音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

ブラスぷらす Op.33

アメリカの作曲家、ヴィンセント・パーシケッティ。

管弦楽室内楽でも秀作を多く残している彼ですが、

吹奏楽でも多くの作品を残しています。

 

彼の吹奏楽曲だと、「ディヴェルティメント」が一番有名だとは思うんですが、

あえて今回は違う曲、「ページェント」にします。

 

 

持ってるCDはこれじゃないんですけど、ジャケットかっこいいのでこっちにしました。

 

Pageant(ページェント)は「華やかなお祭り」といった意味合いもあります。

曲の最初はホルンの緩やかな独奏で始まり、ゆったりとしたおもむきです。

後半はタイトルの通り盛大なパレードを彷彿とさせる展開が続きます。

構成が緻密で、クライマックスでは複数のテーマが交錯しつつ、

にぎやかなフィナーレへとつながっていきます。

 

少し気分が滅入ったときに聞くと効果があるかもしれません。

私にも効果絶大でしたから(笑)

 

 

35周年

少しお久し振りです。

なかなか忙しい日々を過ごしております。

まあ、時間見つけてスマブラやったりしてますけど(笑)

 

というわけで、今日はゲームのお話になりますので、

そっち方面に興味のない方にはつまらないブログになるかと思います。

 

今から35年前、というと、西暦1986年になります。

その35年前の2月21日に発売されたのが、

当時テレビゲーム界で人気だったファミリーコンピュータの周辺機器の一つ、ディスクシステムでした。

確か当時15,000円だったと思います。

 

私の家にはすでにその頃にはファミコンがあり、

ディスクシステムの存在も知ってはいたのですが、

発売日に買うだけの経済的余裕が当時幼少だった私にあるはずもなく、

でも、その年の秋くらいには、ためたお小遣いと親の援助で買えました。

ローンチタイトル(ハード発売と同時発売されたもの)が、

ゼルダの伝説」と「謎の村雨城」だったんですが、

緑色が好きだった私はゼルダを買うことになります。

 

前置きが長くなりましたが、

一昨日2月21日は、ゼルダの伝説35周年。

当日ではなく、2日遅れでお祝いするっていうのが、

ひねくれ者である私らしいっちゃらしいんですけど・・・

 

ゼルダシリーズについては、私はライトユーザーであると思ってます。

確かにシリーズ全て遊んでいますし、

(派生作品やボードゲームCD-iで発売されたやつも含めてすべてです)

そういう意味ではライトではないかもしれないですが、

ゲームの考察なんてものはほぼやってませんし、

繰り返しプレイしたタイトルもそれほど多くはありません。

 

以前このゼルダシリーズが好きな人達で集まって、

オフ会なども開かれていて、楽しかったんですけど、

そこにいた人たちほど、熱心にはプレイしてなかったんですよね。

ゼルダの音楽が大好きな人達、シリーズの考察や歴史などを探求して楽しんでいる人たちなど目の前で見ていると、自分の矮小さに恥ずかしくなります。

 

 

音楽関係の仕事の打ち合わせだとか普段のお仕事などで、

なかなかじっくりと時間が取れない中、

今日、久しぶりにファミコンディスクシステム版のゼルダをプレイしました。

といっても、実機ではなくて配信されているものではありますけども。

 

35年前当時、もちろんインターネットやスマホなんてものはなくて、

情報は雑誌やテレビ、あるいは有志による手作り冊子などが全てでした。

今から思うと、そんな時代にあの難解なゲームを良くクリアしたな、と思います。

周りでもゼルダをやってる人はほとんどいなくて、

唯一やっている知人を見つけて、ゼルダきっかけで仲良くなり、

互いの家を行き来するまでになりました。今は音信不通ですが(笑)

 

 

で、「ファミコンミュージック」というサントラが出ます。

スーパーマリオゼルダの音楽が収録されてます。

その頃にはCDもあったと思うんですけど、

私はカセットテープ版で買ったと思います。

私が初めて買ったゲームサントラはたぶんこのテープですね。

いや、その前になんかあった気もしますけど、そういうことにしときましょう。

私のサントラ購入はすでに35年前から始まっていたんだなと思うと、

感慨深いような、深くないような、そんな感じです。

 

