音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

Woody Shaw / United【ジャズのススメ 39】

ゲイリー・バーツが参加しているアルバム、

ということで最初聴き始めたんです、実は。

それがもう大当たりでした。

 

United

United

 

 

80年代のジャズって自分の中では苦手意識があって、

どちらかというとオーソドックスをこそ好む傾向があるんですが、

このアルバムは素直に聞くことができました。

一流どころが一同に介しているってことももちろんあるんでしょうけど、

それらの音色をウディ・ショウが包み込んでいるという印象。

要するに、良いサウンドってことです(笑)。

 


Woody Shaw - What Is This Thing Called Love

JADE VIを見てきた(生で見てないけど)

現時点で明日までYoutubeに公開されている動画を、
帰国してから3日間かけて聴き込んだ感想を書いてみようかなと。
別ブログではすでに今回の公演の感想を若干辛めに書いてしまったので、
こちらでは少々甘口でお送りします。

このブログでもたまに名前が出てくる「NES BAND」というバンド名。
このNES BANDが久々に演奏会をするということで、
楽しみにしていた人も多かったのではないでしょうか。
私はその日、ドイツに行ってました(笑)。

NES BANDさん関連の過去記事はこちらからどうぞ
ファミコン音楽フェス NESBAND@宇都宮
NES BAND初ワンマンライブ @ 東京カルチャーカルチャー
Push Generations Vol.1 雑感
今調べたらこのブログでこの3件くらいしか書いてなかった。
JADE Vも生で見たんですけど、感想書かなかったっけ・・・ま、いいや(笑)

2017年8月27日の日曜日に、
ゲームミュージックJADE VI」と銘打たれて行われた今回の公演。
今も第一線で活躍されている作曲家の国本剛章さんが音頭を取り、
ゲームミュージックをライブハウスで生演奏するという企画も今回で6回目となりました。
私もたぶんJADEシリーズは3~4回位は生で見させてもらってます。
シリーズで言うと、サカモト教授さんやファミ箏さんも参加されたことがあり、
国本剛章さんご本人も「タケちゃん健ちゃん」「オール1ブラザーズ」などのユニットで、
バンマスとしてベース(その他)を演奏されています。

あのライブハウス独特の距離感で懐かしいゲームや、
比較的新しいゲームの音楽を聞くことができるというのは嬉しいものです。

さて、今回のJADE VIでは3組のアーティストが登場しました。
・京バンド
・オール1ブラザーズ
NES BAND
(登場順)

チケットは早々とSOLD OUTとなりました。
仕事で行けなかったとはいえ、やはり生で聴きたかった・・・・

最初に登場したのは京バンドさん。
お名前だけは存じ上げているのですが、
実は今までに一度も生で演奏を聞いたことが無いバンドです。
東海地方を中心に演奏活動をされているということもあるんでしょうけどね。

<京バンド・演目>
星のカービィSDX『メタナイトの逆襲 戦艦ハルバード:甲板』
ゼルダの伝説 時のオカリナゲルドの谷
ゼルダの伝説 夢をみる島『タルタル山脈』
ゼルダの伝説 BotW『師匠の詩』
ゼルダの伝説 時のオカリナ『嵐の歌』
ヨッシーアイランド『アスレチック』
スプラトゥーンシオカラ節
ブレイブリーデフォルト『不死の国』
ソーサリアン『呪われしクイーンマリー号 船内』
京バンド『帰るべき場所(オリジナル)』
京バンド『百花繚乱(オリジナル)』
風来のシレン『特殊モンスターハウス
天地創造『さらなる広い世界へ』
エストポリス伝記2『バトル♯2』
サガフロンティア2『Thema』
サガフロンティア2『Mißgestalt』
(セットリストは動画より抜粋)

1組あたり約40~50分前後という時間が設けられているようです。
このセットリスト、全部私のツボでした(笑)。
フルート、ギター、チューバ、カホンPerc.)という編成もそうですけど、
ゲームの音楽にとどまらず、オリジナルの曲も作られているところに、
とても好感が持てました。好感が持てました、なんて上から目線ですいません(笑)。

ゼルダ好きな人なので、前半のゼルダメドレーはかなりたぎりましたね。
最初のカービィから京バンドさんの世界へ持って行かれた気がします。
そこからMCも交えながらたくさんのゲーム曲やオリジナルを立て続け、
すごいスタミナだよなぁ、と感心しきりでした。
メロディを担当するフルートの女性の方が特に音色面で目立ってましたけど、
4人それぞれがスキル高いので、聞いてて心地よく楽しかったです。
ギターの千変万化な演奏、チューバの縁の下の力持ちといった音色、
そして何よりカホンが音色にリズムを添えることで、
一つの形が出来上がっているように思えます。
こりゃ、突然ゲリラ的に演奏するって聞いたら行きたくなりますよね。

個人的に今回の選曲をされた方と朝まで飲みたいです(酒全く飲めないけどw)。
ヨッシーアイランドとかシレンとか天地創造とかソーサリアンとか、
私がリアルタイムでやり込んでいたゲームの音楽がたくさんありました。

