民族音楽が好きなんです。
唐突ですけど。
民族音楽、と聞くと、アフリカや北欧あたりの音楽を想起する方も多いでしょう。
ジャズの起源をたどっていくと、民族音楽へと行き着きます。
人種の坩堝で起こるべくして起こった、
音楽革命の一つがジャズだと私は思ってるんですが、
その根底には民族音楽のリズムが色濃く反映されているように思います。
とまあ、ジャズの歴史の話をし始めると止まらなくなるのでこの辺にしておきます。
今、仕事で南アメリカの音楽をよく聞いてるんですよ。
ブラジルのサンバ、アルゼンチンのタンゴなどは有名で、
なんとなくそれらの特徴的なリズムや音色が頭を過る方も多いと思います。
20世紀初頭に起こったカリプソ音楽などを起源とする、
ジャマイカのレゲエが音楽シーンを席巻したのは記憶に新しいでしょう。
というわけで、前置きがかなり長くなりましたが(笑)
ジャマイカ映画「The Harder They Come」が公開されたのは、
今からおよそ半世紀前の1972年です。
主演、そして映画の音楽を製作したのは、
当時ジャマイカで不動の人気を誇っていたレゲエ歌手のジミー・クリフです。
今から7年ほど前ですかね、
この映画のリマスター版が公開されたんですよ。
当時のレゲエ好きの知人に勧められて映画を見に行ったんですけど、
強烈な映画だったんですよ。映画も、そして音楽も。
DVDも出ていますので、ご興味のある方はぜひ。
サントラ、ほんとにおすすめです。
なんとも脳天気な音楽が全編を彩っていて、
なるほど、これがレゲエ映画の金字塔か、と納得できるアルバムになってます。
アルバムは結構最近になって買ったんですけど、
仕事も兼ねて改めて聞いてみると、名盤だなぁと思います。