音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

勇気をくれたあの曲この曲

私は昔から、精神的に弱い人間である、という自覚を持っています。

人前に出るのは人一倍緊張してしまいますし、

それで失敗したことは一度や二度ではありません。

この前書いた舞台に行った時も、憧れの作曲家を前にして、

緊張して何も言えなくなったり、奇妙奇天烈な行動をしたりしました(笑)

 

私がピアニストを目指せなくなった原因の一つはこれかもしれませんね。

今は、学生時代に演奏できた曲がほとんど演奏できなくなりました。

それは左手の発作のせいでもあるんですが、それはまた別の話ということで。

 

色んな場面で勇気をくれた音楽というのがたくさんあります。

激しく落ち込んだとき、ベートーヴェン交響曲を聞いて奮起したり、

激しく怒りまくったとき、ビル・エヴァンスのピアノソロを聞いて気持ちを落ち着けたり、

激しく泣いたとき、ZARDの曲を聞いて負けない心を養ったり、

激しく笑ったとき、キング・クリムゾンを聞いていろいろ妄想したりしました。

 

 

留学時代に病気になり、4年を待たずに帰国することが決まったその日。

友人のピアニスト、といっても当時はまだ私と同じ学生だったんですが、

その彼が私のホームステイしていた家にやってきて、

おいてあるピアノでおもむろに曲を弾き始めたんです。

それはジャズナンバーでも有名ですが、

チャップリンの映画「モダン・タイムス」で使われた名曲「smile」でした。

なんの前置きもなく引き始めたそのジャズ・ピアノの音色に、

私は当時、悔しくて泣いてしまったことを覚えています。

 

耳の病気が悪化して、そのときは左耳の聴力がほとんど無い状態で、

(今はある程度まで聴力は回復しました)

それでも聞こえてくる音と胸を打つ振動に、私は悔し涙を浮かべました。

もっとこっちで音楽の勉強をしたかった。

あわよくば、アメリカにずっといて音楽をやりたかった。

あと1年弱で全過程が終わったのに、でも帰国しなきゃならない。

本当に悔しい思いでした。

そんな思いで聴きはじめたその曲が、

ふと優しい音色に変わったとき、彼は演奏しながらこういったんです。

 

「またね」と。

 

たぶん、あのときあの曲を聞いていなければ、

そして友人からのあの一言がなければ、

私は今ころどうなっていたんだろうと思います。

そのくらい、勇気と感謝をくれた1曲でした。

今でも「smile」を聞くと、自然と涙がこぼれてきますが、

さすがにそれは悔し涙ではなく、私を再び音楽へ引き戻してくれた感謝の涙です。

 

 

東日本大震災のあった2011年。

私は私生活が大きく激変し、精神的に大きなダメージを受けました。

家から出られなくなり、眠れない日々が何日か続いたんです。

流石にまずいと思い、意を決して病院に向かうわけですが、

電車に乗ることさえままならず、結局自宅で過ごす日々。

その期間、音楽からも離れていました。とても聞ける状況ではなかったんです。

 

ある時、少し調子が良かったので、音楽を聞こうと再生ボタンを押すと、

とある男性の歌が流れてきました。

 

どんなときでも泣いちゃだめだよ どんなときでも空を見ようよ

 

歌の最後のほうで何度もくり返されるこの言葉。

お気づきの人もいるかと思いますが、

これは今から20年以上前に公演された、

サクラ大戦歌謡ショウ第2回公演「つばさ」の1曲である「つばさ」です。

この曲を作曲家でもある田中公平さんがソロで歌うバージョンがあって、

その歌詞が少し変わってるんですよ。

(もちろん作詞家さんの許可もとってあるそうですが)

 

どんなときでも泣いちゃだめだよ どんなときでも空を見ようよ

でも

悲しいときは泣いてもいいさ どんなときでも空を見ようよ

苦しいときも泣いてもいいさ どんなときでも空を見ようよ

 

この歌詞で私は少し心が救われました。

そのくらい、この歌詞には助けられました。もちろん歌声にも。

この曲のおかげなのかわかりませんが、

結局1ヶ月経たずに病は寛解し、今に至ります。

 

同じサクラ大戦でも、テレビアニメ版のEDテーマ「夢見ていよう」は、

先日の舞台でも披露されましたが、この曲もたくさん勇気をもらいました。

 

夢見ていよう 未来はきっと 

希望にあふれ きみのそばにある

だからずっとずっと 夢見ていよう

 

今のこのコロナ禍での状況だと、より一層胸をつく歌詞です。

美しいメロディとともに歌を聞くと、自然に涙がこぼれてきます。

 

 

 

 

Van Der Graaf GeneratorVDGG)はイギリスのプログレバンドです。

彼らの曲、結構よく聞いてます。

歌詞はいまいちよくわからないものもあるんですけど、

レミングス」という曲は、ワタシの琴線に大きく触れた曲の一つでした。

 

わたしがプログレをよく聞いていたのは高校時代です。

その頃というと、なかなか大変な時期だったように思います。

進学校だったこともあり、変人も多く(笑)、

私が音楽の道へと進むことを決めた、ちょっと不安定な時期でもありました。

誘惑も多く、多感な高校生活を送っていた中、

プログレを愛好していたクラスメートから紹介されたのがこの曲でした。

もちろん、VDGGのことは知ってましたし、その曲もすでにアルバムを持ってましたが、

その友人はこの曲の歌詞に共感した、というんです。

 

Cowards are they who run today,
the fight is beginning...
no war with knives, fight with our lives,
lemmings can teach nothing;
death offers no hope, we must grope
for the unknown answer,
unite our blood, abate the flood,
avert the disaster.

 

今逃げるものは臆病だ

戦いはすでに始まっている

武器ではなく、命をかけて戦う

レミングは何も教えてくれない

死が希望を与えるわけがなく、

未知なる回答を我々は手探りでさがさねばならない

我々の血を結集し、その流れを抑えて、

悲劇を食い止めるのだ

 

 

なかなか哲学的な歌詞ではありますが、

言ってることはそれほど難しくはないように感じます。

そのクラスメートは「臆病」って単語をこの歌で知ったそうで、

それはもう嬉しそうに自慢しておりました(笑)

 

高校時代、この曲をそんなにたくさん聞いたわけではないですが、

この歌のラストの歌詞がぐっと来たのでそちらも紹介しておきます。

 

What choice is there left but to live?
to save the little ones?

