音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

Toshinori Kondo / 空中浮遊【ジャズのススメ 138】

ジャズトランぺッターとしてよく知られる近藤等則さんが亡くなりました。

実は一度も生で演奏を聞くことがなかったんですけど、

いつか見られるだろうと高をくくっていたらこの始末です。

やはり、どんなときでも行けるときには行っとくべきですね。

 

さて、近藤さんのアルバムもいろいろと聞いているわけですが、

「記憶」「死は永遠の友達」「風狂」「神戸」など、

いろいろと語りたいアルバムはあるんです。

今回は、最初に聞いた彼のアルバムである「空中浮遊」にしましょうかね。

 

 

これは自ら手にとって聞いたものではなくて、

私が高校生の頃に、同級生からすすめられたアルバムでした。

古いジャズへの傾倒が著しかったこの頃に、

こういうフリーなアルバムを聞くのはちょっと抵抗がありました。

なので、高校時代に一度だけ聞いて封印してたんですよ。

 

で、ようやく私の中で時代が追いついて(笑)、

今から20年くらい前になってようやく封印を解いたんですね。

この演奏はぜひ生で聞いてみたかったなぁ、と本気で思いました。

変拍子好きなので「七拍子」はかなりツボでしたし、

レゲエ調の「瀬戸内Blue」も癖になるリズムでお気に入りです。

 

もう少し早く彼の音楽に気づいていたらな、と未だに後悔しています。

まだまだ彼のアルバムは聞いていないものもたくさんあるので、

追悼も兼ねて、秋の夜長にじっくり聞いてみたいと思います。