テリー・クラインフェルター。
彼女のピアノを知ったのは、日本に戻ってからでした。
「ジャズというよりはクラシックかな」
と評したのは、おなじみ我が心の友であるピアニストの彼です。
確かに、最初に聞いたときはピンとこなかったんです。
フュージョンぽさもあり、クラシカルなピアノの旋律があり、
でも、全体として聞くと、ちゃんとジャズになってるわけで、
そこはかとなく不思議な音楽、という印象です。
その印象は、当時も今もあまり変わっていません。
このアルバム「Simple Gifts」の中に、
「Suite for Guitar and Jazz Trio」なんて代物まで入ってます。
Suiteというのはスイートルームのスイートのことですね。
「一揃い」という意味合いで使われます。
音楽用語だとSuiteは「組曲」と訳されることが多いですね。
「ギターとジャズトリオのための組曲」ってな感じでしょうか。
しょっぱなに「Fantasia/Fugue」(ファンタジア/フーガ)なんて、
バッハっぽい感じのタイトルついてますし(笑)
全体としては硬質な印象はぬぐえませんが、
リラクゼーション的なジャズという意味合いではこういうのもありかもしれません。
聞いてると眠くなってきそうですけど・・
このアルバム、Amazon Music Unlimited対象となってますし、
他のサブスクはどうかわかりませんが、いろいろなところで聞けますので、
気になる方はぜひどうぞ。まったりジャズもたまにはいいもんです。