いわゆるイタリアンジャズの名盤です。
猫のジャケットが可愛らしい感じですけど、
アルバムに収録されている曲はなかなかハードです。
そのギャップが面白くもあります。
個人的にはこのアルバムも好きですけど、
「Electric Five」というアルバムの方を好んで聞いてます。
そちらの紹介はまた後日たっぷりと。
エンリコ・ラヴァはイタリアを代表するトランペット奏者の一人です。
ジャズトランペット奏者って有名所が数多いて、
凡庸な演奏家はどうしても埋もれてしまうのが常である、
と私なんかは思っているんですけど、
彼の演奏はやや先鋭ながらも聞きやすい印象を与えてくれます。
それが良いという人もいれば、平凡という人もいるんでしょうけど、
ピアノ、ドラムス、ベースというベーシックな編成に、
スパイス的な意味合いで添えられることの多いトランペットが、
他の音色を邪魔することなく調和し融合していくさまは、
聞いてて心地よくなるわけで、私は好きなんですよね、彼の音色。
猫好きの方にも、そうでない方にもおすすめの一枚です。