イギリスの作曲家、ハリソン・バートウィッスル。
出会ったのは他の現代音楽と同様に、学生時代でした。
最初に聞いたのは室内楽の「Tragoedia」だったと思います。
ラテン語で「悲劇」を意味する言葉ですが、
室内管弦楽編成となっており、音色がとても重厚だった記憶があります。
この音色を今から半世紀以上前に構築していたかと思うと驚きです。
室内楽好きではありますが、
彼の管弦楽曲にも興味を持ち、聞いたのがこのCDです。
「The Triumph of Time」(時の勝利)と題された曲は、
もろに私の好みの音色でした(←聞いた当時のお話です)。
勝利とは程遠い音色にも聞こえるかもしれませんけど、
当時の私はこれを聞いて興奮して眠れなかったんだそうです。
ホームステイ先のおかみさんが後で教えてくれました。
私自身は記憶にないんですけど・・・(笑)
ともあれ、いわくつきの楽曲です。
今聞くと、当時のことを思い出して泣きそうになります。