What choice is there left but to try?

 

生きる以外にどんな選択があるの?

小さな命を救うために?

それ以外にどんな選択が残っているの?

 

当時は全く意味はわからず、そのサウンドに勇気をもらいました。

英語を勉強しているときに、ふとこの曲を思い出して、

改めて歌詞を見てみると、

ヴォーカルであり詩を書いたピーター・ハミルという人は、

すごく文学的才能があったんだな、ということを改めて知りました。

当時も、そして今も、私に気づきを与えてくれる一曲です。

この曲も、今のこの時代だからこそ聞いてほしいな、と思います。

 

なんだか、まとまりがないブログになっちゃいましたが、

これはこれで良いかもしれません。

まだまだたくさんあるので、別の機会に続きを書くかもしれません。

気まぐれでひねくれものなので、

どうなるかは神のみぞ知る、ですが(笑)

 

 

「新サクラ大戦 the Stage」の感想(補筆)

一昨日、舞台を見終わった熱に浮かされるように、

その時感じた思いをそのままブログにぶつけて、

わずか小一時間程度で10000文字以上を書き上げました。

 

hw480401.hatenablog.com

 

まずはこちらのリンク先のブログをお読みになってから、

このブログをお読みになることをおすすめしておきます。

(ネタバレ全開なので、ご注意ください)

でないと、この補筆ブログの意味がないので(笑)

 

 

あ、こちらでも書いておきますが、

サクラ大戦シリーズを全く知らない人向けには書いておりません。

知っている人向けなので、知らない人は読んでもちんぷんかんぷんです。

そして「新サクラ大戦 the Stage」をすでに見た人向けに書くつもりなので、

そうでない人はご注意ください。

 

 

 

 

あれから2日ほど経過して、未だにちょっと舞台ロス状態になってます。

こんな状態になったのは久々です。

以前、東京グローブ座で行われた作曲家・光田康典さんのライブで、

ライブが終演したあと、大人気なく、

「おわっちゃったよ~」って大泣きしたのは何を隠そう私です・・・

それから数日、本当に何もやる気が起きなくなりました。

そして、サクラ大戦歌謡ショウファイナル公演「新・愛ゆえに」を、

2006年某日に見に行ったあともこうなりました。

 

物事には始まりがあれば終りがある。

アタリマエのことなんですけど、

公演中ってそんな事考えていないんですよね。

で、いざ終わってみると、満足感とともに虚無感も襲ってきます。

 

 

さて、このブログは補筆と銘打っています。

一昨日書いた、熱に浮かされた文章を私ももう一度読んでみました。

いやぁ、自分で書いておいてなんですが、

よくもまあ、あの短時間でこれだけ書けたな、と褒めてやりたいです。

 

で、読み返してみて、超絶に甘口で書いたことに対して、

ほんの少しですが、罪の意識みたいなものを感じたんですよ。

ツイッターの紹介文にも書いている通り「辛口」が売りなのに・・・

いや、もちろん一昨日のブログも嘘偽りのない文章ではあるんですけども。

 

なので、ほんの少しだけ補完的なブログを書こうと思いました。

こんなことやるのはブログやってて初めてだと思います。

 

あと、私は普段ほとんどTwitterは見ない人なんですが、

今回の舞台の感想については、ハッシュタグを追いかけました。

で、たくさん感想があって、否定的なものがほとんどないことに驚いたんです。

まあ、否定意見って表立ってやるものではないし、

SNSだけが感想を書く場所ではないですから、それはそれで良いんですが。

 

 

 

また前置きが長くなりそうなので、このくらいで(笑)

 

 

 

今回の舞台のお話ですが、ゲームに沿って進んでいきました。

ゲームをプレイした人なら、展開も結末も知っているものとなります。

 

例えば旧サクラ(この表現が合ってるかどうかはさておき)では、

歌謡ショウというと前半で日常が描かれ、後半は劇中劇というスタイルが定着しました。

特にゲームのストーリーをどうこう、というところはあまりなくて、

オリジナルの脚本と、オリジナルの劇中劇、そしてライブで構成されてます。

 

展開も結末も知っているのに、なぜ熱くなれたのか。

理由は人それぞれだとは思うんですが、私の場合は「追体験」と思ってます。

確かにゲームのストーリーは知ってます。

ただ、それが舞台となり目の前で生の演技で展開されると、

そこには見たことがない景色が広がっているんですよ。

「せっかく舞台で新サクラ大戦をやるっていうのに、オリジナルじゃなくてゲームと同じ内容なんてわけがわからない」という人もいるかと思いますが、

例えば、ゲーム音楽のコンサートなんかもそうだと思うんですよ。

「ゲーム内で音楽が聞けるんだから、わざわざ生のオーケストラで同じ音楽を聞くなんてわけがわからない」という人に、私は今まで出会ったことはありません。

ゲームの内蔵音源は内蔵音源の、生演奏には生演奏の、それぞれの良さがあります。

その良さは個人個人で違うと思うので、具体例は書きませんけど、

今回の舞台も同じようなものではないか、と思っています。

「ゲームにはゲームの、舞台には舞台の、それぞれの良さがある」と思います。

たとえ同じストーリーだったのだとしても、

その見せ方、解釈は千差万別であっても良いんじゃないでしょうか。

 

歌謡ショウとの違いってこともありますけど、

今回の舞台ではそもそも「歌謡ショウ」とは銘打っていません。

あくまでも「新サクラ大戦 the Stage」というタイトルになってますから、

歌謡ショウとは違っていても何ら問題はないように思います。

 

