音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

現代音楽

現代音楽を聞く その94

毛利蔵人さんは、アニメ「赤毛のアン」の劇中音楽を作曲された方です。 たぶんこれが最も知られる氏の音楽になるんでしょうけれど、 実は純音楽の人である、というのは意外と知られていません。 そもそも独学で音楽を勉強されていた方ですが、 唯一師事して…

現代音楽を聞く その93

ベルギーの作曲家って以前紹介した気がするんですけど、 誰だったか完全に忘れたので、ふと思いついた人のことを書きます。 ダニエル・スターンフェルドはベルギーの作曲家です。 Wikipediaだと「ステルネフェルト」って紹介してますけど、 どっちでもいいん…

現代音楽を聞く その92

最近になるまで知らなかった作曲家がいます。 これまでに相当数の楽曲を聞いていると自負しているわけですが、 それでもやっぱり知らない曲というのは存在しているわけでして・・・ (当たり前っちゃ当たり前ですけど) スペインのカタルーニャ出身の作曲家…

現代音楽を聞く その91

イタリアの音楽というと、 ロッシーニやヴェルディなど、歌劇を連想する方も多いと思います。 あるいは、スカルラッティやヴィヴァルディなどバロックを想像する人もいるでしょう。 なので、イタリアで現代音楽というのは結び付きにくいと考えられてます。 …

The Universe Within

およそ2年位前にこんなブログを書きました。 hw480401.hatenablog.com 私の音楽成分の何割かは久石譲さんの音楽で占められています。 あとは、ジャズとクラシックと劇伴、その他なんですけど(笑) 前述の2年前のブログで紹介したのは、 「人体II 脳と心」と…

現代音楽を聞く その90

あまりこのブログでは取り上げていないトルコの作曲家を紹介します。 もともとトルコは音楽の盛んな国ではあるのですが、 20世紀に登場した、俗にいう「トルコ五人組」と呼ばれる人々が、 西洋音楽を積極的に取り込んで、トルコの音楽文化に貢献しています。…

現代音楽を聞く その89

このシリーズ、前回からかなり時間が経過しました。 調べてみたら、前回の投稿が5月18日だそうで、 ということは、二か月ぶりということですね。 現代音楽好きの皆さま、大変お待たせいたしました。 広瀬量平さんといえば、 どちらかというと私などは純音楽…

現代音楽を聞く その88

オランダのユダヤ人作曲家、ディック・カッテンブルグ。 20世紀初頭に活躍を期待された作曲家の一人でした。 室内楽の小品を少し残したんですが、24歳という若さで亡くなっています。 その死の理由についてはここで書かないことにします。 1919年オランダ生…

現代音楽を聞く その87

厳密にいうとロシアではないんですけど、 いろいろと説明がめんどくさいのでロシアにしときます(笑) ロシアの作曲家、ソフィア・グバイドゥーリナ。 彼女の音楽を最初に聞いたときは本当に衝撃でした。 その音色の使い方は独特で、聞いていると緊張を強い…

現代音楽を聞く その86

イギリスの作曲家、ハリソン・バートウィッスル。 出会ったのは他の現代音楽と同様に、学生時代でした。 最初に聞いたのは室内楽の「Tragoedia」だったと思います。 ラテン語で「悲劇」を意味する言葉ですが、 室内管弦楽編成となっており、音色がとても重厚…

現代音楽を聞く その85

ハリー・パーチといえば、 アメリカの現代音楽家の一人として、 というよりも、自作楽器の祖という方が知られているかもしれません。 私自身は彼の音楽はあまり好みではありません。 こと音楽に関しては好悪の対象として見ることが無くて、 どんな音でもどん…

現代音楽を聞く その84

大澤壽人さんといえば、指揮者としてのイメージが強いんです。 私が学生時代を過ごしたボストンにある楽団、 ボストン交響楽団を日本人で初めて指揮をしたのが大澤さんです。 また「魔法使いの弟子」で知られるフランスの作曲家ポール・デュカスに作曲で師事…

現代音楽を聞く その83

ブルガリアを代表する作曲家の一人、パンチョ・ヴラディゲロフ。 一通り彼の作品は聞いているんですけど、 最初に聞いたのは「2つのブルガリア風パラフレーズ」だと思います。 現代音楽というよりも、後期ロマン派の印象の濃い曲なんですけどね。 そんな彼の…

現代音楽を聞く その82

イタリアの作曲家、ルカ・ロンバルディの、 フルートソロ曲集「Flatus」を聞いたのは今から10年くらい前のことです。 Luca Lombardi: Musik Fur Soloflote アーティスト: Roberto Fabbriciani 出版社/メーカー: Kairos 発売日: 2018/07/20 メディア: CD この…

現代音楽を聞く その81

入野義朗さんというと、 黛敏郎さんや諸井誠さんらとともに現代音楽の旗手として、 20世紀音楽研究所なるものを組織して作曲活動をされた方です。 例にもれず、私も学生時代に入野さんの曲は聞きました。 日本人で最初に十二音技法を用いて作曲をした最初の…

