ジャズ
Officium Ecm Amazon ノルウェーの名サクソフォン奏者であるヤン・ガルバレク。 その中でも少し異色なのがこのアルバム「Officium」です。 グレゴリオ聖歌の静謐な音色に、サクソフォンの即興演奏。 聞く人が聞けば退屈な印象も拭えない作品ではありますが、…
hw480401.hatenablog.com このブログ書いたのってもう6年も前のことなんですね。 思えばたくさんのジャズを紹介してきたわけなんですが、 なんとなくジャズバラードが聞きたくなりました。 私の尊敬する作曲家のお一人の訃報を聞いたからでしょうか。 ほんの…
サド・ジョーンズのトランペットの音色って、 ある種独特なニオイを感じさせるんですけど、 それとは全く関係ない話になりますが(笑)、 特にこのアルバムに関してはそれぞれのバランスの良い印象が強いんです。 Detroit New York Junction アーティスト:Jo…
Time Outtakes Brubeck Editions Amazon 亡くなって久しいですけど、 デイヴ・ブルーベックの生誕100年を記念して、 昨年発売されたのがこの「TIME OUTTAKES」です。 彼のピアノはもちろん好きですし、 名盤とも言われている「TIME OUT」も擦り切れるくらい…
バーブラ・ストライサンドといえば、 アメリカを代表する歌手であり女優でもある有名な人です。 女優としての顔の方はそれほど詳しくはないんですが、 アルバムに関してはほとんど聞いているくらいに好きなんですよね。 タイトルの「I loved you」って意味深…
関東ではここしばらく雨が続いています。 夏の名残はどこへやら、雨のせいで少し肌寒い気候となっていますけど、 こうも続いてしまうとどこか憂鬱な気分にもさせられてしまいます。 そんなときにはジャズです。 久しぶりにブログを書いているんですけど、 ど…
Passing Ships アーティスト:Hill, Andrew Blue Note Records Amazon ジャズピアニスト、アンドリュー・ヒルの中でも、 あまり知られていないアルバムに興味を持ったのは、 多分このジャケットによるところが大きいと思います。 たぶん、いつもの私ならこう…
もはや「ジャズのすすめ」と大差なくなってきた感もありますが(笑) バディ・リッチといえば天才的なジャズドラマーの一人、 ということは私がいまさら言わなくても知ってる方も多いでしょう。 正確無比なバチさばきは伝説となっています。 The Roar Of '74…
hw480401.hatenablog.com 以前、ケニー・ドリューのこのアルバムを紹介しました。 以前、といってももう二年以上前なんですけど。 で、このブログを見た人から、 「UNDERCURRENTっていうと、私はビル・エヴァンスの方を思い出しました」 っていう意見を何度…
変化球が多いこのブログで、ド直球のビッグバンド曲を紹介するのは、 あまり気がすすまないんですよね。 私自身がひねくれもので天の邪鬼っていうのもありますけど(笑) さて、ジョー・ガーランドといえば「In the Mood(イン・ザ・ムード)」です。 作曲者…
Bella アーティスト:Enrico Rava,Enrico Pieranunzi,Enzo Pietropaoli,Roberto Gatto 発売日: 2009/04/01 メディア: CD いわゆるイタリアンジャズの名盤です。 猫のジャケットが可愛らしい感じですけど、 アルバムに収録されている曲はなかなかハードです。 …
フレディ・レッドというピアニストは、 私には少し憂鬱な印象を与えたある意味稀有な演奏者の一人です。 もともと渋いジャズを好む傾向が強い人間ではあったのですが、 このアルバムは渋さもさることながら、少し陰鬱な印象を感じさせます。 それはもちろん…
ジャズトランペッターのジョー・ワイルダー。 彼のアルバムはあまり聞いてませんでした。 そもそもリーダー作としてのアルバムがほとんどないんですよね。 いろんな録音には参加しているようなんですが、 個性があるかというと「うーん」となりますし・・・ …
hw480401.hatenablog.com 2021年2月9日。チック・コリアが亡くなりました。 79歳だったってことも驚きでしたが、がんで闘病していたことも知りませんでした。 彼のアルバムは好んで聞いていたわけではないんですが、 それでも一通りのアルバムは聞いていまし…
