音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

現代音楽を聞く その85

ハリー・パーチといえば、

アメリカの現代音楽家の一人として、

というよりも、自作楽器の祖という方が知られているかもしれません。

私自身は彼の音楽はあまり好みではありません。

 

こと音楽に関しては好悪の対象として見ることが無くて、

どんな音でもどん欲に吸収することで知られている私ですが(笑)、

彼の音楽は、ありていにいうと「好きじゃない」ということになります。

一応彼のアルバムについても一通り聞いていますし、

楽譜におこして分析したり、彼独自の音階を勉強しようとしたこともありました。

 

が、結局音楽学校にいた多感な頃でもだめでした・・・

 

彼の作風も時代によって変化してはいるのですが、

かなり大枠な話をすると、サイケデリックな印象が強いんですよね。

あ、もちろんいい意味で、ですけども。

 

World of Harry Partch [Analog]

World of Harry Partch [Analog]

  • アーティスト:Partch, Harry
  • 発売日: 2010/03/09
  • メディア: LP Record
 

 

このアルバムの最初に収録されている「Daphne of the Dunes」、

意訳すると「砂のダフネ(花)」という感じになるんでしょうけど、

民俗的な響きと、原始的なサイケ感がそこここに散らばっていて、

聞いてて飽きはしないので、これはこれでありなんでしょうけど、

前述の通り、繰り返し聴くのは精神的に抵抗を感じます(笑)

 

気になった人はサブスク(Spotify)などで聞けますし、

CDも再版されているようなので、よろしければぜひ。