音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

恭賀新年

謹んで新年のおよろこびを申し上げます。

といいつつ、実はこれ書いてるの2019年なんですけどね(笑)

 

これがUPされる頃には2020年になっているはずです。

 

で、今年のことなんですが。

2020年の夏にスペインへ行くことになりました。

お盆休みを含めて約3週間ほど、バスク州ビルバオというところに行きます。

何をやるのかということはまだここでは発表できないんですけどね。

すでに去年の秋ころにはお話をいただいていて、

やるかどうかはかなり迷っていたんですが、

普段のお仕事も少しゆるくなってきて時間も取れるということで、

昨年のうちに長期休暇申請をして、決意いたしました。

 

その準備のためにいろいろと作らなければならないものがたくさんあって、

今年の最初からそれにかかりっきりとなることが決定しております。

去年買ったゲームもまだ開封しかしていないですし、

読書とか映画鑑賞とか観劇とかやりたいことが多くあるのですが、

昨年パリで行ったレコーディングのやつの本番のこととか、

アメリカにいる我が友がジャズライブを春にやるので見に行ったりとか、

今年も夏の終わりまではノンストップで駆け抜けていくことになりそうです。

 

そんなわけで、こちらのブログですが、

昨年末から同様に、少し不定期となってしまうことお詫びいたします。

新年からこんなこと書くのって良くないんですけど、まあそういうことで・・

 

 

そろそろ本気で海外移住とかやりたくなってきました(笑)

ボストンにいる友人からも毎年のようにラブコールがありますし、

今の日本にいてできることってどうしても限られてきますんで、

(日本でしかできないことももちろんあるにはあるんですけど)

今のメインが海外での音楽のお仕事なので、

それ一本で食べていけるくらいになれば、ワンチャン・・・

 

それはまあ冗談なんですけど。

 

そんなわけで、今年の正月がゆっくりできる5日間になる模様です。

家でゲームしまくりたいところではあるんですが、

きっと何か作業しながら、ずっとあれやこれや考えているんだろうなぁと思います。

 

そんなこんなで、今年もどうぞよろしくお願いします。

ネタバレあならいず

「ねた」が「ばれ」る、略してネタバレ。

映画や小説、アニメやゲームなど、作品の内容や設定、最後の結末など、

見ないとわからないことを見ていない他者にバラすことを言います。

 

拡散力の高いSNSなどでネタバレをする人たちの心理って、

自分の優位性を確かめる行為の一つなんだと思いますけど、

私から見ると、優位性を確かめる術としてどうなんだろうって考えます。

 

そして、ネタバレって意識的する場合と、無意識にしてしまう場合があるんですよね。

 

例えば、映画を見に行く人がいて、そのことをSNSに投稿するとします。

SNSには検索の機能もありますから、該当するキーワードを入力するだけで、

ネタバレしてやりたい投稿群を簡単に見つけられます。

そうしてターゲットを見つけて、

手当たり次第にネタバレをその投稿に返信していくんです。

ネタバレに抵抗があまりない人もいらっしゃいますので、

そういうことをやられても平気な人もいるかとは思いますが、

ネタバレに抵抗がある人にとって、そうした悪意のある行為は、

そりゃあもう筆舌に尽くしがたいほどのダメージを被ります。

 

ただ、意識的に悪意を持ってネタバレする場合は、

悪意を持っている側に非があることは明らかなんですけど、

無意識にネタバレをしてしまうケースも往々にして存在します。

やる側はネタバレをしたという自覚が無いまま、

結局はネタバレされた側が割を食うことになってしまいます。

 

このメカニズムってなんなんだろう、と考えていた時期がありました。

 

小説の結末を知ってからでないと読むことが出来ない人がいます。

映画のネタバレをしても気にしない、という人もいます。

「結果より過程」という人が実は結構多いことに気づかされます。

結果を先に知っても、その作品の面白さは保証されているということですね。

そうした「結果より過程」の人たちの割合がどの程度なのかは、

統計を取っていないので何とも言えないのですが、

少なくとも私は「過程も大事だけど結果も大事」と思っていて、

ネタバレはなるだけ忌避したいと考えている人間です。

だから、楽しみにしている小説を読んでいる時や、

映画やドラマ、アニメなどの映像作品を見る前、あるいは見た直後、

あるいはゲームをプレイしている時などについては、

ネタバレ回避の行動を取るようにしています。

 

