毛利蔵人さんは、アニメ「赤毛のアン」の劇中音楽を作曲された方です。
たぶんこれが最も知られる氏の音楽になるんでしょうけれど、
実は純音楽の人である、というのは意外と知られていません。
そもそも独学で音楽を勉強されていた方ですが、
唯一師事していたのが、同じく日本を代表する現代音楽家の三善晃さんです。
なので、彼の少ない作品のそこここに三善さんの影響を感じることができます。
彼の管弦楽曲として最も知られている「Groom Is Gloomy」は、
学生のころに幾度となく聞いた作品でもあります。
タイトルが英語でかっこいい感じですけど、
直訳しても意味不明なので、おそらくは語呂で考えられたのかもしれません。
その辺の曰くはよく知らないんです、すいません。
久しぶりに聞くと、やっぱり好きなんですよね、毛利さんの作る音。
すでに亡くなって久しいですが、こうして音源が残っていることは嬉しいですね。