ジャズトランぺッターとしてよく知られる近藤等則さんが亡くなりました。
実は一度も生で演奏を聞くことがなかったんですけど、
いつか見られるだろうと高をくくっていたらこの始末です。
やはり、どんなときでも行けるときには行っとくべきですね。
さて、近藤さんのアルバムもいろいろと聞いているわけですが、
「記憶」「死は永遠の友達」「風狂」「神戸」など、
いろいろと語りたいアルバムはあるんです。
今回は、最初に聞いた彼のアルバムである「空中浮遊」にしましょうかね。
これは自ら手にとって聞いたものではなくて、
私が高校生の頃に、同級生からすすめられたアルバムでした。
古いジャズへの傾倒が著しかったこの頃に、
こういうフリーなアルバムを聞くのはちょっと抵抗がありました。
なので、高校時代に一度だけ聞いて封印してたんですよ。
で、ようやく私の中で時代が追いついて(笑)、
今から20年くらい前になってようやく封印を解いたんですね。
この演奏はぜひ生で聞いてみたかったなぁ、と本気で思いました。
変拍子好きなので「七拍子」はかなりツボでしたし、
レゲエ調の「瀬戸内Blue」も癖になるリズムでお気に入りです。
もう少し早く彼の音楽に気づいていたらな、と未だに後悔しています。
まだまだ彼のアルバムは聞いていないものもたくさんあるので、
追悼も兼ねて、秋の夜長にじっくり聞いてみたいと思います。