音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

現代音楽を聞く その108

現代音楽作曲家の西村朗さんが昨年9月に亡くなられた、

というニュースを知ったのは、彼の音大時代の親友であり、

同じ大阪生まれの劇伴作曲家である田中公平さんのポストによるものでした。

 

現代音楽に傾倒していた若かりし当時、

私は西村さんの音楽を聞いて、模倣してその技術を我流ながら研究していました。

そのこともあり思い入れの深い作曲家のお一人でもあります。

なので、西村さんの楽曲を紹介しようと思ったんですが、

昨年、もう一人現代音楽の巨匠がもう一人お亡くなりになっています。

 

松平頼暁さんです。

 

狂気と緻密さが同居するような松平さんの音楽は、

やはり学生時代の私を虜にしていた時期が、たしかにありました。

 

一番彼の楽曲で聞いたのはなんなんだろう、と思い巡らせていますが、

出てきたのは1曲だけでした(笑)

その曲「マリンバとオーケストラのための『Oscilation』」は、

最近になってまた聞き始めた楽曲でもあります。

Oscilation(オシレーション)とは、ゆらぎや振れという意味合いです。

ミニマル的な印象も垣間見える音楽ですが、

リズムにも音色にも緻密なゆらぎがみられる、そんな1曲です。

 

年始からの怒涛のニュースラッシュで、

テレビをほとんど見なくなってしまったわけですが、

そんな私を慰めてくれるのはやはり音楽でした。

 

人を選ぶ楽曲ではありますけど・・・

 

 

 

 

2023年のご挨拶

どうもお久しぶりです。

まいどまいどこういう書き出しになってしまってますが(笑)

 

思えば夏に投稿して以来なので4ヶ月以上もあいてしまったことになります。

そして、今日は大晦日

 

今年は生演奏に触れる機会が少し増えたかなと思ったんですけど、

結局ほとんど行かなかったのは、コロナの影響もあるのかもしれませんね。

そして、今年はたぶん今までで一番忙しかった1年だったかもしれません。

投稿頻度もかなり減ってしまいました。

音楽の仕事もほとんどやらず、もっぱら本職でずっと過ごした1年でした。

 

ですが、その仕事を来年早々に辞めようかと思ってます。

晦日に書く内容ではない気もしますけどね。

今、自分の時間が持てていないこともありますし、

本当に自分がやりたいことってなんなんだろうと振り返っています。

 

すでに半世紀を生きている私ではありますが、

余生をどう過ごすべきなのか、今のまま安定した仕事を続けるべきなのか、

たぶん人生最大の岐路に立っています。

 

やりたくないけど、生活をするにはそれ相応の稼ぎが必要であり、

その稼ぐ手段が手中にある今、それをみすみす手放すことには、

相当の覚悟がいるものです。今も実はまだ迷ってます。

 

というわけで、この場ではほとんど発信はできませんでしたが、

公私共にお世話になった方へ改めて御礼申し上げます。

今年もありがとうございました。

来年がどうなるのか、今もまだ未定です。

 

今、紅白を見ながらこのブログを書いています。

テレビではYOASOBIさんの「アイドル」が流れています。

たぶん、私も今年一番聞いた歌ではないかと思います。

いや、Adoさんの「唱」の方が多く聞いたかもしれませんが。

とにかく、今年もたくさんの音楽を浴び続けました。

 

来年もマイペースで色んな音楽を見聞きして、

この場で紹介できればと思っております。

 

皆様、良いお年をお迎えください。

2024年も何卒よろしくお願い申し上げます。

ブラスぷらす Op.43

お久しぶりです。

生きてます。

 

ブログを書いていない間、

ゼルダの伝説TotKをクリアして号泣したり、

世間を賑わせていたニュースに一喜一憂したり、

はたまた仕事が忙しくて、妄想にふけっていたり、

いろいろとやっているうちに、ブログ書くのを完全に忘れておりました。

3ヶ月あくのはさすがにまずいと、PCの前に座ったのはいいものの、

何を書くのかここまで何も考えてません(笑)

 

全日本吹奏楽コンクール好きです。

いきなりの告白ではありますけど。

なので、毎年課題曲は一通り聞いてはいるんですよ。

すでに来年の課題曲も発表されている中で、

あえて今年の課題曲を聞いているのは、時代に乗り遅れているからでしょう。

 

どれもこれも吹奏楽コンクールにぴったりな曲ではあるんですが、

なかでもひときわ目を引いたのは、

やはり天野正道さん作曲の「レトロ」ですかね。

 