ゼルダシリーズの最新作「ブレスオブザワイルド」が4年前に発売されて以降、

リメイク作品を除いては出ていないんですけど、

35年経った今でもこうしてシリーズが続いているというのは嬉しいものです。

 

1986年のゲーム業界というと、

もう一つ有名なRPGシリーズの第一弾が発売された年でもあるのですが、

それはまた3ヶ月位あとで書くと思います(笑)

Chick Corea / Light as a Feather 【ジャズのススメ 142】

 

hw480401.hatenablog.com

 

2021年2月9日。チック・コリアが亡くなりました。

79歳だったってことも驚きでしたが、がんで闘病していたことも知りませんでした。

彼のアルバムは好んで聞いていたわけではないんですが、

それでも一通りのアルバムは聞いていました。

2年前に書いた上述のブログでも、1枚オススメを紹介しています。

で、もう1枚は本当に悩んだんですよ。

「Return to Forever」なんて、後に彼が作るバンドの名前にもなりましたし、

「Crystal Silence」もヴィブラフォンとピアノの幻想的な響きが心地よいですし、

「Now He Sings Now He Sobs」も、トリオの魅力を再確認しましたし、

「Piano Improvisations Vol.1」も彼のソロの実力をまざまざと見せつけられました。

上げたアルバムはどれも名盤といわれるくらいに素晴らしい音になってます。

 

で、なぜ「Light as a Feather」を推してしまったのか。

なんでなんでしょうね(笑)

 

 

このアルバム、ジャズというよりもかなりフュージョンよりな作品です。

後に彼の代表作の一つとなる「Spain」が初めて収録されたのもこのアルバムでした。

 

Return to Foreverというバンドを1972年に結成して、

フュージョン系の新たな音色を模索し始めた彼が、

このアルバムで見せたのは「ラテン」でした。

ラテン音楽がかなり色濃く反映されたアルバムになっていて、

前述の「Spain」や「La Fiesta」あたりはとても聴きごたえがあります。

この音色の根幹にあるのはチック・コリア自身もそうなんですけど、

ベースのスタンリー・クラークによるところも大きかったように思います。

 

時代を経て、このバンドもラテンから大きく離れていくわけですけど、

根幹にあるものは変わっていないように感じます。

それは彼が亡くなったあとも、きっと変わらないものであると信じたいです。

のだめカンタービレを久々に見た話

月曜21時といえば、今フジテレビ系列で放送されているのは、

「監察医朝顔」です。

といっても見てないんですけど(笑)

上野樹里さん主演の医療ドラマということらしいんですけど、

全く見ていないので感想もへったくれもありません、すいません。

 

民放ドラマで自発的にみたものって、本当に少ないんです。

そんな数少ないものの一つが、

前述の上野樹里さんと玉木宏さんが主演された「のだめカンタービレ」でした。

今から15年前に初回放送された、音楽ドラマですね。

以前は再放送もされていたんですが、

そのドラマの出演者の中に、いろいろと曰くのあるひとが出ていたみたいで、

近年は地上波では再放送されていなかったんですけど、

今日、たまたまCS放送で「ヨーロッパ編」のドラマが再放送されていたので思わず見てしまいました。

 

クラオタ(クラシックが好きすぎる変態の方々)からは、

いろいろと突っ込みどころのあるドラマ(あるいは漫画)だったみたいですが、

ライトファンを取り込むことに成功した稀有なものだと思ってます。

 

知らない人のためにのだめカンタービレの説明をしようと思いましたが、

検索したらいろいろと分かると思いますので割愛します。

 

このドラマ、ちゃんと音楽を聞かせてくれてるんですよね。

もちろんドラマなので限られた時間もあり、曲がダイジェストになってしまうのはいたしかたないのかもしれませんけど、

それでも通常よりもかなり長い時間を演奏に費やしています。

今日見たヨーロッパ編では上野さん演じる「のだめ」こと野田恵が、

初めてのピアノリサイタルをやるということで、

モーツァルトの「きらきら星変奏曲」「ピアノソナタニ長調K.576」

そして、ラヴェル「鏡」から「道化師の朝」が演奏されました。

出演者の声を借りて、ちゃんと曲の解説をしてくれるので、

クラシックをそれほど知らない方でも見やすい仕組みになってる、

とは私自身はあまり思ってないんですけど(笑)、

あまりクラシック音楽を聞かない人からするとありがたい解説なのだそうです。

 

