…
ブルガリアを代表する作曲家の一人、パンチョ・ヴラディゲロフ。 一通り彼の作品は聞いているんですけど、 最初に聞いたのは「2つのブルガリア風パラフレーズ」だと思います。 現代音楽というよりも、後期ロマン派の印象の濃い曲なんですけどね。 そんな彼の…
イタリアの作曲家、ルカ・ロンバルディの、 フルートソロ曲集「Flatus」を聞いたのは今から10年くらい前のことです。 Luca Lombardi: Musik Fur Soloflote アーティスト: Roberto Fabbriciani 出版社/メーカー: Kairos 発売日: 2018/07/20 メディア: CD この…