【2023年度課題曲】Ⅲ レトロ《小編成ver.》/天野正道 - YouTube

 

作曲家本人による解説なども動画で上がっているんですけど、

これだけ本格的なリズムのあるポップスが出てきたのは、単純に嬉しかったです。

一度は生で聞いてみたいものです。

 

Preset - Monkey Shop


www.youtube.com

 

関西に長く住んでいたこともあって、

私が生まれた70年代や80年代はお笑い番組をたくさん見ていました。

 

鶴瓶上岡パペポTVのお話は以前にしたかもしれませんけど、

10年以上も続いた人気番組の一つでした。

ただ、笑福亭鶴瓶さんと上岡龍太郎さんの二人が舞台で喋るだけ。

深夜番組でしたが、当時学生だった私は夢中になってみていました。

 

私は未だに上岡龍太郎さんの天才的な話芸というかトーク力に、

勝っている芸人さんを残念ながら知りません。

私の好みとぴったり合った芸人さんのお一人でした。

まだまだ現役で頑張れるであろう2000年に芸人を引退し、

以降はメディアに出ることはほとんどありませんでした。

 

パペポTVで一度鶴瓶さんが急遽休んでしまったことがあったんですけど、

その時、上岡さん一人でおよそ一時間ずっと喋り続けて、

しかも笑いを取り続けたという伝説の回は未だに忘れることができません。

 

今の時代では受け入れられなかったかもしれない、と思うと、

あの引退は本当に絶妙のタイミングだったんだろうな、と今更ながら思います。

 

そんな上岡龍太郎さんが先月亡くなられたという報道がされたのは、

つい最近のことでした。

 

で、ふと思い出したのがパペポTVのことだったんです。

 

 

導入が相変わらず長いですけど(笑)、

そんなパペポTVではOP、EDに洋楽を流していました。

当時はよく知らないアーティストが歌っていたこともあって、

音楽だけやけに耳に残ってて、名前も曲名も分からなかったんですが、

音楽という業界に長く携わっていたこともあってか、

ふととある曲を思い出して、聞きたくなりました。

 

それが、フランスのファンクミュージックトリオのPreset(プリセット)が歌う、

「Monkey Shop」という曲です。

日本でのリリースが1987年となってますから、今から36年も前のことなんですね。

 

でも、今聞いても・・・まあ、少し古くさいかもしれませんけど(笑)、

それでもこの独特のリズムは癖になって、何度も聞きたくなってしまいます。

 

単にお笑い番組好きのひいき目なのかもしれませんけど。

Incidental Music Vol.101

絶賛ゲームを楽しんでおります。

先日発売されたゼルダの伝説Tears Of The Kingdom(以下、TotK)。

以前までであれば、一日10時間前後楽しんで、

一週間を経ずにクリアまで漕ぎつけてしまうということもやってましたが、

私も4月で大台にのってしまい、

体力、集中力、気力、胆力その他もろもろが継続しなくなり、

仕事が忙しいことも相まって、

基本的にまったり、ゆったりとプレイしております。

一応がんばりゲージはもうすぐフルになるところまで進めましたが、

まだ4つのうちの1つだけしか「あれ」をクリアしてないので、

このままのペースですと、

7月の海の日辺りまでまったりとやることになるのかなと思います。

 

 

 

 

と、関係ないところから語ってしまいましたが。

 

劇伴を紹介するこのブログ、先日100回を迎えました。

そして記念すべき101回目ですが、なに書こうか全く考えてなかったです(笑)

 

以前にも何度か書いたかと思うんですが、

このブログを書く際には、事前の下調べとか準備などはほとんどやらず、

(まあ、楽譜起こしたりするものもあったり例外も多少ありますが)

その時の気分と勢いで書いて、ここまで続いているわけですけども、

今回も例に漏れず何も考えないでここまで書いております。

 

最初にゼルダの話をしたから、それ系の紹介にしようかとも思いましたが、

最近聞いた劇伴で良かったものを紹介したいと思います。

 

 

映画の公開前に2023年版のサントラを聞くのはどうなのか、とは思ったんですけど、

Apple Musicなどのサブスクでも配信されておりますし、

Part Of Your WorldやUnder the Seaなどの名曲を聞く魅力には抗えませんでした。

 

とはいえ、聞いてて「今更感」は拭いきれませんでした。

オリジナル版はいまから30年以上前のアニメーションですし、

アラン・メンケンの音楽はその頃にはすでに完成されていましたから、

焼き直し、というレッテルを貼られるのも致し方ないかもしれません。

 