こんなことを言うと身もふたもないと思いますが、

価値観なんて人それぞれなんだから、しょうがないんですよ。

ただ、その基本的な考え方を理解していない方が多いんです。

価値観なんて人それぞれ、って思ってない人って意外と多いんですよ。

 

「みんなそう思ってます」「国民の総意です」

「~って思わないなんて絶対おかしいですよね」

「~というのが普通じゃないですか」

「~が好き(嫌い)な人っていない」

 

なんて言葉を平気で言う人を私は少し警戒するようにしています。

「絶対」とか「普通」とか「総意」とか「みんな」とか、

そういうキーワードを多用している人は、特に警戒レベルを一段階上げてます。

こういう考え方って、危険なにおいがプンプンしますし、

そもそも「自分と他者の価値観が同じである」という前提のもとで、

無意識あるいは意識的にこうした言葉を発しているということです。

 

たぶんネタバレを積極的にする人ってこういう心理もあるのかもしれません。

その人の価値観というか個性がそういう軽い犯罪行為をおこさせるんでしょうか。

小学校時代の児童会みたいなやつで、

「川の柵の周辺では遊ばないようにしましょう」とか、

「ゲームセンターには立ち寄らないようにしましょう」とか、

教師同席の中で生徒同士の話し合いによる決定がされていく中で、

そうした禁止事項が出てくるとあえてその禁を犯したくなる心理と似ています。

 

サイコパス的に「相手に傷を負わせてやろう」として、

その行為をすることに恍惚感をおぼえる方も中にはいるんでしょうけど、

そこまでの恍惚感は無いにしろ、

おふざけ半分という心持ちでネタバレを仕掛ける人もいらっしゃいます。

 

先にも書いた通り、優位性を保つ(マウントを取る)ことで、

歪んだ自尊心を大いに満足させる人って結構多いんです。

公式のアカウントに大喜利みたいなネタを返信したり、

自分の言いたいことだけまくし立てたり、

(こういう返信を【クソリプ】と言うんだそうです)

そういう児戯ともいえる行為は、おふざけにしろ真剣であるにしろ、

傍から見てる分には、ちょっと歪んでるんだよなぁ、と思うこともしばしば。

 

ただまあ、クソリプ好きっていう奇特な人もいらっしゃるようですけどね(笑) 

 

さらに厄介なのが、そういう歪みを自覚している人ならまだしも、

自分が歪んでいることを知らない、あるいは認めない人もいらっしゃいます。

「私は歪んでいない。私の周りこそが歪んでいるんだ!」

地動説を唱えたガリレオみたいなカッコいいセリフですけど、

彼の中では地動説ではなく天動説を唱えているということに気づいていません。

いや、気づいているけど認めたくはないだけなのかもしれませんけど。

 

いろいろと書いてはみましたけど、

特に「ネタバレはこう防ごう」なんてことは書けません。

防ぐ方法はいろいろあるんでしょうけど、

一番効果的なのは「SNSに近寄らない」に限るわけでして(笑)

 

 

残念ながら、悪意を持っている人ってたくさんいます。

程度の差こそあれ、そうした悪意は常にそこかしこに転がっていて、

何かのきっかけで一斉にあふれだしてきます。

それは正義感の裏返しともいえるものです。もしくは不必要な善意ともいえます。

 

芸能人をはじめとした有名な人たちの不祥事やいけないことなどに反応して、

徹底的に断罪してやろうという、歪んだ正義感に由来するものだと思います。

本人としては善意で言っていることだという認識です。

不必要な善意ですね。

それが悪意に満ちたものでも、不必要な善意に起因する行為でも、

やってる方の一部は大喜利の延長線上みたいな軽いノリなんですよね。

「好きな人にちょっかいをかけよう」とする心理にも近いんでしょうけど、

人生そのものに飽いているから、ちょっとした刺激を求めて、

猛威を振るっている悪意に便乗している人も一部にはいらっしゃいます。

 

