モードジャズといえばマイルス・デイヴィスなんでしょうけど、
私にとってのモードジャズはハンコックなんでしょうね。
「なんでしょうね」と言ったのは、自分でもよくわからないからです(笑)
ハービー・ハンコックのアルバムの代表格のひとつとも言える、
このアルバム「Maiden Voyage」、
日本語で言うと処女航海と言えばいいんでしょうか。
- アーティスト: Herbie Hancock
- 出版社/メーカー: Blue Note Records
- 発売日: 1999/04/07
- メディア: CD
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ハンコックのアルバムって一口にジャズと言い切れないところがあって、
このアルバムもどちらかというとジャズ寄りではあるものの、
コンセプトとしてはジャンルにとらわれていない自由な印象すらあります。
そこが気に入ってるところのひとつでもあるんですけどね。
ジャズという分野ではおさまりきれないところに彼はいます。
いろんな音楽を取り込んで新しい音楽を提供していく。
まさに私が理想とするところを体現しているのがハービー・ハンコックです。
彼の音楽に惹かれてしまうのはそういうところもあるんでしょうね。
ただ、彼の中期以降の作品よりも、
「Speak Like a Child」「Empyrean Isles」などの
60年代の彼の音楽に、より興味を持ってしまうのは、
そういう過渡期のハンコックとは違う面を垣間見ることが出来るからかもしれません。
まあ、彼の奏でる音楽はすべて受け止めている、という自負だけはあるんですけどね。
あくまでも主観的に、ではありますけど。