上野樹里さんというと、大河ドラマの「江」がパッと頭に浮かぶんですけど、

こののだめ役もかなりのはまり役だったと思います。

あの強烈なキャラのイメージが15年経った今も、

沢山の人の中に残っているっていうのはすごいことだなと思います。

メイキングとかそういうのを一切見ていないので、

役作りとかどうされたのかとか、全くわかりませんけど、

笑えるところはちゃんと笑えましたし、感動するところは感動しました。

 

アニメと比べてどうなのよ、っていう人もいるんですが、

それはそれ、これはこれ、です。

同じ題材なので比較されるのはいたしかたないとしても、

「どうしてもこうも比べたがる」んでしょうね、日本人は・・・

 

ちょっと嫌な話をし始めそうだったので、戻します。

 

今、このドラマをまた見ようと思うと、

販売されているDVDなどを買ったり、

フジテレビのオンデマンドサービスを使えば全部見られるみたいですけど、

そこまでして見てほしいドラマかというと、見てほしいです。

あのテンションに合わない人もいるかと思いますが、

映画「翔んで埼玉」や「テルマエ・ロマエ」のノリが好きな人なら、きっと楽しめると思います。

まあ、全部監督が同じ人なんですけど。。。

 

という、グダグダな休日を過ごしたオジサンの感想ブログでした。

麒麟のはなし

 

hw480401.hatenablog.com

 

昨年の今日、こんなブログを書いていました。

まさか、このブログを書いているときに、

麒麟がくる」の放送の最終回が年またぎになるとは思ってませんでしたが。

私はBS4Kでの朝9時からの放送で最終回を楽しみました。

そして、通称「本麒麟」と呼ばれる20時からの本放送も終わったということで、

いろいろな感想を書こうかなと思ったんですよ。

ただね、何も書きたくないんですよ。

 

感想がないわけじゃないんです。

あのラストに不満があるというわけでもなくて、

ただ、1年以上追いかけてきたドラマが終わってしまったことで、

少し寂しい気持ちが芽生えているとでもいいましょうか。

来週から新しい大河ドラマが始まるので、気持ちはそっちに移ってますけど、

それでも「ああ、いいものを見たな」という印象だけはずっと残ると思います。

 

もともと大河ドラマは大体見ている人なんです。

民放のドラマはほとんど自発的に見ないんですが、NHKの大河は見ちゃうんですよね。

ドラマはフィクションですから、どういう描かれ方をしてもいいと思ってます。

「歴史至上主義」なドラマもそれはそれでいいとは思うんですけど、

エンターテインメント性はあったほうがドラマは楽しめるよなぁ、と。

こだわりは人それぞれなので、そこは別にどうでもいいんですけど・・・

 

今回の「麒麟がくる」の音楽はとても良かったです。

ジョン・グラムさんが日本の歴史ものの音楽をするというだけでも驚きましたが、

一番最初にOPを見たときは「おおお」と感じました。

劇中にたくさん出てくる音楽も、かなり寄り添った印象があり、

やはり音楽の製作に国籍や年齢は関係ないんだな、と改めて思い知らされました。

 

そんな「麒麟が来る」のサントラ完全版が今月発売されます。

www.sonymusic.co.jp

 

大河のサントラはだいたい所持してますので、これも予約してます。

これまで出た3枚のオリジナルサントラも持ってるんですけど(笑)

 

なんだかとっちらかったブログになりましたけど、

来週から始まる「青天を衝け」も楽しみにしてます。

龍馬伝」以来、久々の大河ドラマの音楽を手がけられる佐藤直紀さんの音楽も、

とてもとても楽しみにしてます。

Incidental Music Vol.91

民族音楽が好きなんです。

唐突ですけど。

 

民族音楽、と聞くと、アフリカや北欧あたりの音楽を想起する方も多いでしょう。

 

ジャズの起源をたどっていくと、民族音楽へと行き着きます。

人種の坩堝で起こるべくして起こった、

音楽革命の一つがジャズだと私は思ってるんですが、

その根底には民族音楽のリズムが色濃く反映されているように思います。

 

とまあ、ジャズの歴史の話をし始めると止まらなくなるのでこの辺にしておきます。

 

