音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

群れる

東野圭吾さんのガリレオシリーズのようなタイトルですが、
東野作品ほどのクオリティなど到底持ち合わせていないので(笑)
いつものごとく、他愛もないことを書こうと思います。


今年7月にBUMP OF CHICKENのライブが横浜であって、
何とか日程をやりくりして行こうと思っています。
そもそもチケットが取れるのかどうかってところが問題ではあるんですが(笑)

ですがワタクシ、元々アーティストのライブというものに行くことに少し抵抗がある人なんです。
楽曲はとても好きなのですが、ライブの雰囲気というのが苦手なんですね。
といっても、人がたくさんいるところが苦手というわけじゃないんですよ。
群れ、が苦手なんです。

羽田空港国際線ターミナルに仕事に通っているんですが、
到着ロビーでちょくちょく韓国人スターの出待ちをしている女性ファンがたむろしているところを見かけます。

いわゆるあれです(笑)。

君子危うきに近寄らず、という言葉がありますよね。
私自身、君子っていわれるほどの清廉潔白さは全く持ち合わせていないのですが、
ああいうファンの人達が群れているところがどうにも苦手です。
だから近寄らないようにします。
別にファンを嫌ってるとかそういうわけじゃなくて、あの雰囲気が苦手なんですね。

以前、フジテレビの深夜枠で放送していたアニメのイベントでパシフィコ横浜に行ったことがあるんですが、
イベント自体は楽しかったんですけど、あの雰囲気が最後まで馴染めませんでした。
ペンライト?みたいなのを振りながら激しく身体をくねらせている人とか、
初めて生で見たので度肝を抜かれた、というのが実際のところではあるんですが(笑)

結構前にスターダスト・レビューのライブに、友人に誘われていったことがあります。
楽曲も大好きだし、ボーカルの根本さんのトークスキルがすごすぎて、
MCなんかもとても楽しく過ごせたんですけど、
ライブ特有のあの雰囲気、ファンの放つ熱気みたいなものにあてられたんですよ。

一見さんお断り、というと言い過ぎなのかもしれませんけど、
ファン同士、アーティストとファンの暗黙の了解みたいなものがあると、
途端に冷めてしまう自分を自覚するんです。

こういう性格なので、ライブに行くことが私には向いてないんだろうな、と思うんです。
ことさらクラシックやジャズの演奏会に足繁く通うのは、
そういった熱気が、他のジャンルに比べて少ない、もしくは感じにくいからなのかもしれません。

毎年秋に行われるヘヴィ・メタルの祭典LOUDPARKにはなるべく行くようにしています。
それはあの音色に惹かれるということもそうなんですけど、
前述のファンの熱気を感じる暇がない、というより単純にあの音圧にドキドキしちゃうんですね。
だから、他のライブと比べてラウパには割とすんなり行けちゃうわけです。



とまあ、ここまで言い訳しか書いてない気もしますけど(笑)



きっとこの歳まで「ファン」と呼べるだけのものを趣味としてこなかったんでしょうね。
だからこそそういった人たちを羨望の眼差しで見てしまう。
私もあの中に入りたい、とは思いながら、
結局興味があるのか、と自問すると頭の上に疑問符が浮かぶことになるわけです。

以前Twitterにハマっていた頃、割と多くの方と相互フォローさせてもらったんですが、
いろんなクラスタの方々とお話をすると楽しかった反面、
「自分はこの人達と話せるほどその対象物に愛情をそそいでいるのか」と思ってたんです。


俗に「クラスタ」という言葉が使われます。
カタマリ、群れを意味する言葉です。音楽の世界でも使われてますね。
ファン同士がよく使ってるこの言葉、実は私自身はあまり好きではないんです。
群れることがどうにもダメなんでしょうね。
心の中では一緒に群れたいという欲求があふれかえっているのに、
その中に入ることを徹底的に拒んでいる自分がいるのも事実なわけです。

ここ最近、というか今年に入ってからなんですけど、
そういった相反する気持ちがずーっとたまっていて、体調を崩したんです。
なので、一度そうしたところから一度離れてみよう、と思いました。
ずっとその中(クラスタ)にいると見えないことが、
そこから遠く離れることで見えてくることもあると思ったんですよね。

時にはそこから離れて、のんびりすることも必要です。
俗世から離れて座禅でもやってみたい心境でもあります(笑)


ぶっちゃけると、自身のメンタルが弱いんでしょうね。
だからこうして悶々と何かを考えるだけしか出来ない。
きっと様々なクラスタに属している人たちはそんなことを考えず、
ただ楽しいことを共有しているだけなんですよね。
その楽しみや喜びを、何の屈託もなく共有出来るようにしたいです。

小学生の作文みたいなまとめになってしまいましたが、
今の自分はまだまだ子供なんだろうな、と思います。