個人的には、今回の舞台のメンバーで歌謡ショウ的なものも見てみたいですけどね。

日常と劇中劇とライブ、という構成は今回の舞台とあまり変わってないようですが、

「日常」部分が少しサブ的な感じになると、面白いかもしれません。

 

 

少しずつ私の中に隠れていたトゲが出始めました(笑)

 

 

別に否定的な意見を改めてこちらから否定しているつもりはないんです。

面白さの尺度は人それぞれですから。

ただ、あそこがだめだった、あそこが嫌いって言い合う飲み会よりも、

あそこがよかった、あそこのシーンがホント好き、って言い合う飲み会のほうが私は好きです。

 

 

 

ハッシュタグで、メインキャスト、芽組、あるいは裏方さんなどが、

裏話やイラスト、写真などを投稿されてました。

舞台ロスの状態でこういうのを見ると嬉しくなります。

さすがに今日は一度もTwitter開いてないので、見てないんですが(笑)

 

 

台詞回しがおぼつかないところがあったり、

歌の音程が外れたり、といったハプニングはありましたが、

全体から見るとそれは些細なものだったと思います。

まあ、ハプニングの瞬間はやっぱりドキッとしますけど(笑)

そういうハプニングも生の舞台の醍醐味の一つですから。

 

なので、やっぱり今回の舞台はすごく良かったんだなと思います。

だから、今週末の再配信もすでに予約してますし、

舞台のBlu-rayも劇場でもらったお手製チラシのおすすめ通り購入しました。

 

あ、ちなみに来場特典のブロマイドは初穂とクラリスでした。

 

補筆になってるのかどうかよくわかりませんが、

終演から2日が経過して、少しは冷静になれたような気もします。

前回のブログでも感謝の念はすでにお伝えしていますけど、

やっぱりここでも言わせてください。

 

素敵な舞台を本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

というところで終わるのがベストなのでしょうけれども、

やはりもやもやするので、観客のマナーについて少し書きます。

 

舞台開始前のアナウンスでも、

開演直後の芽組の方の言葉でも、

「音の出るものは電源をお切りください」という言葉があったにもかかわらず、

切っている人のほうが少なかったように思いました。

幸い、私が参加した2公演については、公演中に音がなることはなかったですけど、

以前行った演奏会では、演奏中に着信音がなるという非常事態もありました。

ヒューリックホール東京のホール内は妨害電波などはなく、

当たり前のように電波が届く場所でしたから、

やっぱりちゃんと電源は切ってほしいな、と思いました。

 

あと、公演後の退場は、一斉退場ではないことは事前にアナウンスされていたのに、

アフタートークが終わったあと、

数人の人が待機せずにそのまま会場をあとにされていました。

予定があったのかもしれませんし、列車に乗り遅れるなど理由はあるでしょうけど、

だったら、その旨を係の人に事前に伝えておけば、と思います。

 

 

公演中はマナーが良かっただけに、

公演の前後でのこの出来事が少し引っかかりました。

 

 

・・・こんな話でしめちゃっていいんだろうか(笑)

ブラスぷらす Op.31

デイヴィッド・マスランカはアメリカの作曲家です。

主に吹奏楽の分野で多くの作品を残しました。

 

「子供の夢の庭」あるいは交響曲あたりが有名だろうとは思います。

おすすめですし、音源も多いので紹介しやすいんですけど(笑)、

ひねくれものなので、やっぱり違うのを紹介したくなります。

 

彼の曲って規模の大きな物が多いんですよね。

「2つのホルンのための協奏曲<海の夢>」もそんな曲の一つです。

 

David Maslanka: A Child's Garden of Dreams

David Maslanka: A Child's Garden of Dreams

  • 発売日: 2015/08/01
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

聞いていただくとわかるんですが、吹奏楽っぽくないんですよ。

矛盾したこと言ってますけど(笑)

規模の大きな曲をたくさん書いていることもあり、

旋律の使い方が上手いですし、聞いてて飽きないんです。

ただ、長大なものが多いこともあってか、

演奏会ではほとんど彼の曲は演奏されないみたいですね。

 


Sea Dreams: I. Moderato con moto

新サクラ大戦 the Stageを2回見てきた(ネタバレあり)

最初に「私とサクラ大戦」のお話をします。

舞台の感想はこのあとたっぷりと書く予定なので、

そちらを見たい方は、長い前置きはすっ飛ばしていただいて結構です(笑)

 

そして、サクラ大戦シリーズのことを1ミリも知らない人向けの記事ではありません。

興味がない方はブラウザを切っていただけると幸いです。

 

 

 

セガ・サターンで新規タイトルを立ち上げる、というニュースは、

当時毎週のようにゲーム雑誌を見ていた私も早々に知りました。

その中に、音楽・田中公平、という文字が踊っているのを見て、

当時恋愛アドベンチャーものを全くやったことがなかった私は、

なぜかその足でゲーム店に赴いて、特別限定版(Type-A)を予約することになります。

そして「檄!帝国華撃団」を聞いて興奮し、「花咲く乙女」で涙しました。

その後、続編「サクラ大戦2~君、死にたもうことなかれ」が発売され、

更に「サクラ大戦3~巴里は燃えているか」「サクラ大戦4~恋せよ乙女」と、

6年間で4本ものナンバリングタイトルが発売されるに至ります。

その後、少し間があき「サクラ大戦V~さらば愛しき人よ」が登場した後、

およそ14年に渡ってナンバリングタイトルが出ない状況となりました。

 

そんなゲーム発売と並行して行われていたのが「歌謡ショウ」と呼ばれる舞台です。

キャラを演じた声優さんが舞台上でそのキャラを演じるという、

今の2.5次元活劇のさきがけともいえる舞台が20年以上前に始まっていたんです。

私も第3回の「紅蜥蜴」以降はほぼ全て参加させていただきました。

楽しかったです。

 

そして昨年末に、新規タイトル「新サクラ大戦」が発売され、

その発表後に舞台化の発表も行われました。

それが「新サクラ大戦 the Stage」です。

当然ながら歴戦のファンの多くは、

担当する声優さんがそのまま舞台に出るものと想像したはずなのですが、

今回の舞台は声優さんとは別の俳優さんが担当する、と発表されたとき、

賛否両論が沸き起こったみたいです。詳しくは知りませんけど(笑)