今、仕事で南アメリカの音楽をよく聞いてるんですよ。

ブラジルのサンバ、アルゼンチンのタンゴなどは有名で、

なんとなくそれらの特徴的なリズムや音色が頭を過る方も多いと思います。

20世紀初頭に起こったカリプソ音楽などを起源とする、

ジャマイカのレゲエが音楽シーンを席巻したのは記憶に新しいでしょう。

 

というわけで、前置きがかなり長くなりましたが(笑)

 

ジャマイカ映画「The Harder They Come」が公開されたのは、

今からおよそ半世紀前の1972年です。

主演、そして映画の音楽を製作したのは、

当時ジャマイカで不動の人気を誇っていたレゲエ歌手のジミー・クリフです。

 

The Harder They Come Original Soundtrack

The Harder They Come Original Soundtrack

  • 発売日: 2001/06/26
  • メディア: CD
 

 

今から7年ほど前ですかね、

この映画のリマスター版が公開されたんですよ。

当時のレゲエ好きの知人に勧められて映画を見に行ったんですけど、

強烈な映画だったんですよ。映画も、そして音楽も。

DVDも出ていますので、ご興味のある方はぜひ。

 

サントラ、ほんとにおすすめです。

なんとも脳天気な音楽が全編を彩っていて、

なるほど、これがレゲエ映画の金字塔か、と納得できるアルバムになってます。

アルバムは結構最近になって買ったんですけど、

仕事も兼ねて改めて聞いてみると、名盤だなぁと思います。

 

 

 

 

 

作品と言う名の思想

戦時中、国民の士気を高めようという目的で、

軍事映画が頻繁に公開されていたんだそうです。

私はその時代には影も形もなかったでしょうから、もちろん伝聞ですけど、

そうすることで国民の思想制御を施そうとしたみたいです。

 

芸術と思想というのは切っても切れない間柄、だとは私は思っていません。

残念なことにそういうところは意外とドライな人間なんです(笑)

映画の監督が少し胡散臭い人であったとしても、

その映画が楽しめるものであればその作品は評価されるべきだと思っていますし、

人として問題のある音楽家が作った音楽だったとしても、

その音楽が素晴らしいものであれば、両手を上げて賛美します。

そのあたりはちゃんと棲み分けができているんだと私は思ってるんです。

作品は評価しても、人は評価されるべきではない、というと賛否ありそうですけど、

そのあたりはきっちりと分けて考えることにしています。

 

ただ、世間的にはそうした考えというのは異端なんでしょうね。

モノを作る人は清廉潔白で危険な思想を有しない人でなければならない、

なんて誰が決めたわけでもないのに、そういうものを求めようとします。

だから、麻薬で逮捕された人が出演している映画やドラマは、

作品に何ら罪はないにもかかわらず、お蔵入りされたり修正されたりします。

 

まあ、気持ちはわからなくもないんですよ。

テレビをつけて、いきなり生理的嫌悪感をもよおす人が出てたら、

そりゃ不快に思うでしょうし、「出すな」と言いたくなるでしょう。

それは思想ではなく、悪口雑言の類だとは思いますけど・・・

「嫌いだから見ない」ではなく「嫌いだから出すな」というのは、

少し横暴にも聞こえてしまうんですけど、

言ってるご本人は、きっとそう思わないんでしょうね。

 

音楽を聞いて、その作曲者の才能を褒め称えるのは良いと思うんですよ。

それが才能ではなく人柄や性格にまで及んでくるといよいよ怪しくなってきます。

「この人の作る音楽が好き」というのは当たり前ですけど、

「この人はこういう音楽を作るから温厚なんでしょう」ってなると、

それはもう決めつけ以外の何物でもありません。

 

ゴーストライターで一時世間を賑わせたとある作曲家が作った交響曲があるんです。

私も一度生で聞きに行ったんですけど、とても素晴らしかったです。

もちろん、その作曲家がハンデを乗り越えて作ったというおまけはありましたけど、

それがなかったのだとしても、

ただ純粋に音楽だけ切り取ってみても、とても良くできた音楽でした。

今でもそう思ってます。

ただ、その音楽には何ら罪はないはずなんですけど、その音源は葬られました。

 

 

簡単に個人で作品を垂れ流せる時代になったのは良いことですけど、

それに伴って製作者のモラルみたいなものまで求められる時代というのは、

世知辛いような、まあでも、時代の必然なのかもしれないですね。

 

 

よくわからないですけど、今の鬱屈とした思いの一端は吐き出せました。