が、名曲はやはり名曲です。

歌い手が変わったとしても、アレンジが変わったのだとしても、

原曲の素晴らしさが損なわれることはなく、

でも、比較対象としてみられるジレンマみたいなものはあるんでしょうけど、

それでも、完成度はかなり高いと思いました。

 

映画、見に行くかどうかはまだなんとも言えませんが(笑)

田中公平アコースティックコンサート2023

 

hw480401.hatenablog.com

 

去年も行きました。今年も行きました。

 

田中公平さんのコアなファンを自称するわけではないんですけど、

個人的にはコンポラキッドとかザ・サムライ(OVA)の頃から、

お名前はなんとなく知っていたので、歴だけは長いと思います。

ちなみに、ザ・サムライは漫画(春日光広さん原作)からずっと大好きでした。

 

とまあ、関係なお話から書いてしまいましたが、

今年も銀座にある王子ホールにてアコースティックコンサートが開かれました。

田中公平さんのTwitterでは「この形での演奏会は最後になるかも」とのことでしたが、

コンサートの最後に「またあいましょう!」って言ってたので、

もしかしたら来年も!?と期待はしております(笑)

 

 

田中公平アコースティックコンサート2023

2023年5月6日(土)王子ホール

昼の部 13:00開場 13:30開演

夜の部 17:00開場 17:30開演

 

田中公平(ヴォーカル&ピアノ)

川村竜(ベース、トーク

鈴木直人(ギター)

岩瀬立飛(ドラムス)

庵原良司(サクソフォン、フルート他)

 

鈴華ゆう子(ゲストヴォーカル)

皆川真里奈(ヴァイオリン)

 

(以上、敬称略)

 

<セットリスト>(昼夜とも)

 

輝く、銀座ストリート

この世は楽し

カモナ浅草

ここはパラダイス

 

シャイダー・ブルー

イムリミット

水に映る月

夢よ

 

鉄の星

 

千本桜

うたいびと

 

いつか星の海で

勇者王誕生!

ビンクスの酒

ハッスル2022

ウィーアー

 

すべては海へ

ゲキテイ

 

つばさ

 

 

 

 

 

 

 

良いコンサートでした。

最初の「輝く、銀座ストリート」から始まるのは通年通りでしたが、

途中からゲストヴォーカルの鈴華ゆう子さんが入られて、

一緒に歌われるというのはサプライズその1でした。

 

「この世は楽し」はサクラ大戦の初期の頃の楽曲ではありますが、

私の中では大好きな楽曲だったのでイントロが出てきて嬉しくなりました。

公平さんもおっしゃられてましたが、

鈴華ゆう子さんの声は真宮寺さくら(CV:横山智佐さん)の声と親和性があるとのことで、

「この世は楽し」そして「カモナ浅草」でもその技量はいかんなく発揮されてました。

 

鈴華ゆう子さんというと、私は和楽器バンドでしかお名前は存じ上げず、

歌がうまい人だよな、という程度しか知らなかったんですが、

出だしの3曲で一気に心を持っていかれましたね。

 

そして4曲目は「ここはパラダイス」。

前回のコンサートでもデュオで歌われていましたが、

安定感がすごかったな、という印象でした。

 

鈴華ゆう子さんはここで一度退場し、

5人バンド体制に戻って、公平さんが再びメインヴォーカルです。

ここからの4曲は追悼企画でした。

昨年亡くなられた渡辺宙明さん、水木一郎さん、そして久野綾希子さん。

この3人と公平さんが関わった楽曲が演奏されます。

 

渡辺宙明さん作曲、田中公平さん編曲の「シャイダー・ブルー」は、

宇宙刑事シャイダーの挿入歌として使用された楽曲です。

 

そして、「タイムリミット」は超人機メタルダーのEDで、

水木一郎さんが歌われていました。

こちらはジェームス三木さん作詞、三木たかしさん作曲、田中公平さん編曲という、OPの「君の青春は輝いているか」と同じ布陣で作られた楽曲ですね。

 

そして「水に映る月」は、

田中公平さんが水木一郎さんに曲を提供した数少ない楽曲の一つです。

JAM PROJECT の1stアルバム「JAM FIRST PROCESS」に収録されています。

作詞はヴォーカルとして活躍されていた三重野瞳さんですね。

 

追悼企画4曲目の「夢よ」は、

久野綾希子さん演じるラチェットが歌う楽曲ですね。

初出は紐育レビューショウだったと記憶しています。

この歌は思い入れが強すぎて涙を流しながら聞いていました。

この曲の公平さんと久野さんのエピソードについては、

田中公平さんのブログに詳しいのでよろしければそちらも。

 

