亡くなられて久しいですけど、
大島渚監督の映画をよく見てました。
というと「愛のコリーダ」を想像する人も多いんでしょうけど、
もちろん見てますけど、心身共に健康なときに見ないといろいろと大変な映画です。
大島監督の作品できっと一番知られているもので、
メインテーマが、教授こと坂本龍一さんが作られた上、
ご本人も映画に出演されている、と聞くと、
だいたいの方は「戦場のメリークリスマス」を想像されますよね。
映画は、ビートたけしさんの印象が色濃く残ってしまってて、
細部まではおぼろげにしか覚えていないんですけど、
音楽については、細部まで鮮明に思い出すことができます。
映画が公開されたのが1983年。まだ私は物心すらついていない頃です。
なので、映画館では見てないんですよね。
のちに地上波で放送されたものだったか、レンタルだったかは忘れましたが、
中学か高校に入った頃だったと記憶はしています。
「Merry Christmas, Mr. Lawrence」と題されたメインテーマは、
映画を見たことはなくても一度は耳にしたことがあると思います。
実は以前のブログで転調を扱ったとき、
この戦メリのメインテーマのことをやろうと思ったんですよ。
相当精緻に作られた曲なので、ネタはたくさんあったんですけど、
どうやら教授ご本人が解説している映像があるとのことだったので、
そんなのがあるなら、部外者が解説するのもアホらしくなり(笑)、
解説を封印してしまいました。気が変わったらいずれ書くかもしれませんけど・・・
そういえば、今から8年ほど前に、
このサントラのリマスター版というのが発売されました。
そりゃ買いますよね。買いましたとも、当時。
今買うならこっちのほうが良いかもしれません。
BGMももちろん素晴らしいんですけど、歌ものもかなりおすすめです。
「Forbidden Colors(禁じられた色彩)」は、
メインテーマをBGMに、全く別の歌が添えられているんですけど、
このアレンジ好きなんですよね。
今もそれを聞きながら書いてるんですけど、やっぱり良いです。
でも、この曲聞いてると、私の心の一部を刺されているような気がして、
もっと精進せねば、と気持ちを新たにさせてくれるアルバムでもあります。