 

ちょっと話がそれてしまいました。

 

 

ネタバレを分析するという題目でしたが、

結局何の提案もできないまま、だらだらと書いてしまいました。

結論の出ないことをうだうだと語るのが好きなんでしょうね、わたしは。

 

ネタバレはなるだけ控えてもらえるとありがたいです・・・

年の瀬

今月はいろいろと忙しくてやりたいことの2割程度しかできてません。

 

平日のいつものお仕事もそうなんですけど、

ネット動画の著作権フリー(動画のBGMなど)な音楽も作ってたり、

並行して編曲仕事もちょこちょことやってるので、

やりたいゲームも読みたい本も、いろいろなことが滞り気味になってます。

 

これが年の瀬、といえばそうなんですけど・・・

 

お気づきだった人も多かったと思いますが、

今月はブログの更新が不定期になっていました。

楽しみにしていただいてる方には申し訳なく思っています。

毎日更新していた時代が懐かしいです(笑)

 

さて、というわけで、年の瀬です。あと数日で2019年も終わりとなります。

今年もいろいろとありがとうございました。

来年の抱負なんかは来年のブログで書くつもりですが、

すでにビッグなお仕事も舞い込んできており、

オリンピックイヤーも楽しいことが続きそうな気配です。

 

まだしばらくは、ブログの更新が不定期となります。

来年の春くらいまでにはいつものルーティンにできればいいなと。

 

皆さまにとって2020年が良い年でありますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、今年はもうちょっとブログ更新しますけど(笑)

David Binney / Aliso【ジャズのススメ 126】

ジャズサクソフォン奏者、デヴィッド・ビニー。

彼のアルバムは、確かよく行くお店のおススメとして紹介されていたのを、

気になってCDを購入し始めたことから聞きはじめた、という感じ。

 

ALISO

ALISO

 

 (Amazon Music Unlimitedなどのサブスクに加入していると全曲聞けます)

 

最初に聞きだしたのはおススメされていたアルバム「Aliso」でした。

標題曲「Aliso」から始まるこのアルバムですが、確かに良いんです。

古いジャズ好きな私からすると少し先鋭的にもうつるんですけど、

それでもそんな考えをねじ伏せるだけのパワーとテクニックを感じ取れます。

ただ、いきなりこのアルバムから聞くのはどうなんだろうとは思います(笑)

ライトなサウンドが好きな方にはちょっと合わないかも、です。

 

そんな私は今も、彼の初期のアルバム「South」に夢中です。

 

South

South

  • アーティスト:David Binney
  • 出版社/メーカー: Act Music + Vision
  • 発売日: 2003/06/01
  • メディア: CD
 

好きな転調のおはなし2

 以前、こういう記事を書きました。

 

hw480401.hatenablog.com

 

もう一年以上前のことになります。

時のたつのは本当に早いものです。

 

で、この過去記事で「機会があればまた書きます」なんて書いておいて、

ずっと放置していたことを今さらながら思い出しました(笑)

 

こうした音楽記事を書くと、どうしても専門的な用語が頻発してしまいます。

「わかる人にはわかる」ってのも良いとは思うんですけど、

転調の良さを伝える術としてコードネームを使ったり、

スケールやらなんやら、普通に音楽を楽しむのに余計な言葉を尽くすことは、

私自身が望まないことでもあるんです。

だから、このブログでは出来るだけそうした言葉は使わないように心がけてます。

 

まあ、油断しているとたまに出ちゃうんですけど(笑)

 

 

My Little LoverのCDは良く買って聴いていました。

ヴォーカルのAKKOさんの声質が好きだったこともありますけど、

バンドの中心人物でもあった小林武史さんの紡ぐ音が大好きでもあったんです。

まあ、小林さんは結局バンドから脱退してしまうわけではあるんですが。

(楽曲は引き続き提供されているようです)

