ドイツの現代音楽界の巨匠、ディーター・シュネーベル。
今年の5月に亡くなられたと聞いた時に少なからぬショックを受けました。
かなり前衛的な作曲家としても知られているシュネーベル。
私もそのすべてを知り得ているわけではないのですが、
「マウルヴェルケ」を聞いたときの衝撃は未だに忘れられません。
歌、というよりも人間の声のみを用いたその作品は、
最初聞いたときは難解極まりないものだったと記憶しています。
Schnebel Maulwerke Trio Version 1988
最初は器楽曲を聞いたはずなのですが、
このマウルヴェルケを聞いてしまうと、その印象はどこかへ飛んでいきます。
学生当時の私にとってはそのくらいインパクト絶大だったんです。