少しご無沙汰でした。
公私ともに、というか「公」がかなり忙しい状況でして、
嬉しい悲鳴といえば聞こえはいいんでしょうけど、
経済的にはまだ喘ぎまくっている状態なのが如何ともし難いところでして・・・
あまり期間にとらわれずにマイペースで更新できればなと思ってます。
と、言い訳をしたところで(笑)、今日の本題です。
イタリア生まれで、渡米して活躍した作曲家、ジャン=カルロ・メノッティ。
メノッティといえばオペラなんですけど、器楽曲などでも秀作を数多く残しています。
といっても、そんなに聴き込んではいないんですけどね。
アメリカ音楽やフランス音楽などに傾倒していた時間が長かった割に、
メノッティの曲はあまり通ってきませんでした。
バロック時代から歌劇やオペラ、あるいは楽劇といったものまで、
分析をするために数多く聴き込んではいたんですけど、
メノッティのオペラは有名所をサラリと聞いた程度で済ませてたんです。
「Amahl and the Night Visitors(アマールと夜の訪問者)」が最も有名ですけど、
これと数作品程度しか学生当時は聞いていませんでした。
これではいかんと、留学後に手当り次第聞きまくり、分析をしてたんです。
そんな中で出会ったのが、1952年に発表された「ヴァイオリン協奏曲」でした。
オペラが得意なだけあって、協奏曲との相性も良かったようです。
このヴァイオリン協奏曲も歌を意識させます。
特に、2楽章のAdagioは古今のヴァイオリン協奏曲の緩徐楽章に引けを取らない、
まさにソプラニスタの歌唱を聴いているかのような心地よさがあります。
結構久しぶりに聞いてますけど、今聞いてもやはり良いですね。
オペラも良いですけど、こちらもぜひとも。
(サブスクでも聞けます)