サム・リヴァースというと器用な演奏家という印象があります。
だからなのか、少し個性の強い演奏を好む私からすると、
少し敬遠しがちな演奏家の一人であることは否めません。
このアルバムは、友人にすすめられて購入したわけですけど、
メンバーの豪華さに目を取られがちになります。
そりゃそうです。
ハービー・ハンコック、ロン・カーター、フレディ・ハバードといった、
プレイヤーが揃って演奏しているわけですから、音色が悪いわけがありません。
個人的には、ドラムスのチェンバースのリズムがものすごく心地よいです。
独特の緊張感を感じさせてくれるこのアルバム、
久々に聞くと、やはり良いんですよね。
なんで、当時の私は彼のアルバムを敬遠していたのか、未だによくわかりません(笑)
ちなみに、このアルバムから数十年の時を経て、
「Celebration」というアルバムが彼の80歳の記念で出たんですけど、
こちらもなかなかに刺激的な音色を聞かせてくれています。
どっちもお気に入りなのですが、どっちも人を選びそうなアルバムです・・・