毎週欠かさずみている、わけではないんですけど、
クラシック音楽を聴ける地上波では珍しい番組ですね。
民放でもド深夜に読響の演奏会をやってたり、
あるいはEテレでも他にクラシックを扱う番組をやってたりしますが、
毎週(月末の日曜日は違う番組ですが)ほぼフルで演奏会を聴ける番組、
というと「クラシック音楽館」だけかもしれません。
で、1/15に放送されたのは「日本のピアノ」の特集でした。
日本人のピアノ作品を特集したものですね。
矢代秋雄、武満徹、一柳慧、西村朗など錚々たる顔ぶれの作品が演奏されました。
一柳慧さんの「ピアノ・メディア」は、
明らかにミニマル・ミュージックの影響を受けた作品の一つです。
右手の演奏は9音からなるメロディ、というよりもフレーズですね、
その9音が延々とくり返し高速で演奏されます。
その響きはコンピュータで奏でられる自動演奏っぽくも聞こえます。
初めて聞いたのは随分前だったと思いますが、
当時聞いたときはゲーム音楽みたいだな、と思ったものでした。
今から考えるととても稚拙な感想だったなと反省しておりますが、
今聞いても、そのとき受けた衝撃をまざまざと呼び起こしてくれます。
ある種トラウマな曲でもありますね。