現代音楽を聞く その80

フィンランドの現代音楽家といえば、 今ならカイヤ・サーリアホを挙げる人が多いと思います。 私が彼女の音楽と接したのはずいぶん昔でしたが、 近年でも作品を精力的に作り続けており、私も目が離せない作曲家の一人です。 カイヤ・サーリアホの個展 アーテ…

現代音楽を聞く 特別編

藤倉大作曲、「春と修羅」、映画「蜜蜂と遠雷」"Spring and Asura" - Dai FUJIKURA (for the movie "LISTEN TO THE UNIVERSE". 先日見てきた映画「蜜蜂と遠雷」。 その予選で使われたとされる「春と修羅」という曲。 作中では、ベテラン作曲家である菱沼忠明…

現代音楽を聞く その79

ドイツの現代音楽作曲家、シュテファン・ヴォルペ。 彼の名前を知ったのは、例の如く音楽学校にいた頃です。 あの頃はずーっと現代音楽を聞いていた感じですね。 三か月とか四か月とか、ほかの音楽にかまけることなく、 その世界に耽溺していた時期です。 ノ…

現代音楽を聞く その78

ドイツの作曲家、ハンス・エーリヒ・アポステル。 たぶん、日本ではほとんど彼の楽曲は演奏される機会がないようです。 私が知らないだけで、実はコンテンポラリー界隈では演奏しているかもしれませんけど、少なくともここ数年で演奏曲目に彼の名前は無いよ…

現代音楽を聞く その77

作曲家、石井眞木さんのお名前を知ったのは、 たぶん映画音楽が最初だったと記憶しています。 石井さんの作品「ブラック・インテンションIII」を初めて聞いた時、 その映画の印象が大きく崩れていくのを感じました。 Maki Ishii - Black Intention III ピア…

現代音楽を聞く その76

イタリアの作曲家、ブルーノ・マデルナ。 私が産声を上げた頃にはすでにお亡くなりになっています。 確か50代前半で他界したと記憶しています。 イタリアの現代音楽事情にはそれほど明るくはないのですが、 それでもこうした良質な現代音楽が作られる土壌が…

現代音楽を聞く その75

フランスの現代音楽の作曲家、ブリス・ポゼ。 私が大分大人になってから聞き始めた作曲家の一人ですが、 その作風は以前紹介したイギリスの作曲家、ファーニホウを思い起こさせます。 最初に聞いたのは「チェンバロのための6つの前奏曲」だと思います。 作…

現代音楽を聞く その74

北欧のスウェーデンには大昔に一度だけ行ったことがあります。 デンマークやノルウェーにもそのとき旅行でまわったんですけど、 その時の記憶があまり無いんですよね。 観光名所もたくさんまわったはずなんですけど・・・ そんなスウェーデンの作曲家の一人…

現代音楽を聞く その73

旧ソ連で生まれ、のちにフランスへ亡命したエディソン・デニソフ。 私の中では「美」を探求した作曲家という印象ですけど、 まあ、現代音楽という範疇でのお話なので、 聴く人が聞くと「?」ってなるんだろうな、とはおもいます(笑) 室内楽や声楽曲でも佳…

現代音楽を聞く その72

ベルギーの現代音楽作曲家、アンリ・プスール。 プスールといえば電子楽器(シンセサイザー)なんですけど、 器楽曲においても秀作を多く残しています。 大作でいうと「Paysages planétaires」(プラネタリウムパサージュ)あたり。 3時間を超える大曲ですけ…

ブラスぷらす Op.05

チェコ生まれのアメリカの作曲家、カレル・フサの出世作というと、 「Music for Prague 1968」(プラハ1968年のための音楽)でしょう。 私も生で一度ならず聞きましたし、 吹奏楽の分野でも、現代音楽の分野でも特筆すべき名作ともいえます。 だったらこの曲…

現代音楽を聞く その71

アメリカの作曲家、ガンサー・シュラー。 私などはジャズミュージシャンという印象がとても強いんですけど、 独学で作曲を勉強されて、 現代音楽の分野でも様々な作品を残しています。 彼の作品は、全体的にジャズの影響が色濃く反映されているような気がし…

現代音楽を聞く その70

アメリカのオーボエ奏者として知られるロナルド・ローズマン。 彼は作曲者としても活躍していましたが、残念ながら19年前に亡くなってます。 優れたオーボエ奏者として後進の指導にもあたっていました。 彼の作品はほとんど音源化されていないのですが、 「…

現代音楽を聞く その69

本日午後、無事に帰国しました。 体調は特に悪いというわけじゃないんですけど、 かなり眠いうえに、おなかがすきました・・・(笑) 今日くらいはブログ更新しなくてもよかったんですけど、 やらないと気持ち悪いので、こうして書き始めてます。 エンドレ・…

現代音楽を聞く その68

ハンガリーの作曲家というと、バルトークやコダーイを想像する方も多いでしょう。 ピアニストも多数輩出していて、音楽的側面の強い国でもあります。 アンタル・ドラティもまたハンガリーの誇る音楽家の一人です。 指揮でもその名を知られていますが、作品も…