ハリー・パーチといえば、
というよりも、自作楽器の祖という方が知られているかもしれません。
私自身は彼の音楽はあまり好みではありません。
こと音楽に関しては好悪の対象として見ることが無くて、
どんな音でもどん欲に吸収することで知られている私ですが(笑)、
彼の音楽は、ありていにいうと「好きじゃない」ということになります。
一応彼のアルバムについても一通り聞いていますし、
楽譜におこして分析したり、彼独自の音階を勉強しようとしたこともありました。
が、結局音楽学校にいた多感な頃でもだめでした・・・
彼の作風も時代によって変化してはいるのですが、
かなり大枠な話をすると、サイケデリックな印象が強いんですよね。
あ、もちろんいい意味で、ですけども。
このアルバムの最初に収録されている「Daphne of the Dunes」、
意訳すると「砂のダフネ(花)」という感じになるんでしょうけど、
民俗的な響きと、原始的なサイケ感がそこここに散らばっていて、
聞いてて飽きはしないので、これはこれでありなんでしょうけど、
前述の通り、繰り返し聴くのは精神的に抵抗を感じます(笑)
気になった人はサブスク(Spotify)などで聞けますし、
CDも再版されているようなので、よろしければぜひ。