音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

コールクリスタルマナ初回限定版

体調悪いので短くなるかも知れませんが、

感情の赴くままに書いていこうと思いますので、

気楽にお読みいただけたらと思います。


コールクリスタルマナ(CCM)さんのお名前は以前から存じてました。

お名前を意識し始めたのはいつからかは覚えていませんが、

ゲーム音楽を合唱するという目的で集まった皆さんで組織された合唱団体だ、

ということも何となくですが知っていました。


Twitterの相互フォロワーさんの中にCCMメンバーの方がいらっしゃるので、

その縁もあって今回の初回限定版に参戦しようと思いました。


しかしそうは問屋が卸さなかったのです。



一月ほど出続けている咳。

この病のせいで演奏の邪魔をしてしまうのではないかという懸念がありました。

このCCM公演の前日、つまり昨日のことになりますが、

私はクラシックの演奏会にいってました。

そこで知人と二人で聴いていた時も我慢できずに咳を連発。

少し熱もでていたんですね。

なので今日の公演はやめておこうか、とも考えました。


それでもチケットもすでに予約してありましたし、

2時間くらいなら何とか我慢できるかも、という淡い期待も持って、

熱冷ましを飲んで参戦しました。



と、ここで今回の公演の概要を書くのが通例なのですが、

今回はブログを書きながらの説明とさせていただきます。




場所は亀戸にあるカメリアホール。

開場が13時からだったので、少し早めに自宅を出ました。

で、着いたのが12時20分でした(笑)

まあ、船橋からなら20分足らずで到着するんですよね、亀戸って。


そしてカメリアホール入り口へ。

すでに10人ほどが待機していたのですが、

そこにスタッフの人がやってきて、

開場までこのホールで待機はご遠慮いただきたい、とのこと。

時間もあったので、近くの定食屋で昼ご飯を食べました。


そして開場5分ほど前にもう一度行ってみるとすでに開場してた・・・(^^;)



ま、いいや、と気を取り直して会場入り。

真ん中の最後尾で見ようか、と最初は考えてたんですが、

いろいろと思い直して、前のブロック左寄りの席に。

ピアノの演奏もよく見えるし、合唱の声が良い具合に重なるポジションに。


3DSも持って行ったんですが、

CCMの人ともすれ違いが出来たことが嬉しかったですね~

まさに「入れ食い状態」でした。


おもむろに入場時にもらったパンフレットを開くと、

最初のページに書かれていた一言が印象的でした。




「こころのスタートボタンを押してください」


 ▶はじめる




心の琴線に触れる良い一言だな、と思います。

そして、私もこころのスタートボタンを押してワクワクしながら待機。


そしてホールが徐々に暗くなり開演。

ステージ中央に置かれたピアノ。

そしてそのうしろにはひな壇が設置されていました。


白地に紅いスカーフを首に巻いて登場するCCMの皆さん。

幾分緊張した面持ちなのは当然なのかも知れませんね。


伴奏のピアノ演奏者と指揮者が登場。

第一部が開演しました。



<第一部>

・時の回廊

・THE World of MOTHER~MOTHERメドレー~

・仲間を求めて

・The Unsung War~from ACE COMBAT 5~


初っぱなの時の回廊も当然素晴らしかったのですが、

最初に泣いたのは、MOTHERメドレーでした。

最初のPollyannaですでにやばかったのですが、

ラスト近くのEight Melodiesで決壊(笑)

