何もかも投げ出して逃避行したい、と思うことありますか?
ぼくはあります。
昔から「逃げ癖」というのがぼくにはあるみたいです。
嫌なことがあったら逃げる、ってのはもちろんですけど、
嫌ではないことからも逃げてしまうことがあるんです。
唐突ですが。
自分の企画でオフ会をやっていた時期がありました。
(オフ会というのは、オフラインミーティングともいわれるもので、
ネットなどで知り合った人たちと実際に会っていろいろやる会みたいなもんです)
好きなゲーム関連のオフ会というのは以前からも積極的に参加してたんですが、
そういうものを繰り返すうちに、自ら企画してやってみようと思ったんですね。
音楽系に少し強みがあったので、レンタルカフェを使って、
音楽理論みたいなものをわかりやすく伝えるようなオフ会や、
ゲームのマルチプレイをするオフ会みたいなのもやりました。
ゲームをプレイするだけでは物足りなかったので、
そのゲームにまつわる音楽クイズをやったりして、
なるだけ楽しく過ごせるコンテンツをいろいろと試行錯誤していたんです。
で、一昨年のある時期からそうしたオフ会の企画はもとより、
いろんな人たちが企画していたオフ会への参加からも離れるようになったんです。
ぼくが突然、だれにも何も告げずにそうした行動をしてしまい、
多少後悔の念もあるにはあったんですけど、
いざそうした場から離れてみると、意外と冷静になっている自分がいました。
オフ会でやりたい企画はそれこそ他の人に売るくらいにはあるんですけどね。
実は最後に私が企画したオフ会のあと、すぐに次の企画をすすめてはいたんです。
マルチプレイのオフ会がメインではあるんですが、
前回の音楽クイズがとても好評だったこともあって、
クイズ大会をサブ企画としてやりたいと考えました。
ただ、クイズを早押しなどでやるのはあまりに芸が無いので一計を案じたんです。
QRコードを使ったオリエンテーリングみたいなものですね。
みんなにランダムでコードを貼り付けたカードを配って、
そのコードを手持ちのスマホで読み取ると、クイズが数問出題されて、
正解すると次のコードが隠されている場所のヒントが記されているんです。
徐々にクイズの難易度も上がってきて、最終的に大ボスが登場して、
レベルの高いクイズに正解すると、見事クリアというものでした。
クイズではなく「謎解き」にしようかとも思ったんですが、
ひらめきを重視する謎解きよりも、純粋な知識で争うクイズの方がぼくは好きなので、
そういうクイズの問題をいろいろと仲間たちと作り続けていたんですけど、
それも結局は企画だけで、やることは無くなってしまいました。
離れた理由は、その時の心境だったりメンタルだったり、
複数の要因があるにはあるんですけど、
大きなものの一つは「責任を感じた」ってところが大きかったんです。
最後のオフ会で、ぼくは皆の前で仲間の幹事の人を大声で叱咤してしまったんです。
オフ会に参加した一人が途中退席して帰ることになったんですけど、
その時にぼく以外の幹事が遊びに興じてしまってそのことに気づかなかったんです。
で、思わず大声で幹事を怒った風で呼んでしまったんですよね。
あとになってそのことは大いに反省はしたんですけど・・・
その時は準備やらなにやらでかなり疲れていて、
「幹事だったらちゃんとお見送りはしなきゃだめだろ」と感情的になって、
それが一気に爆発してしまいました。なんと幼い発想でしょう。
それと、そのオフ会後に参加メンバーが親しくなっていったのは良いんですが、
特定の人に対してSNS上で「いじり」をはじめだしたんです。
おそらくはその人たちもお互い冗談でやっていたことなんでしょうけど、
普段そういうことをしそうになかった人までが「いじり」に参加し始めて、
「ああ、ぼくの責任だな」と感じてしまったんですね。
今から思うと、それは本人のせいであることはわかるんですけど、
それでもその時はメンバーのほんの一部が豹変していくことに対して、
出会いを提供してしまったことへの責任と、
どうにもできない感情があふれ出して苦しかったんです。
そこで「逃げ癖」が登場してきます。
そうしたものを見たくない聞きたくない、と思ったぼくは、
突然TwitterやLINEのアカウントを閉鎖して、内に閉じてしまいました。
それで何が変わるというわけではないのにも関わらず。
ぼくがそこから逃げたワケは、こんな感じです。
今では逃げたことに多少なりと後悔していますし、
ただ、いまさらのこのこ戻ったところで居場所は無くなっていて、
すでにぼくが昔企画していたものも、
別の人が同じような企画を立ててオフ会をされているようなので、
今後もゲーム関連のオフ会の企画や参加はしないんだろうな、と思ってます。
(しないんだろうな、と書くところがぼくの覚悟の無さをあらわしてますね)
じゃ、逃げなきゃよかったんですけど(笑)
後悔先に立たず、とはまさにこのことですね。
長々と書いてきて、何が言いたいかというと、
「人の振り見て我が振り直せ」ってことです。
自分の行動が、他人から見てどのように映るのか、
それ自体にあまり興味があるわけではないんですが、
こういうことをするとこういう結末になる、というルーティンみたいなものが、
この歳になってもわかってないってところを笑ってもらえるとありがたいです。