あ、一応フォローしとくと、ギターの藤井さんの音も好きですよ。

 

 

「Hello, Again~昔からある場所~」がリリースされたのは、

今から四半世紀ほど前のことになります。たしか1995年だったかな。

クレジットでは藤井さんと小林さんの共同作曲ということになってるようです。

 

もともとは藤井さんが作られた曲が存在していて、

小林さんがそれに少し手を加えたということらしいです。

 


My Little Lover「Hello, Again 〜昔からある場所〜」

(動画はTOY’S FACTORYの公式のものです)

 

この曲、転調界隈ではかなり有名なんですよね。

サビ前のメロディから転調への仕掛けが施されていて、

とても精緻に作られた印象が、私の中ではすごく強いんです。

 

 

1番のBメロと言われる、曲のサビ前のメロディなんですけど、

歌詞でいうと「泣かないことを誓ったまま」あたりからがBメロになります。

(上の動画だと1:05~)

で、その歌詞の「誓ったまま~」の「た」の部分の音を聞いて、

ほんの少し違和感を抱いたんです。

 

この曲の調性は、前半が「ホ長調(E-dur)」になってます。

 

f:id:hw480401:20191219093756p:plain

音符にするとこういう音階で構成されています。

ちなみに「♯」は「シャープ」と言って「音を半音上げる」指示記号です。

最初が「ミ」の音、次の音は「ファのシャープ」で、

ピアノでいうと「ファ」の音の右上の黒鍵部分が「ファのシャープ」になります。

さらに「ソのシャープ」「ラ」「シ」と続きます。

 

それで、最初の話に戻るんですけど、

「誓ったまま~」の「た」の部分の音が「ソ」の音なんです。

「ソのシャープ」ではなくただの「ソ」の音なんですよ。

要するに、ホ長調の構成されている音ではないんですね。

だから、最初に聞いたときに些細な違和感を感じたんです。

でも違和感は通り過ぎて、何事もなかったようにメロディが紡がれます。

そのままサビ直前まで進みますが、そこでまた違和感が襲ってきます。

 

「僕はひとりになった」という歌詞の「っ」の部分の音が、

また「ソ」の音になっていて、それが呼び水となり、

サビの調性がホ長調から「ト長調(G-dur)」へと変わります。

 

f:id:hw480401:20191219094836p:plain

ト長調の構成音はご覧の通りです。

最初の音は「ソ」となっていて、そこから「ファのシャープ」までは、

なにも記号が付いていない音が続きます。

 

そうなんです。

「誓ったまま」の「た」の音も、

「僕はひとりになった」の「っ」の音も、

さらに言うとサビ部分の「記憶の中で」の「き」の音も、

ト長調の構成音である「ソ」になっているんですね。

これが感性の代物なのか緻密に計算されたものなのかは定かではないですが、

転調をする前にBメロ部分で構成音のほんの一音を垣間見せることで、

サビの転調をうまい具合に聞かせている、ということになります。

 

ちなみにBメロからのコードはこんな感じです。

 

(Bメロ)

A  A/B | G#7  C#m | A  G#7 | C#m Bm

A  A/B | G#7  C#m | F#m7   | F#m7/B  B7

(サビ)

C  D | G  D  | C  D  |  Em D

 

参考までに書いたので、特に意味はありません(笑)

 

 

本当はもう1曲紹介したかったんですけど、

ちょっと長くなってしまったので、続きはまた別の機会に。

ボンタンアメとわたし

先日、辻村深月さんの「クローバーナイト」が文庫化されたので、

じっくりを読みふけっておりました。

内容は、保育園活動やお受験などをテーマにした、

ほんの少しミステリー風味のある小説だったんですが、

とても興味深く、また、とても空恐ろしい体験でした。

デフォルメされているとは思うのですが、

今の子供教育界の光と闇というのが詳細に描かれていて、

昔の自分の子供時代のことを思い出しながら読了しました。

 

 