サム・リヴァースというと器用な演奏家という印象があります。 だからなのか、少し個性の強い演奏を好む私からすると、 少し敬遠しがちな演奏家の一人であることは否めません。 Contours アーティスト:Rivers, Sam 発売日: 2004/08/26 メディア: CD このアル…
アメリカのジャズトランペット奏者であるハンク・デ・マーノ。 彼がフリューゲルホルンを駆使して演奏したアルバムを、 今日、打ち合わせが終わったあと、なんとなく聞きたくなったんですよ。 diskunion.net アルバム1曲めの「Summer Time」からとにかく渋い…
ライル・メイズのことを話すのはあまり気が進みません。 彼は今年の2月に亡くなってしまったからです。 でも、いつか書かねばと思っていたので書きます。 ライル・メイズというピアニストのことは知らない人も多いと思いますが、 パット・メセニーといえば「…
ジャズトランぺッターとしてよく知られる近藤等則さんが亡くなりました。 実は一度も生で演奏を聞くことがなかったんですけど、 いつか見られるだろうと高をくくっていたらこの始末です。 やはり、どんなときでも行けるときには行っとくべきですね。 さて、…
今日配信された、某スマホのゲーム(配信前)の楽曲をずっと聞いてました。 良い歌でした。 ということを書こうと思ったんですけど、 気になるニュースを見つけたのでそっち書きます。 ジャズピアニスト、という肩書が正しいかどうかはわかりませんが、 アメ…
イギリスのサクソフォン奏者、ディック・モリシーは、 どちらかというと「きわもの好き」な人に受けるサウンド、 という印象を持たれがちですが、 聞いてみるとそんなことはなくて、実はすごい人だったりします。 いろいろと問題はある人だったみたいですけ…
テリー・クラインフェルター。 彼女のピアノを知ったのは、日本に戻ってからでした。 「ジャズというよりはクラシックかな」 と評したのは、おなじみ我が心の友であるピアニストの彼です。 確かに、最初に聞いたときはピンとこなかったんです。 Simple Gifts…
ジャズ・トランぺッターを一人挙げなさい、 と言われたら、たぶん私は相当迷うだろうな、と思います。 有名どころでいうと、マイルス・デイヴィス、ルイ・アームストロング、 あるいはリー・モーガンあたりを選ぶ人もいるでしょう。 私はひねくれものなので…
別に廃盤ものが好きというわけじゃないんですけど、 タイトルで紹介しているこのアルバムも見事に廃盤です。 オリジナルアルバムのほうは1991年に発売されているのですが、 復刻版として2012年にCDがリリースされてます。 tower.jp ドイツのジャズピアニスト…
こういう、女性ジャズヴォーカルものって、 なかなか自分自身で手に取ることはめったにないんです。 とはいえ、結構な数のCDやレコードは持ってますけどね(笑) ただ、今回のダーリーン(←名前です)のアルバムは、 私だったら見つけられなかっただろうな、…
アーネット・コブのお話をしますが、その前に。 来週月曜日から働きます。 望んでいた待遇とは少し違いますけど、 退職してから一週間で就職できたのは、ほんと運がいいと思います。 もうしばらくはこっちで暮らしていけそうです。 さすがに、ブログの更新頻…
2020年5月24日。 ジミー・コブが亡くなったとニュースで出た。 私が彼のドラムスと出会ったのはもう四半世紀以上前の話だ。 「King Of Blue」(マイルス・デイヴィス)をあげる人も多いだろうが、 私がこのアルバムを聞いたのはずっとずっと後のことだ。 ウ…
自分自身の好みは懐古的であると思います。 古いジャズ、60年代から70年代をよく聞いているからか、 それ以降の新しめのジャズはあまり聞かない傾向があります。 あ、いや、もちろん一通り聞いてはいるんですけど(笑) ジョルジュ・ロベールはスイス生まれ…
たまたまYoutube見てたんですよ。 そしたら、おススメ動画でこれが出てきたんです。 Dearly Beloved- Naama Gheber 友人の紹介でもなく、知人のおススメでもなく、 たまたま見つけたのがこれだったんです。 どうやらイスラエル出身のジャズヴォーカリストな…
若手ジャズギタリストの一人、ジュリアン・レイジ。 たぶんこういうギターソロのアルバムっていうのは、 私だとなかなか手を出さないものなんだろうなと思います。 言うまでもなくこのアルバムは私の知人のセレクトです。 最近よく聞いているアルバムの一つ…
ビバリー・ケニーの歌声を聞くなら、 このアルバムよりもおススメがたくさんあります。 彼女の「Sings For Playboys」というアルバムは、 シンプルな編成ながら、聞きごたえのあるものになってます。 が、あえてこっちをすすめる理由は、単に私が好きだから…