どの曲も思い入れたっぷりに公平さんが歌い上げていました。

個人的には後半の2曲は涙流しながら聞いていましたね。

公平さんの思いが心に届いたのかもしれません。

 

 

そして、ここで再び鈴華ゆう子が登場・・・するわけですが、

さらにシークレットゲストとしてヴァイオリンの皆川真里奈さんも登場します。

そして、田中公平さんがピアノを離れて舞台中央へ、

さらに、鈴華ゆう子さんがピアノの前におもむろに座っているではありませんか。

で、何を歌うのかと思ったら、

サクラ大戦でも屈指の難曲として知られる「鉄(くろがね)の星」でした。

(原曲はエリス役の水樹奈々さんが歌われています)

今回のためにピアノとヴァイオリンでの伴奏編曲もされて、

公平さんが朗々と歌い上げていたんですが、これは本当にやばかった。

だいぶ前に田中公平さんのコンサートで、

ハーメルンのバイオリン弾きのOP「未完成協奏曲」を歌われたのを観たんですが、

それに匹敵する、いや、その時よりも迫力がすごかったように思います。

鈴華さんのピアノも、皆川さんのヴァイオリンもとても聴きごたえがあり、

これはもう一度聞いてみたい、と思わせる素晴らしい演奏でした。

 

その後、鈴華ゆう子が再び中央へ。

皆川さんもそのまま残ってフルメンバーで演奏されたのが、

和楽器バンドの代表曲の一つ「千本桜」でした。

和楽器バンドでの歌声はネットを通してしか聞いたことがありませんでした。

なので、今回初めて生で聞いたわけですが、いやぁ盛り上がりましたね。

もちろん鈴華ゆう子さんのパワフルな歌声もさることながら、

ドラムスの岩瀬立飛さんのツーバスのほうがさらに印象に残ってしまいました(笑)

 

ヴァイオリンの皆川さんはここで退場して、

次の曲は鈴華ゆう子さん作詞作曲の「うたいびと」です。

コロナ禍で自由に演奏ができなかった頃に作られた楽曲とのことで、

私はこの場で初めて聞きましたが、とても心地よい曲でした。

帰りの電車で慌ててYou Tube開いて聞いたことは言うまでもありません。

今回の編曲は田中公平さんがされたのかどうかは定かではありませんが、

ピアノだけで歌われていたものよりもさらに磨きがかかっており、

聞いててほろりと涙してしまいました。

 

そして、鈴華ゆう子さんは再度ここで退場して、

ここから5曲、公平さんのヴォーカルで歌われたのが、

いつか星の海で

勇者王誕生!

「ビンクスの酒」

「ハッスル2022」

「ウィーアー」

でした。

 

あくまでも個人的な感想ですが、

この楽曲群はほとんど前回、あるいは前々回でも演奏されたものです。

今回の演奏会が、鈴華ゆう子さんのファンも多く来られることを考慮して、

よく知られている楽曲を演奏されたのかもしれませんし、

何かしら別の意図が主催者側にあったのかもしれません。

が、もちろんこれらの楽曲も素晴らしくて、

ビンクスの酒なんかは一緒に「よほほほ~」って歌ってましたし、

「ウィーアー」に至ってはほとんど一緒に歌ってました。

ただ、「あれ?前にやった曲ばっかりだ」と一瞬思ってしまったのも事実です。

前回だとトップをねらえ!の「元気でね」は意表を突かれましたし、

あまり、というかほとんど演奏されない楽曲だったのでとても嬉しかったんです。

 

まあ、鉄の星がその役割を十二分に果たしたといえばそれまでですが(笑)

 

そして三たび、鈴華さんが登場して2曲演奏されます。

「すべては海へ」は歌謡ショウの「海神別荘」でのエピローグで歌われた曲です。

舞台ではマリアとさくらが、劇場版ではラチェットとさくらが歌ってます。

今回は当然鈴華さんがさくらの担当になり、

田中公平さんがマリアの担当になるわけですが、公平さんが辛そうでしたね。

いくら低いとは言え女声のところを歌うのは厳しかったんじゃないかなと思います。

まあ、泣きましたけど(笑)

 

