音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

現代音楽を聞く その82

イタリアの作曲家、ルカ・ロンバルディの、

フルートソロ曲集「Flatus」を聞いたのは今から10年くらい前のことです。

 

Luca Lombardi: Musik Fur Soloflote

Luca Lombardi: Musik Fur Soloflote

 

 

彼の名前を知ったのはこの時が初めてです。

CDはこちらとは違うバージョンを持っているんですけど、

かなり聞きやすい現代音楽だな、という印象が当時からありました。

 

Flatusは時間にして10分程度の楽曲なのですが、

独特の緊張感を醸し出しつつ、そこはかとない寂寥感も感じます。

それはフルートの持つ音色に引っ張られた印象かもしれませんが、

それでも、幾度も聞いてしまうのが楽曲の持つ力なのでしょう。

 

最近あまり聞いてなかったんですけど(笑)、

久しぶりに聞くと、ほんの少しだけ身の引き締まる思いがします。