音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

現代音楽を聞く その43

ドイツの現代音楽界の巨匠、ディーター・シュネーベル。

今年の5月に亡くなられたと聞いた時に少なからぬショックを受けました。

 

かなり前衛的な作曲家としても知られているシュネーベル。

私もそのすべてを知り得ているわけではないのですが、

「マウルヴェルケ」を聞いたときの衝撃は未だに忘れられません。

歌、というよりも人間の声のみを用いたその作品は、

最初聞いたときは難解極まりないものだったと記憶しています。

 


Schnebel Maulwerke Trio Version 1988

 

最初は器楽曲を聞いたはずなのですが、

このマウルヴェルケを聞いてしまうと、その印象はどこかへ飛んでいきます。

学生当時の私にとってはそのくらいインパクト絶大だったんです。