 

私もサクラ大戦歴は20年以上になりますし、思い入れも強いタイトルの一つです。

公平さんの音楽はやっぱり大好きですし、

広井王子さんの作り出す詩の世界もとても好きでした。

 

「新サクラ大戦」では諸事情で色んな面で刷新が行われ、

そのあたりも賛否両論が沸き起こったみたいです。

ゲームの感想は、今回の舞台とはあまり関係がないので割愛しますが、

サクラ大戦のゲームもアニメもじっくり堪能させていただきました。

 

当初、3月に公演予定だった舞台でしたが、

新型コロナウィルスの感染拡大防止という観点から中止となり、

とても残念に思っていました。

それは演者やスタッフのみなさんも同様でしょう。

チケットは払い戻し処理をして、悶々とした日々を過ごしていましたが、

それから時が経ち、舞台が秋に公演決定したというニュースを、

確か公平さんのTwitterか何かで知ったんだと思います。

 

 

嬉しかったです。

昔から生演奏や演劇は大好きでしたし、

それが「サクラ大戦」シリーズのものであればなおさらでした。

 

というわけで、前置きがとても長くなりましたが、

今回の「新サクラ大戦 the Stage」の感想を書いていきたいと思います。

 

あ、余談ではありますが、

昨日投稿したブログで書いていた「とある舞台」というのは、

この「新サクラ大戦 the Stage」のことです。

一応ブログリンクだけ貼っときますね。

hw480401.hatenablog.com

 

 

 

※ここから先はネタバレオンパレードになります。

舞台を見ていなくて、ブルーレイディスク待ちの方や、

ネタバレ耐性の低い方などはここで読み終えていただくことをおすすめします。

 

 

 

 

「新サクラ大戦 the Stage」

2020年11月19日(木)~11月23日(月)

(全9公演)

ヒューリックホール東京

 

第1部 演劇パート

 

序章

第一話「新たなる風」

第二話「手のひらほどの倖せ」

 

第2部 ライブパート

 

(曲目)※公演初日

スタァ誕生

 

女!! 祭りの心意気

忍者あざみ

帰れる場所

輪舞(ロンド)

乙女なんですよ

 

夢見ていよう

花の戦士

 

檄!帝国華撃団<新章>

 

 

 

シリーズ原作:広井王子

音楽:田中公平

脚本・演出:伊藤アサミ

 

(出演)

天宮さくら:関根優那

東雲初穂:高橋りな

望月あざみ:寒竹優衣

アナスタシア・パルマ:平湯樹里

クラリス:沖なつ芽

神崎すみれ:片山萌美

神山誠十郎:阿座上洋平(声の出演)

 

芽組の皆様

山田せいら

矢澤梨央

雨宮光

飯嶋あやめ

石田彩夏

小太刀瑞姫

永井毬絵

牧野澪菜

三島依

山下由奈

 

(以上、敬称略)

 

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11月19日(木)

この日、私は仕事を中途で切り上げて、

有楽町にあるヒューリックホール東京へとやってきました。

エレベーターに乗りホール前につくと、そこには上の写真のような看板が。

みんなこれ、写真撮ってましたね(笑)

 

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ホールスタッフの方々は、マスクの上からフェイスガードを着けて、

来客の対応をされていました。

手のアルコール消毒、そして検温を行って、

チケットを自ら・・・あれ?ない・・・ほんの数秒前まであったチケットが。

自前のチケットホルダー(無印良品製)の中に。。。

 

ない!!

 

焦りました。

公演初日、しかも前方右側の良席だったこともあり、このまま入れないのかと、

焦りまくった私は、チケットホルダーから右手を上着のポケットへ・・・

なにか紙のようなものが入ってました。

取り出してみると、それは紛れもなく初日の公演チケット。

 

出しやすいように、無意識のうちにチケットをポケットに入れてたんですね。

いやぁ、焦った焦った。

 

と、ホールスタッフの人にチケットを見せると、

何やら不穏な表情に、

「少々お待ち下さい」と言われて、奥にいるスタッフを呼び、

私は、ホールの中程へ連れて行かれました。

まさか、このチケット、偽物!?と思ったんですが、

事情を聞くと、

私の席がどうやら照明の足場がかなり近くて見にくいとのことで、

代わりの席を用意しているとのことでした。

もともと右寄りの席だったのが、真正面の席へ変更となり嬉しくなりました。

 

と、ロビーに見たことがある人がいらっしゃいました。

サクラシリーズの音楽をすべて手掛け、

本公演の音楽監督もされている、田中公平さんその人でした。

つまりは、私のチケット騒動の一連を見られていたことになるわけで、

こっ恥ずかしい限りでしたので、照れ隠しに「こんにちは!」と挨拶をしたところ、

お返事をいただけました。

自分のあこがれの音楽家が目の前にいるわけで、

歌謡ショウでもコンサートでも何度も目にしているにもかかわらず、

緊張して、挨拶だけしてそのままホール内へと向かいました。

 

ホールへ入ると、正面に薄いベールのかかったセットが。

公演中にもこのベールが随所に登場するんですが、

これがスクリーンの役目を果たすことになる、ということは公演中にわかりました。

 

そして、バンドネオンの音色が薄く鳴り響いていました。

その曲がなんとも心地よくて、仕事疲れで眠りそうになりましたがこらえました。

 

開演のブザーが鳴り、「スタァ誕生」のイントロが鳴り響くと、

そこに現れたのが10人の女性達でした。芽組(めぐみ)の方々です。

このアンサンブルの皆さんが本当にすごかったんです。

 

この舞台は、ゲームのストーリーをベースに作られています。

 

帝国華撃団花組のメンバー5人、

そして大帝国劇場の総支配人であり、

花組のトッッッップスターでもあった神崎すみれ、

そして花組の隊長として着任する神山誠十郎(声のみ)、

と、メインのキャストはこの6人(7人)のみ。

あとのモブキャラ、サブキャラ、敵キャラなどは、

すべてこの芽組10人で演じている、というから驚きでした。

 