母親に聞いたことがあるのですが、

私は3歳半になるまでまともに言葉を発しなかったんだそうです。

なにをやるにしても黙々とやっていたらしく、

「手間がかからん子やったわ、3歳までは」と小言のように言われました(笑)

 

それが4歳になる数か月前に突然堰を切ったように言葉をおぼえて、

私と意思疎通ができるようになったと泣いて喜んだのだとか。

そのころのことは全く記憶にないんですけど、

すでに小学校へ通いだしていた私の兄とは毛色が違い、

内気な性格のくせに我が強い性格だったんだそうです。

従順で何をやらせてもそつがない兄に対して、

言葉には出さなかったとは思いますが、コンプレックスを感じていたんでしょう。

 

昔、私の家には赤いミニピアノ(おもちゃピアノ)がありました。

2オクターブ半くらいしかない小さなピアノで、

私が高校に上がるくらいまでは現役だったと思うんですが、

私が2歳か3歳くらいの時にはすでに鍵盤をさわっていたんだそうです。

「CMソングを聞いてその曲をちゃんと弾いてた」と母は今でも豪語してますが、

前述の通り、その辺の記憶も全くないので嘘だとおもいます(笑)

 

 

そんな2~3歳くらいの頃、ミニピアノを弾きながら、

いつも口にしていたのがボンタンアメでした。

 

でした、なんて書いてますけどその辺も全く覚えてません。

ただ、今ではほとんど口にしなくなったそれを、

中学くらいまでずっと食べてたのは憶えてます。

近所の駄菓子屋で、粉ジュースや丸ガムには目もくれず、

ボンタンアメを買い続けてましたから(笑)

 

今にして思うと、なんでそこまでボンタンアメにこだわってたのかはわかりません。

乳幼児に食べさせて良いものかどうかは知りませんけど、

かなり幼い時から食べていたらしく、

私がピアノ教室へ通っていた時も、カバンにはいつも入ってましたし、

音大時代にピアノを弾いているときにも、

なんとなく口の中がボンタンアメのほのかな香りがしていた気がします。

留学先で売ってたのかどうかは定かではないですけど(笑)、

無性に食べたくなる時があったような気がします。

 

セイカ食品 ボンタンアメ 10粒×10箱
 

 

とまあ、思い出話を書いたのは、

今日仕事場でボンタンアメをもらったからなんですよね。

子供の頃は、この飴の周りについていたオブラート状のものが苦手で、

はがして食べていた記憶があるんですけど、

久しぶりに食べると、

神戸で過ごした子供時代や、留学時のことを思い出して、

ちょっと切ないような恥ずかしいような気持ちにさせてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブラスぷらす Op.17

マードックからの最後の手紙」を聞いたのは、

何かの機会に訪れた生演奏でのことでした。

割といろいろなところで聞く機会も多く、

作曲家・樽屋雅徳さんの代表曲の一つとなっているようです。

氏の楽曲は「絵のない絵本」「ちはやふる」など、

割と聴きこんでいる方だと思ってはいるのですが、

いかんせん日本人の作曲家のものをあまり聞いていない人間なので、

どうしても有名どころに終始してしまうことが多いのも事実です。

 

民衆を導く自由の女神」をたまたま聞いたときに、

インスピレーションがわき上がってきて、

その時に委嘱されていたとあるアレンジの作業がスムースに進んだことを、

今、ふと思い出しました。

それ以来、この楽曲には多少なりと思い入れはあるような気がします。

 

このタイトルからもわかるとおり、

モチーフとなったのはフランスの画家ドラクロワの描いた同名絵画です。

いわゆる「七月革命」をテーマとして書かれたその絵画のとおり、

楽曲も緊張感をはらみつつ展開し、最後は未来を感じさせるものとなっています。

生演奏で聞く機会も割と多いと思うので、

気になる方は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

まあ、CDも出てるんですけどね(笑)

 

樽屋雅徳 作品集II~ラザロの復活~

樽屋雅徳 作品集II~ラザロの復活~

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: CAFUA
  • 発売日: 2010/04/21
  • メディア: CD