比較的、運は悪いほうだと思います。
それを実感するのは、宝くじでもギャンブルでもなく、
演奏会や映画など、ホールの席まわりの環境です。
ま、ギャンブルはやらない人なんですけど・・・
演奏会が行われるホール、あるいは映画館など、
多くの人が一か所に集まって同じものを見たり聞いたりするわけですから、
そこには個性に準拠した行動倫理というものが個々に働きます。
「他人に迷惑をかけない」という大前提を根底から覆すような、
そんな基本理念の欠落した大人(あるいは子供)が、結構いることに驚かされます。
先日観に行った映画館でも、
私の右前方にいた50代前半のおじさまが、上映中にカバンからレジ袋を取り出し、
中に入っていたパンフレットを眺めているではありませんか。
そもそも映画館が用意した袋じゃないんですよね、そのレジ袋。
おそらくは私物、あるいはコンビニかどこかで手に入れたものなのでしょう。
皆様もご存じかと思いますが、レジ袋はちょっとした接触でも結構な音がします。
・・・あとは言わなくてもわかりますね(笑)
クラシックの演奏会でもレジ袋おじさん(おばさん)はいらっしゃいますけど、
変わった人だな、と思ったのは、
ずっと右手の人差し指でズボンの太ももの部分を擦っている人がいたんです。
50~60代のオジサマだったと記憶していますが、
さすがにたまりかねて、演奏の合間に声を掛けたら、
「そんなことしとらん!」と逆切れされました(笑)
・・・きっと、そのおじさまの右手は別の生き物だったんでしょうね(笑)
と、このように、私はこういう人が隣に来る確率が高いんです。
残念ながら、ホール内の好みの席を選ぶことはできても、
自分の隣、あるいは周りの人は選べないですから、
周りの音環境の運不運はどうしようもないとあきらめるしかありません。
なるだけ横つなぎの少ない席を選んで、友人知人で周りをかためるとか、
そういう対策くらいしか思いつかないのが私の貧相な想像力の限界なのですが、
そう考えると、オンラインでのライブなどはいいですよね。
そうした騒音に悩まされることはありませんし、
(家の近所の騒音については埒外です)
自分の好きな体勢で、飲み物や食べ物片手に見ることができますから。
まあでも本音を言うと、やっぱり生で演奏は聞きたいですし、
映画館で気兼ねなく映画三昧したいところですよね。
というわけで、明日は映画館行って泣いてきます。