もうあふれ出す涙がとまらなかったですね。

そこで終わりか、と思ったら、

最後に歌われたのが「All That I Needed(Was You)」。

うーむ、構成が見事でした、MOTHERメドレー。

「お兄さん戦」で、男性メンバー「おまえのお母さんは泣いてるぞ」と叫ぶのは笑いましたが(笑)。


実はここでちょっとしたアクシデントが。

このMOTHERメドレーのあと、続けてFF6の「仲間を求めて」が演奏されるはず、

だったんですけど・・・

司会者の人がなぜか登場。

そして「次はUnsung War・・・」と言いかけるのを指揮者の人が冷静に指摘されて、

司会者の人が脇へと戻るという一幕。登場が一曲早かったというわけですね。

その後、指揮者の人がさりげなくフォローしていたのを私はちゃんと見ていました。

ああ、この人良い人だ、なんて思ったり。


ACE COMBATはシリーズ通してプレイしていますが、

この曲、原曲もとてもかっこいいんですよ。

その原曲をどうやって合唱+ピアノへと落とし込んでいくんだろう、と思ったんですが、

抑揚とハーモニーの上手な付け方で、とても忠実にアレンジされていました。

心地よかったです。


総じて、ここまで聴いてきて改めて思ったのは、

合唱の精度もさることながら、ピアノ伴奏の抜群の安定感があります。

結構難しいフレーズもあるのに、易々と弾いているように見えました。

私自身ピアノが好きだということもあるんですが、

あの安定感のあるピアノが縁の下の力持ちだったことは否めないと思いますね。


思ったよりも真面目に(笑)第一部が終了します。



15分の休憩後、第二部が開演。



<第二部>

すれちがいMii広場メインテーマ

ボンバーキングのテーマ

・激突!グルメレース

スペランカーメドレー

・ペルソナメドレー

・ルーファウス歓迎式典

・ゴールドソーサー

すれちがい伝説

ビッグブリッジの死闘


第一部の真面目路線から一転、

この第二部は完全に「寸劇」でした(笑)


一つ一つピックアップすると長くなるので印象的だったところをかいつまんで。


最初登場してきたのがMiiみたく様々な色のTシャツを着たメンバー。

幾分人数が少ないのは裏でネタを仕込んでいたからなのでしょう(笑)

その段階でも笑えたんですが、

司会者の人が登場して持っていたのは「3DS」。

白色のばかでかい3DSを持った司会者がおもむろにその本体を開いて、

何事もないように進行しているのですが、会場内は爆笑。


なるほど、3DS本体にすれちがいでいろいろな人がやってくる、という設定のようです。


指揮者の格好がさらに面白かった。

完全にマリオ(笑)

赤地の服にオーバーオールといういつもの出で立ちで颯爽と登場。

豪快にジャンプなどをして会場を沸かせていました。


最初にすれちがいでやってきたのは、

ボンバーキングの主人公でもあるアンドロイドの「ナイト」でした。

爆弾を持ちながら自己紹介するその様はまさにナイトそのもの。

そして合唱で「ボンバーキングのテーマ」が流れます。


細かいな、と思ったのは、団員の一人が右向きの矢印を持っていて、

「新しいすれちがい・・・」というアナウンスが流れるところ。

3DSを持っている人なら誰でも知っているメインテーマが流れてきて、

そこにすれちがいで誰かがやってくるというわけです。

これはよくできています。抱腹絶倒。


そしてメインテーマに戻り、今度やってきたのは、

コックカワサキ」その人。

その後に出てきたのが・・・

カービィらしきピンクのタイツを着た人、

そしてデデデ大王(くちばし付き)でありました。

ま、カービィの出来はちょっとな、とは思いましたけど。。。

流れる曲は「激突!グルメレース」。

名曲のはずなのですが、この追いかけっこの寸劇がなかなか面白くて、

曲が入ってこないという罠(笑)

カービィが客席にも登場して縦横無尽に走り回る様は面白かったですね。

最後はデデデ大王が負けるというオチまでついていました。


そして再びメインテーマへ。

指揮者がおもむろに紅いヘルメットをかぶります。

登場したのはスペランカー

もちろんスペランカーのテーマがそのまま演奏され始めました。

「少しの段差でもすぐ死んでしまう」という史上歳弱のキャラであるスペランカー

それを忠実に表していた行動が、

指揮台から降りて死んでしまうというアクションで表されていました。

会場内はもちろん大爆笑。

そして、最後に指揮台の上で本当にスペランカーが死んでしまいます(笑)


そこに現れたのが「たなか社長」。

ペルソナシリーズででてくるとてもうさんくさいキャラですね。

時価ネットたなか」なる架空の通販番組で流れる曲が演奏されます。

またこのたなか社長のコスをされている団員の方がとてもうまい。

ペルソナシリーズは一通りプレイしている私ではありますが、

なかなか再現力があり面白かったですね。

そのあとなぜか「サトミタダシ」の曲に。

あの曲、中毒性が高いんですが、良アレンジでさらに中毒性が上がったような・・・


その後登場したのがルーファウス。

FF7に登場する神羅カンパニーの社長ですね。

そしてその後に登場するクラウド・・・ま、まあいいでしょう(笑)

「ルーファウス歓迎式典」が演奏されます。マーチ調の名曲ですね。

このイベントを知っている人なら笑える寸劇なんですけど、

まあ、歓迎式典の視聴率を上げる某イベントのパロディですね。

ただ、クラウドクラウドの格好のままだったんですが(笑)


その後、なぜかルーファウス社長とクラウドの二人で観覧車にのるシーンがあり(爆笑)、

そのまま舞台はなぜか「すれちがい伝説」のボスシーンへ。


すれちがい伝説の音楽はとてもかっこいいんですけど、

作曲者が誰なのか分からないんですよね。

あんなに良い曲なのに。

そんな音楽をバックにお話(寸劇)は進行していきます。


白い布で覆われたゴーストのうしろには牢屋につながれた王様。

すれちがい伝説のオーラスですね。

ルーファウスの指示で三人のMii(に扮した団員)が戦いますが、

おっかなびっくりで逃げていきます。

仕方なくルーファウスとクラウドが戦うことに。

ルーファウスの(卑怯な)飛び道具のおかげもあり、

クラウドの攻撃がヒット。

そして、そのゴーストが倒されます。


が、そのゴーストがその正体を現します。

それはなんと・・・ギルガメッシュ!!