そうなんです。この舞台はステージ上に女性しか登場しないんです。

神崎すみれの秘書である竜胆カオルも、

売店を取り仕切っている大葉こまちも、

ファン代表の西城いつきも、

道行くおじさんや少女、あるいはカップルも、

敵キャラである傀儡機兵も、すべて芽組がカバーしているんです。

その活躍は公演の最初から終わりまでずっと続きます。

来年3月にこの舞台がブルーレイディスク化されて発売されるので、

興味がある方はぜひそこで確認していただきたいです(宣伝)

 

 

(序章)

主人公、天宮さくらが東京に到着して、

大帝国劇場を訪れるところから物語は始まる。

すでに花組メンバーとなっている、

東雲初穂とクラリッサ・スノーフレイク(クラリス)、望月あざみと出会い、

そして支配人である神崎すみれから今の帝国歌劇団の実情を聞かされる。

歌劇団の公演は閑古鳥が鳴き、帝都の守りも上海華撃団に頼らざるを得ない状況。

それでも、期待と夢に胸を膨らませたさくらは、花組への入隊を決意する。

そんなとき敵が来襲し、花組3人で対応をするも苦戦を強いられる。

初穂やクラリスが諦めムードになる中、ただ一人さくらだけは諦めようとしない。

そして、めげない心と粘り強い攻撃で来襲した敵を撃破する。

それを見た神崎支配人は、ある男にこの花組を託すことを決意するのだった・・・

 

 

(第一話)

神山誠十郎が帝劇へとやってきた。帝国華撃団花組の隊長として。

幼馴染のさくらとの出会いから、初穂、クラリス、あざみと出会い、

その後、帝国歌劇団の公演「桃太郎」の大失態を目撃し、団の行く末に不安を覚える。

そんな中、降魔が再び襲来する。からくも一度は撃退するも、

帝劇が不明な妖力に満ちた空間に閉じ込められ、初穂とクラリスは行動不能となる。

しかし、さくらだけは傷つきながらもけして諦めようとはしなかった。

艦長時代の苦い思い出が心の傷となっていた神山だったが、

そんなさくらの諦めない心に感化され自らの出撃を志願。

最新鋭機・無限の試作機に乗り込んだ神山は、

傀儡機兵の大群をさくらとともに撃破する。

 

 

(第二話)

無限の購入により資金が底をついた帝国歌劇団

そんな歌劇団のテコ入れのために、大女優アナスタシア・パルマを招聘。

本格的に歌劇団の公演のスキルを上げることにより、資金難を克服しようとする。

そして、新作の脚本を花組メンバーであるクラリスが担当することになり、

その手伝いとしてクラリスとデートをすることになった神山は、

彼女の秘密「重魔導」の事実を目の当たりにする。

自ら忌み嫌うその力のことを話そうとするクラリスだったが、

そんな中、上級降魔である「朧(おぼろ)」が現れ、

帝国華撃団はピンチに。そこでクラリスが覚醒し、重魔導の力で朧を撃退。

それからしばらくして、クラリスの書き上げた「ダナンの愛」が公演、

この興行が大成功となる(かどうかまでは描かれてませんけど・・・)。

 

 

というのがこの舞台の大まかなストーリーです。

だいぶ端折ってしまいましたが(笑)

 

 

で、初日の感想なんですが、やはり緊張が見て取れました。

が、そんな些細なことはどうでも良くなるくらいに素晴らしい舞台でした。

 

序章の一番最初に「新サクラ大戦」のOPである、

檄!帝国華撃団<新章>」を、殺陣付きで歌うんですよ。

公平さんが作ったこの新章、Aメロからかなり難しい上、

サビでさくらがハイトーンで歌うところがあるんですけど、

花組の皆さんは本当に歌がうまい!圧倒されました。

そしてこの新章でまず私は涙流してました。

何度も何度も聞いているこの新章が、

生で聞けることへの感動。

 

そして、メインキャラみなさんが「まんま」なんです。

さくら、初穂、クラリス、アナ、あざみ、すみれ・・・

みんなみんな、舞台上でちゃんと生きてるんです。

キャラに寄せつつも、ちゃんと個性を出している感じと言うんでしょうか。

けしてモノマネではなく、役を演じているという感じと言うんでしょうか。

言葉が出てこなくて申し訳ないんですが・・・

 

あと、映像演出がすごい!

光武という花組のメンバーたちが乗り込む機体が登場するんですが、

その乗り込む演出とか、戦闘シーンなど、

いろんなところでプロジェクションマッピングが使われていて、

とても臨場感たっぷりに楽しめました。興奮しました。

必殺技のシーンも映像が凝っていてとても楽しめました。

その戦闘シーンでも芽組が活躍します。

黒子となり大道具を準備したり、敵キャラを演じたり、

そりゃもう随所に登場するわけですよ、芽組のみなさんが。

いやぁ、すごかった。その一言です。

 

あと、ストーリーが凄く良かったです。

ゲームの方でもすでに体験済みにも関わらず、

序章でさくらがめげずに戦い続けているところや、

一話で神山が戦闘に加わってからのシーン、

二話の終盤での朧との戦いなどは、ずっと泣いてました。

今日2回めも見てきたんですが、やっぱり同じところで泣いてました(笑)

 

あとはLIPSですね。

Live & Interactive Picture Systemの略なんですが、

「制限時間のついた選択肢」ってことですね。

ゲームのほうではおなじみのシステムでして、

この選択により、ストーリーはあまり変わらないんですが、

キャラごとの好感度に大きく影響を及ぼすという画期的なシステムです。

そのLIPSを舞台上で再現したんです。

お客さんの拍手で選択肢を決める「CLAP LIPS」というのがそれです。

初回公演のときには選択肢のみが登場していたんですが、

今日見に行った2回めの公演では、

「CLAP!」と大きく書かれた文字が追加されてわかりやすくなってました。

拍手によって、隊長が硬派になったり軟派になったり、面白いですよね。

 

