イギリスのサクソフォン奏者、ディック・モリシーは、
どちらかというと「きわもの好き」な人に受けるサウンド、
という印象を持たれがちですが、
聞いてみるとそんなことはなくて、実はすごい人だったりします。
いろいろと問題はある人だったみたいですけど(笑)
実はこのLP、持ってないんですよね。
友人に音源をダビングさせてもらったテープは持ってますけど、
さすがに四半世紀以上も前のものですから、聞けるかどうか不安です。
SpotifyやYoutube Musicでも一部の音源は聞くことができますけど、
残念ながらこのアルバムに関しては、LPも生産中止になってますが、
一部CDはまだ販売されているみたいです。LIVE版ですけど。
イギリスでジャズ、というとあまり結びつきがないように思うかもしれません。
ジャズの発祥はアメリカということになっていますが、
音楽のルーツを語るのであれば、アメリカで偶然出会った雑多な音楽の結実が、
ジャズの元祖であったりするわけですから、
そういう意味でいうとイギリスも発祥の一端を担っている、とも言えます。
いや、言えるかどうかはわかりませんが(笑)
このブログを書くにあたり、久々に音源を引っ張り出してきました。
「Storm Warning」とは「嵐警報」という直訳になりますけど、
まあ、なんというか、そういう印象もあるかもな、という感じです。
フィル・シーマンの小気味よいドラムス、
ハリー・サウスの居心地の良いピアノ、
そこに割って入るように聞こえてくるディックのテナーサックス。
一言でいうと「面白い」という印象になってしまうんですけど、
久々に聞いてみると、一応ジャズだよな、と思いました。
このアルバムをおすすめしたいところではありますが、聞くのは難しいので、
同じディックのアルバム「It’s Morrissey, Man!」もおすすめしておきます。