音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

現代音楽を聞く その107

2週間ほど前にEテレにて放送された「クラシック音楽館」。

毎週欠かさずみている、わけではないんですけど、

クラシック音楽を聴ける地上波では珍しい番組ですね。

 

民放でもド深夜に読響の演奏会をやってたり、

あるいはEテレでも他にクラシックを扱う番組をやってたりしますが、

毎週(月末の日曜日は違う番組ですが)ほぼフルで演奏会を聴ける番組、

というと「クラシック音楽館」だけかもしれません。

CS放送などで専門チャンネルもありますけど)

 

で、1/15に放送されたのは「日本のピアノ」の特集でした。

日本人のピアノ作品を特集したものですね。

矢代秋雄武満徹一柳慧西村朗など錚々たる顔ぶれの作品が演奏されました。

 

一柳慧さんの「ピアノ・メディア」は、

明らかにミニマル・ミュージックの影響を受けた作品の一つです。

右手の演奏は9音からなるメロディ、というよりもフレーズですね、

その9音が延々とくり返し高速で演奏されます。

その響きはコンピュータで奏でられる自動演奏っぽくも聞こえます。

 

https://youtu.be/xus4APJcELw

 

初めて聞いたのは随分前だったと思いますが、

当時聞いたときはゲーム音楽みたいだな、と思ったものでした。

今から考えるととても稚拙な感想だったなと反省しておりますが、

今聞いても、そのとき受けた衝撃をまざまざと呼び起こしてくれます。

ある種トラウマな曲でもありますね。