 

あとは何より音楽のお話です。

決めのところで登場する音楽がゲームと同じでかっこよかったです。

新章のインストバージョンや、「反撃のテーマ」は本当に燃えました。

公平さんの作る音楽はやはりすごいの一言でした。

ゲームでも興奮しましたが、舞台でもその映え具合は健在でした。

各話の最後に流れる「勝利のテーマ」は、

前述の反撃のテーマを派生させた音楽なのですが、これ聞くだけで泣けます(笑)

あとは次回予告ですね。新章のイントロが流れるだけで燃えます。

そして、キャラの生予告ナレーションが素晴らしかった。

序章から一話への次回予告ではさくらが、

一話から二話への次回予告ではクラリスがそれぞれ担当していました。

舞台では二話までで終了してましたが、きっと次回その続きが見られるのでしょうね。

見られるはずです。いや、きっと、絶対に。

 

第1部の舞台パートのラストは「ダナンの愛」のクライマックスシーンの上演です。

劇中劇という形ですね。とっても素晴らしかったです。

「ダナンの愛」のパートは公平さんの舞台書き下ろしだそうで、

この曲がもう最高すぎて、後半はずっと泣いてました。

5人それぞれが素晴らしかったんですが、

高橋りなさん演じる初穂の別の旋律がツボでした。

 

 

あ、それぞれの役者さんの感想はそれぞれまとめて最後に書きます。

 

 

第1部の舞台につづいて、第2部はライブパートです。

固定となっているセットリストはこちらみたいですね。

 

スタァ誕生(5人)

女!! 祭りの心意気(初穂)

忍者あざみ(あざみ)

帰れる場所(アナスタシア)

輪舞<ロンド>(クラリス

乙女なんですよ(さくら)

 

で、このあとの2曲が日替りだったみたいです。

 

・花の戦士(パチスロ版の主題歌)

・夢見ていよう(旧アニメ版の主題歌)

・桜夢見し(新アニメ版のED)

 

この3曲のうちの2曲が選ばれる感じでしょうか。

ちなみに初回では、

・夢見ていよう

・花の戦士

 

本日の昼公演では、

・桜夢見し

・花の戦士

 

の2曲が演奏されました。

更にいうと、千秋楽では全3曲が歌われました。

まさにお得な公演だったみたいですね。生で見たかった・・・

 

そして最後は「檄!帝国華撃団<新章>」です。

事前に行われた、神崎支配人による振り付け講座の成果もあったのか、

ほとんどの人が振り付きで聞いていました。

いやぁ、やっぱりこの曲は燃えます。泣きながら踊ってました。

 

 

各キャラソンの感想も、ブログ最後の役者さんそれぞれの感想でまとめて。

 

 

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さて、楽日です。

昼公演と夕方公演の2回行われました。

昼公演は前述の通り会場で、そして夕方公演は配信でそれぞれ観劇しました。

いろいろとブラッシュアップされているのは素人の私でも感じました。

緊張していた感じはだいぶ和らぎ、没入度がランクアップしてましたね。

泣くところは当然のごとく泣きまくり、興奮するところは興奮し、

そして、終わったときは満足度最高でしたが、

同時にこれで生で見られるのは最後なのか、と虚無感にも包まれてました。

 

楽日昼公演入場時、公平さんがロビーにおられました。

少しお話をしようと近づき、何を話すか全て忘れ、

結局、中止となった公演のチケット(A列)を見せて、

「公演中止残念です」って言おうと思って、それすら言えず、

「おお、すごいいい席じゃない~」って公平さんに言われて、

舞い上がって「楽しみにしてます」って言って笑って立ち去りました(笑)

相変わらず豆腐のメンタルです・・・

 

そして舞台を堪能後、アフタートークが行われました。

最初に登場したのは、音楽監督田中公平さんご本人。

田中公平役の田中公平です」という定番の自己紹介も封印、

音楽監督の田中です」といったあと、

花咲く乙女の一節を歌い始めました。ほんの少しでしたが感動しました。

そして、花組の5人が登場して、公平さんのMCでトークが進行します。

お題は「お気に入りの歌」でした。

クラリスは「輪舞」

アナは「帰れる場所」

あざみは「忍者あざみ」とそれぞれキャラソンをお気に入りに。

初穂も自分のキャラソンをお気に入りとしつつも、

「夢見ていよう」をお気に入りとして紹介されてました。

そこでなぜか泣いてました。

 

「夢見ていよう」は私が病気でめげていた頃に、

その前向きな歌詞で救われた1曲でした。

公平さん自ら歌った「つばさ」と合わせて大事な大事な歌なんです。

それをお気に入りと言われたとき、そのことを思い出して泣いてしまいました。

 

さくらのお気に入りはきゃらそんである「乙女なんですよ」と、

やはり「檄帝国華撃団<新章>」でした。わかります。

私もこれを初めて聞いたときは、感動で震えました。

 

昼公演のアフタートーク、本当に良かったです。

出来れば、各公演のアフタートークもみてみたい気もしますが、

ブルーレイディスクに全部収録してほしいところではあります。

ぜひ、ぜひ!!

 

 

楽家のはしくれなのに、専門的なことを何も言わず、

ただただ感想を垂れ流しただけのブログとなってしまいました。

すいません。でも、そのくらい感動したということです。

 

 

さて、ここからは各出演者の感想を書いていきたいと思います。

 

 

最初は、神崎すみれ役の片山萌美さん。

偶然なんだそうですが、すみれと同じ位置にホクロがあるんですよね。

そして、舞台上ではすみれ様でした。

個人的には緩急の付け方が本当に素晴らしかったです。

「結果を出しなさい、神山くん」と強く言ったあとで、

優しい声音で「あなたならきっと、大丈夫」と言うんですけど、

そこの緩急で鳥肌が立ちました。

他のキャラと違い、神崎すみれはシリーズキャラということもあって、

相当なプレッシャーを感じていたかと思いますが、

大役、本当にお疲れさまでした。

ぜひ次回は「スタァ誕生」をカオル、こまちと3人でお願いします。

 

