スイス生まれの作曲家、エルネスト・ブロッホ。
私自身は「アーネスト・ブロッホ」という呼び名の方がしっくりきますけど、
英語だとこういう言い方になるみたいですね。
彼の作品というと、
「ヘブライ組曲」とか「バール・シェム」あたりが有名でしょうか。
特にヴァイオリンが活躍する「バール・シェム」はよく知られています。
「Vidui(懺悔)」「Nigun(即興)」「Simchas Torah(喜び)」という、
3曲からなる作品で、民俗的色彩の強いものとなっています。
どちらかというと新古典主義を踏襲したハーモニーが多いんですけど、
後期以降の作品はかなり前衛的なものにとって代わっていきます。
Bloch: String Quartet No.4 - 1. Tranquillo - Allegro emergico - Tranquillo
やっぱり室内楽好きなので、最初に彼の作品で触れたのは、
この4番あたりはかなりコンテンポラリーな響きとなっています。