ネットニュースを見ていたら、訃報が飛び込んできました。
映画音楽の巨匠であるエンニオ・モリコーネが亡くなったそうです。
このニュースを見てから、いまだに現実感が伴わないんですけど、
一時期、劇伴作曲家を目指していた時期もあって、
彼の作品はほとんど聞いているはずです。サントラもたくさん持ってます。
彼の代表作で何を上げるのかで、その人の年代がばれるんだそうですが、
私は古い映画もたくさん見ますし(半分は音楽の勉強のためですけど)、
新しい映画も見られるときはなるだけ見るようにしています。
マカロニウエスタンもほとんど見ていると思います。
だから「夕陽のガンマン」をはじめとした作品群の音楽はとても印象深いです。
あとは、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品群ですね。
「海の上のピアニスト」「マレーナ」「鑑定士と顔のない依頼人」など、
トルナトーレ監督の映画には欠かせないのが彼の音楽です。
特に「ニュー・シネマ・パラダイス」は、
ラストの音楽と「あのシーン」とが相まって号泣必至です。
私も映画を見て号泣してました。
ただ、あの「愛のテーマ」に関しては、彼の息子の作品らしいんですけどね。
メインテーマを含めほとんどはエンニオ・モリコーネ作です。
個人的には「明日を夢見て」という映画も好きなんですよね。
トルナトーレ監督とモリコーネとのタッグは健在で、音楽も素晴らしかったです。
意外と知られていないのが、大河ドラマ「武蔵MUSASHI」で、
メインテーマを作曲したというのは、その界隈では有名ですけど、
意外と知られていないんですよね。
あと、ものすごくマイナーなネタなんですけど、
アニメ音楽の作曲家で知られる田中公平さんが、
エンニオ・モリコーネをもじって、
その昔「モンリオ・エリコーネJr」という名前で歌を歌っていたことがあります。
「未来放浪ガルディーン」「宇宙英雄物語」、
というキーワードにピンときたあなたとはお友達になれそうです。
とまあ、いろいろと書いてきましたが、
その実、亡くなったというニュースは本当にショックでした。
彼の音楽は大好きでしたし、これからも大好きなはずです。
劇伴作曲家になれなくてすいませんでした。
でも、私はあなたの音楽をとても愛しています。
これからも大事に、とても大事に聞き続けたいと思います。
どうぞ、安らかに。