 

続いては、望月あざみ役の寒竹優衣さん。

何より可愛かった。

歌は苦手とおっしゃってましたが、

ライブパートでの「忍者あざみ」は寒竹さんらしい歌声で、終始ニヤニヤでした。

山村響さん演じる望月あざみとも違う、

寒竹優衣さんだからこそできる望月あざみが体現されていたように思います。

まさに「まんまあざみ」でした。

ここで白状しますが、ゲームではあざみルートはまだ未攻略でして(笑)、

そこだけは本当に申し訳なく思っております。

そして、アナスタシアとの共闘シーンはとてもかっこよかったですよ。

「無双手裏剣」のところはキメ顔とともに、やっぱりニヤニヤしてました(笑)

・・・なんかいろいろとすいません。

 

 

アナスタシア・パルマ役の平湯樹里さん。

まずは「帰れる場所」の歌唱お疲れさまでした。

ご本人のキーよりも高めになっていたそうなので、ご苦労されていたみたいですが、

初日、そして本日の公演ではそんなことを微塵も感じさせない堂々たる歌いっぷり。

まさに「まんまアナ」でした。激しい振り付けも大変そうでしたが(笑)

ダナンの愛での歌声は感動で震えました。

演劇パートでも存在感、そしてライブパートでのにこやかな顔は、

見ているこちらも嬉しくなりました。

前述のあざみとの共闘シーンはかっこよかったです。

 

 

クラリス役の沖なつ芽さん。

「地獄」が聞けて嬉しかったものの一人です(笑)

「輪舞」は私も好きな曲のひとつなのですが、歌声がとてもきれいでした。

ダナンの愛での歌唱パートは聞いていて震えてしまいました。

最初のツンケンした感じから、じわじわと可愛くなっていくさまは、

ゲームまんまのクラリスで嬉しかったです。

演劇二話の朧へのあの怒りの言葉からの逆転勝利は、

結果を知っていながらもハラハラして、でも嬉しくて。

次回予告でのあの祈りのポーズは胸キュンです。

 

 

東雲初穂役の高橋りなさん。

どうやらMCは苦手だったそうですね。

実際に見てないのでなんとも言えないんですが。

それにしても歌が本当にすごかったです。

なにか忘れましたが、りなさんのYoutubeチャンネルのことを知り、

ゲキテイも聞かせていただきました。

声が初穂とは違っていることに驚きでした。声を作られてるんですね。

「女!祭りの心意気」での声は、もうまんま初穂でした。

「ダナンの愛」での初穂パートの歌声、涙しました。

今度のライブで「オイサ」が言えること、楽しみにしています。

 

 

天宮さくら役の関根優那さん。

まずは座長本当にお疲れさまでした。

終始かっこよかったです。

さくらのあきらめない心のパートは、優那さん自身の必死さと重なり、

思わず涙することが多かったように思います。

ダナンの愛でのダナンの歌声もとても良かったです。

「乙女なんですよ」も、さくらがそのまま歌っているようで素晴らしかったです。

ライブパートラストの新章での「さん、はい」は可愛らしかったですね。

歴代歌謡ショウを踏襲した掛け声は、初日は行われなかったようですが、

今日観させていただいたときには追加されていて、安心して踊れました。

 

 

追加ですが、活劇桃太郎での、

さくらと初穂とのズッコケシーン、

その後のクラリスの「ウッキー」まですべてが可愛らしかったです。

 

 

芽組の皆様。

舞台の最初から最後まで縦横無尽の大活躍、本当にお疲れさまでした。

この舞台は芽組がいなければ成立しないものだと思っています。

サブキャラをやられていたのがどなたなのかはまったくわかりませんが、

キャラの作り込みが本当にすごかったと思います。まんまでした。

特に朧は声の迫力もあり、ゲームとは違った憎らしさがにじみ出ていました。

個人的には、最初の真宮寺さくら役と幼少期のさくら役がツボでした。

 

 

脚本、演出の伊藤アサミさん。

素晴らしい舞台をありがとうございました。

斬新な戦闘シーンは本当にすごいの一言でした。

また、随所に散りばめられたサクラ愛を感じる演出に、

ああ、生で見られてよかった、と本気で思いました。

舞台を具現化することにはかなりのご苦労もあったと思いますが、

こうして全てが結実した舞台は、本当に素晴らしかったです。

また、続編でもよろしくおねがいします!

 

 

最後に音楽監督田中公平さん。

すいません、公平さんのことは尊敬しているのですが、

「先生」という呼称がどうにも苦手なもので、

「さん」付で勘弁していただけると幸いです。

公平さん、あの時の約束を果たしていただき、ありがとうございました。

こうしてサクラ大戦は新しい形で実を結び、

さらには舞台化までたどり着くことができました。

これが続いていくことが私の希望です。

ファンの多くもそれをきっと望んでいるだろうと思います。

興行的に今回の舞台がどうだったのかは私にもわかりませんが、

それでもやはり、この舞台版のキャスト全員に、

満員の客席と、応援や掛け声が伴ったライブを体験してほしいと願っています。

夢のつづきはまだ終わっていないと、私は信じています。

 

ということをロビーで伝えたかったんですが、

緊張しすぎて5月のライブチケットだけ見せてしまってホントに申し訳ないです(笑)

 

 

気がつけば、1万字を超えてしまいました。

ざっくりと書くつもりが、こんなことになるなんて・・・

それだけ今回の新サクラ大戦の舞台が良かったのでしょうね。

 

演者の皆様、スタッフの皆様、

そしてすべての関係者の皆様、本当にお疲れさまでした。

このようなコロナ禍での公演、ゼロリスクではないのに、

開催してくれたこと、本当に感謝しています。

ぜひ、3月のライブも伺いたいと思ってます。

チケットに当たれば、ですが(笑)

Incidental Music Vol.89

今日は2020年11月20日、金曜日です。

季節外れな暖かい日でした。

 