そして「ゲキテイ」です。

私は夜の部で、しかもかなり前の方で見ることができたんですが、

半数以上の人たちが立って振り付きで踊ってました。

私は背が高いので立つのは遠慮しましたが、それでも手はちゃんと振り付きでやりました。

サクラ大戦の宴以来のことなのですごく嬉しかったですね。

ゲキテイ」が終わったあとはスタンディングオベーションでした。

 

そして、全員が退場したあと、

アンコールで演奏されたのは「つばさ」です。こちらも恒例ですね。

私はこの曲を聞くと号泣するようにできているようです。

もう涙なしではこの曲が聞けない体になってしまいました。

何度聞いてもいい曲ですし、勇気を与えられる楽曲です。

 

前回のようにゲストの方が一緒に歌われるのかな、と一瞬期待してしまいましたが、

さすがにそれはありませんでした。

公平さんのソロでも十分でしたし、爆発的に泣けたのでよかったですけど。

 

 

 

バンマスをつとめられている川村竜さんですが、私大好きなんですよね。

今回のコンサートでも、曲終わりにちょっと話すだけなのに、

ちゃんと笑いを取ってらっしゃって、すごいな、と思います。

もちろんベースも超絶うまくて、そのギャップに見とれてしまうんですが。

 

ドラムスの岩瀬立飛さんは、千本桜でのツーバスの印象しかなかったですが、

いや、嘘なんですけど(笑)、

時折バンマスの方を向いてにこやかにしながらドラムを叩く姿が微笑ましくて、

じっと観てしまう一幕もありました。

 

ギターの鈴木直人さんは寡黙な印象がずっとありますけど、

それでも岩瀬さんみたいに、時折バンマスの方を見てにこやかにされてて、

やっぱりじっと観てしまう一幕がありました。

いや、ほんとですよ。

 

サクソフォン、フルートを担当された庵原良司さんは、

目立つパートであるがゆえに緊張されているのかなと思ったんですが、

終始にこやかでしたし、しかも拍手の合図を送られたりして、

とても穏やかな印象を受けました。もちろん演奏も素晴らしかったです。

 

ゲストヴォーカルの鈴華ゆう子さんは、

やはり生で歌声を聞いたのが初めてだったこともあってか、

とても歌のお上手な方(すいません)っていうのはもちろん当然なんですが、

サクラ大戦の楽曲との親和性がとても高かったのが驚きでした。

どの曲も良かったんですが、すべては海へのメインヴォーカルは圧巻でしたね。

 

シークレットゲストとして登場した皆川真里奈さんですが、

鉄の星のあの難曲をたやすく(?)演奏している様は観ててすごかったですし、

千本桜でも、迫力がありながらの端正な演奏がとても印象的でした。

2曲だけの参加というのはもったいないな、と実は思ってます。

 

そして、田中公平さんです。

ずっと出ずっぱりで、演奏に歌に大活躍でした。お疲れ様でした。

川村さんもおっしゃってましたが「声帯がばけもの」ですね。

約2時間の公演を出ずっぱりで乗り切ったそのスタミナは、

とても古稀直前とは思えませんでした。

私ももっと頑張ろう、と思わせてくれる、本当に尊敬する方です。

 

 

というわけで、帰宅して1時間程度でざっと感想を書きなぐったわけですが、

やっぱり来年も期待してしまいます。

あまり露出をしない宣言もされていましたが、

ぜひなにか別の形でもいいので、演奏会を続けていただけると嬉しいです!

 

 

4月1日

昨日の日付になってますけど、間違ってません。

本当は一昨日ブログ書こうと思ったんですけど忘れてただけです。

 

今年も無事に誕生日を迎えることができました。

Twitterでもリアル世界でもプレゼントやらお祝いのお言葉をたくさんいただきました。

この場を借りて御礼申し上げます。

 

本当にありがとうございました。

 

ついに半世紀を生きたことになるわけで、

そう考えると感慨深いものがあります。いや、嘘です(笑)

 

小学校低学年の頃に銭湯に通ってました。

内風呂なんてものがなかった時代でしたから。

その時に自分よりもかなり年齢の上の人の事も見ていたので、

「30代、40代っておっさんだな」と思ってたんですけど、

気がついたら五十路に突入してしまいました。

戦国時代ならとっくに寿命を迎えている年齢です。

 

かといってなにか変わったかというと、

体力が急激に衰えたのと、持病を抱えるようになったことくらいで、

精神的には留学していた30年以上前とほとんど変わってないと思います。

怒りっぽいのも、泣き上戸なのも相変わらずです。

 

幸いなことに、見た目はまだ若いみたいなので、

これから先もマイペースで音楽作ったり文章書いたりしていこうと思います。