ここでかかるのがFF5でも屈指の名曲といわれる「ビッグブリッヂの死闘」です。

ただ、寸劇のせいで曲がまともに聴けなかったんですけど・・(笑)


「あやうく白い布で窒息するところだった」というギルガメッシュの台詞で思わず噴いちゃいました(笑)

その後は激しい剣戟(のようなもの)が展開されます。

ま、お約束通りというかギルガメッシュが倒れ、王様は無事に救出されます。


そして大団円を迎えて第二部は終了。



FCBさんやGAMEバンドさんのお株を奪われかねない寸劇の数々。

これが定例化していくのかと思うと、こちらの期待値もあがってしまいますね。



そして15分の休憩の後、第三部が開演します。


<第三部>

ファイアーエムブレムのテーマ

・Roaming Sheep

聖剣伝説メドレー

スクウェア系バトルメドレー



この辺りから体調が一気に悪くなり始めました。

クスリが切れてきたんでしょうね、きっと。


団員の衣装が黒地に紫色のスカーフに変わります。

なるほど、第3部は1部同様に真面目路線ということですね(笑)


最初に演奏されたファイアーエムブレムのテーマは、

CMなどでもおなじみのテーマですね。

FEシリーズは全部ではないですがプレイしていましたので、

なじみ深いテーマを合唱で聞けて良かったです。


という感想を今になって書いていますが、

実は現場ではそれどころではありませんでした。

咳の発作が止まらなくなってきたんですね。


そのためこれ以降の演奏に集中することが出来ませんでした・・・

本当に団員や観客の皆様にはご迷惑をおかけし申し訳ないです。



2曲目は「Roaming Sheep」ですね。

この曲、FF3のための曲ではあるんですけど、

ゲーム中には登場しない曲です。CDには収録されていますね。

CMで使用された曲なんですよね。

なかなか他のところでは演奏されることの少ない曲なので、

じっくりと堪能したかったんですが、演奏に集中できず。

でも、ソロの部分と合唱の部分ともにフレージングが素晴らしかったですね。



3曲目は「聖剣伝説メドレー」。

最初に聖剣3の「Meridian Child」から入ります。

そして、聖剣2の「天使の怖れ」(OP)。

この辺りまでは記憶があるんですが・・・

あとは「子午線の祀り」「Rising Sun」が演奏されたようです。

このあたりで完全に集中力が途切れました。

咳をいかに押さえ込むかに必死でした。


4曲目の「スクウェア系バトルメドレー」に至っては、

まったく覚えていません。。。

何となくドラムの音が聞こえてたような気がしましたが。。。

FFとかロマサガのバトル曲がうっすら聞こえたような。



最後の最後で気力が尽きてしまい、このまま帰ろうと思った時、

CCM代表からの挨拶があり、アンコールが。

このとき幾分発作がおさまったので良かったです。


アンコール1曲目はFF6「アリア」

舞台袖から登場したソプラノの方が中央に進み出て朗々と歌い上げます。

そして、2番からは男性もそれに加わり見事な二重唱+合唱へ。

ああ、これはやばい・・・泣いてしまいましたね、これは。


さらに指揮者の方が「もう一曲」ということで演奏されたのが、

FINAL FANTASY」。FFのメインテーマですね。

しかもこれ、アカペラだったんです。

私はこの曲を聴くと無条件で泣いてしまいますので(笑)、

案の定マスクはびしょびしょに・・・

ああ、これは最高のアンコールだ、と思いました。


そして、無事にすべてのプログラムが終演。



私は咳の発作がとまらなかったのでそのままそそくさと会場を後にしました。

たぶん、ゲーム音楽仲間がいればこの感動を共有できたんだろうな、と思うと、

少し悲しくもあり、

でも良い音楽に出会えたことはとても嬉しくもあり。



今度はきっと病を治して、ベストコンディションでのぞみたい、

そう強く思わせてくれる感動的な演奏会でした。



最後になりましたが、CCMの皆様、演奏会お疲れ様でした。

最高のパフォーマンスでした。

また次回があるのなら是非伺わせてください。