昨日は観劇をしてきました。

昨日初演を迎えたとある舞台なのですが、とても良かったです。

まだ千秋楽である23日まで公演は続くので、感想は当日の夜にUPする予定です。

でまあ、思うことは色々とあるんですけどね。

やはりこのご時世ですから、どうしてもいろいろな制限が課されることになります。

観劇中はマスクは着けたままであるとか、声援は禁止であるとか。

不自由で中途半端なエンターテインメントを提供するくらいならやめたほうがいい、

という意見も少なからずあることも見聞きはしています。

昨日観た舞台は、たしかに不自由なところも少しありましたが、

中途半端なんて言葉をかけられないくらいにいい舞台だったと思いました。

 

同じ催し物は2回見ないと心に決めていたはずなのに、

公演前にチケットが余っていると聞いて、23日の昼公演も見に行くことにしたのは、

少しでも応援したいという気持ちのあらわれなのかもしれないです。

全日行っているというツワモノもいるとかいないとか・・・羨ましい。

 

舞台は生ものといわれます。

同じ演目を何度も見に行く人、というのは、

その出演者の熱狂的なファンであるというのも大きいのかもしれませんが、

一日とて同じ公演は存在しないともいわれます。「なまもの」たる所以ですね。

私も自分ルールを破ってしまったこともあるので、

これからは我慢しないで行きたいときに行くようにします(笑)

 

 

前置きが長くなってしまいましたが、

エンタメ業界がこういう時代に提供できるものはどういうものなのか、

一つの答えを、昨日の舞台で見せられたようにも感じました。

 

 

 

で、ようやく本題です(笑)

 

 

私の最初に見たミュージカルってなんだろうって考えてました。

どうにも記憶があやふやなのですが、たぶん「Anything Goes」だと思います。

「Kiss me, Kate」かもしれないですけど・・・

 

Anything Goes: The New Broadway Cast Recording (1987 Broadway Revival)

Anything Goes: The New Broadway Cast Recording (1987 Broadway Revival)

  • アーティスト:Anything Goes
  • 発売日: 1991/08/12
  • メディア: CD
 

 

ミュージカル、映画音楽で活躍した、

アメリカの作曲家、コール・ポーターの傑作の一つです。

稀代のメロディメーカーの一人だと私は思ってるんですが、

この「Anything Goes」でもその魅力は健在です。

「Anything Goes」「I Get a Kick Out of You」などなど名曲がたくさんあります。

 

そして、来年夏に日本で公演されることが決定しているみたいです。

私も見に行きたいですけど、来年の夏、どうなっているんでしょうね・・・

それが少し気がかりではありますが、もう一度生で聞いてみたいと思います。

 

 

自由が丘

地名のタイトルを付けたのって初めてじゃない気もしますが、

なんとなくつけたタイトルじゃないんです。

 

思い入れのあるアーティストって誰でもいると思います。

なるだけ公平な目を持つために、俯瞰的に曲を聞く癖はまだ取れませんけど、

それでもいいなぁ、と思うアーティストっていっぱいいます。

 

高橋優さんのアルバムはだいたい聞いています。

だからこそ、9月にデジタル配信でリリースされた「自由が丘」という曲に、

少なからず衝撃を覚えたんですね。

いつもの彼の音楽とは大きく違って聞こえたからです。

 

recochoku.jp

 

彼の歌で代表曲の一つといえば「明日はきっといい日になる」でしょうか。

個人的には優さんのも好きですけど、Rihwaさんのカバー版も好きです。

 

で、配信限定のタイトルとして、

7月から3ヶ月連続でシングル曲を配信するという試みで、

7月「one stroke」

8月「room」

9月「自由が丘」

と続き、翌10月に発売されるアルバム「PERSONARITY」へと続くことになります。

ちなみに、アルバムはもちろん購入済みです。

 

one strokeもroomもとても良い楽曲ではあるのですが、

自由が丘はそのどちらとも違う印象を受けました。

ありていにいうと、泣きました。

 

特別歌詞に思い入れがあるというわけでもなく、

アレンジもそれほど奇をてらうところは少なかったはずなのに、

なぜかズンと歌声が染み込んできたんです。意味がわかりませんでした。

 

好きな人に、

好きな人達に、

無性に会いたくなりました。

 

 

いい曲なので、ぜひ聞いてみてください。

優さんの公式Youtubeチャンネルでも試聴できますけど、

出来ればこのアルバムがおすすめです。

私は連続配信では聞けなかったので、このアルバムで全部聴きました。

 

PERSONALITY (期間生産限定盤A)

PERSONALITY (期間生産限定盤A)

  • アーティスト:高橋優
  • 発売日: 2020/10/21
  • メディア: CD
 

 

Lyle Mays / Fictionary【ジャズのススメ 139】

ライル・メイズのことを話すのはあまり気が進みません。

彼は今年の2月に亡くなってしまったからです。

でも、いつか書かねばと思っていたので書きます。

 

ライル・メイズというピアニストのことは知らない人も多いと思いますが、

パット・メセニーといえば「ああ」と思う方も多いでしょう。

パット・メセニー・グループの一人としてピアノを引き受け、

彼の音楽に大きな影響を与えた、とも言われています。

私自身、それほどパット・メセニーの楽曲を聴き込んでいるわけではないのですが、

それでもライルの音色はどこにいても気づくんだろうな、と思います。

そのくらい個性が強いともいえますし、異端ともいえます。

 

そんな彼のソロアルバムから一つ、と言われると、

やっぱりこのアルバムになってしまうんですよね・・・

 

Fictionary

Fictionary

 

 

このアルバム、結構ジャズになってるんですよね。当たり前なんですが(笑)

彼の個性の一つであるリズムのとり方というのがこのアルバムでも垣間見えますが、

全般的には正統派ジャズという仮面をかぶったものになっています。

最初、友人にこのアルバムをおすすめされたときも、

「え、これがライル・メイズなの?」と聞き返したほどですから、

当時の私の驚きを少しは感じられるのはないでしょうか。

 

アルバム自体はとても素晴らしい出来です。

メンバーも超一流、アンサンブルは確かです。必聴。