音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

Roland Kirk / the inflated tear【ジャズのススメ 110】

ローランド・カークというとテナーサックスという感じ。

彼、管楽器ならなんでも演奏していたらしいですけど、

私の中での彼は稀代のサックス奏者でした。

最初に彼のサウンドを聞いたのは、

ドラマーであるロイ・ヘインズのアルバム、

「Out of the Afternoon」だったと思います。

(このアルバムのことは次回以降取り上げる予定です)

 

Inflated Tearは「あふれ出る涙」と訳されることが多いみたいです。

彼の奇妙で奇特な言動ばかり注目されがちですけど、

このアルバムのサウンドを聞くと、

ああ、彼はやはりいっぱしのミュージシャンなんだよなぁ、と思うわけです(笑)

 

Inflated Tear

Inflated Tear

 

 

このアルバムにはローランド・カークの様々な顔がつまっています。

「ワンホーン」というのは、通常の編成に1つ管楽器(サックス、トランペット、トロンボーンなど)が入っている楽曲の総称でもあるのですが、

彼のアルバムは、ワンホーンの中でも屈指の名盤だと思ってます。

癖のある人だったので、だめな人はだめなんでしょうけど・・・

 


Roland Kirk - Lovellevelliloqui