国本剛章さんがライブ後にTwitterで、
「京バンドの演奏は風を感じる」といった主旨のことを呟かれてました。
動画を通してですが、私も風を感じました。
生で一度聴いてみたい、そう思わせてくれる演奏でした。
こりゃ東海地方へ遠征しなければいけないかなぁ。


続いて登場したのは国本剛章さん率いる「オール1ブラザーズ」です。
国本さんとギタリストのテンドウさんの二人のユニットです。
今回はドラムスの滝澤さん、そしてヴァイオリンの小林さんも加わり、
より密度の濃い演奏を堪能できました。

<オール1ブラザーズ・演目>
ボンバーキング
ディスクシステムOP~パルテナの鏡
ロックマン2『ワイリーステージ』
これもなにかの縁トロピー(オリジナル)
この世の果てで恋を唄う少女YU-NO『幻想一夜』
ファイナルファンタジー3メドレー
火の鳥メドレー
迷宮組曲城内〜エコノミシティ〜迷宮組曲井戸
MOTHER『ボリアンナ〜8メロディーズ』
わんぱくダック夢冒険『月面』
(セットリストは動画より抜粋)

メンバー登場前に流れていたのはオール1ブラザーズのテーマソング、
だったと思います。いい歌です。
こちらはどちらかといえばファミコンメインの演目です。
京バンドとはまた趣向が違っていて面白いですよね。

おそらくこのオール1ブラザーズの演奏を見ていた人の大半が、
紅一点のヴァイオリンの小林さんをメインに眺めていたと思いますが、
私はドラムスの滝澤さんをメインに見てました。小林さんも見てましたけど(笑)。
あ、もちろん国本さんやテンドウさんも見てましたよ、ええ。
滝澤さんが満面の笑みで演奏されてるのがとても微笑ましかったんですよ。
それで思わずずっと見てました。

ヴァイオリンがメロディのパートを主に受け持ち、
最初に演奏されたのがボンバーキングです。歌詞付きのアレですね。
ディスクシステムのOPではギターでディスクエラー音を再現してみたり、
迷宮組曲メドレーでは、「同じ3拍子でいい曲だから」ということで、
スマホゲーム「エコノミシティ」のメロディをミックスしてみたり、
実は結構チャレンジャブルな内容だということが伺えます。

個人的なところでいうと「YU-NO」の曲はかなり思い入れがありまして。
亡くなられた梅本竜さんの楽曲はもともと好きだったこともあるんですけど。
国本剛章も生前の梅本さんとは親交があったようで、
以前のライブでも涙ぐみながら梅本さんの曲を紹介されていましたね。

あとは「火の鳥」ですかね。あれ、ほんと名曲ばっかりです。
ピアノとかクラリネットの多重奏で聞いたことはあったんですけど、
こうした編成で聴けたのは嬉しかったですね。

最後は「わんぱくダック夢冒険」の月面ステージのBGM。
この曲、ヴァイオリンとの親和性が高かったように思います。
テンドウさんお気に入りの一曲だそうですけど、私も大好きです。

こちらもとてもいい演奏でした。
やっぱり生で聞きたい。


そして今回のライブのトリをつとめたのがNES BANDです。
このバンドのことは過去に散々紹介しているので説明は省きます。
メンバーの3chのサキヤマさんや4chのホソタケさんとは仲良くさせていただいてます。
(と私の方では思ってるんですけど・・・)

NES BAND・演目>
ドンキーコング
MOTHERメドレー
国本剛章楽曲メドレー
ファイナルファンタジー3メドレー
CONNECT(オリジナル)
ドラゴンクエストXI『ひるまぬ勇気』
(セットリストは動画より抜粋)

今回新1chとして登場したのが、なおこーんさんです。
2ch担当のバンドリーダー、マツケん先生もTwitterで、
「機器の調整操作が自分をこえている」と太鼓判を押されてましたが、
なおこーんさん、素晴らしかったです。相当緊張されてたと思うんですけどね。
いや、してないかもしれませんけど(笑)。
不動の左3人に比べて、リズムに合わせて身体を揺らしている1chさんが印象的でした。

演目はFF3メドレー以外は以前にも演奏されたことがあるものです。
構成は若干変更がありましたけど。
やはり安定感のある演奏でした。
しかし安定感というのはともすると「慣れ」が生じやすくなります。
時折曲がはしりがちになりそうなこともしばしばありました。
これはメンバーそれぞれのスキルが高いことのあらわれでもあるんですが、
原曲に忠実に演奏することを宿命付けられたNES BANDの演奏では、
そのスキルが時にアダとなることもあるんだなあ、と演奏を聞きながら感じてました。

なんて書くと否定的な意見と思われるかもしれませんけど、
NES BANDさんの演奏、素晴らしかったですよ。泣いてましたし(笑)。

個人的にはFF3メドレーは目頭がかなり熱くなりましたね。
ちゃんとエンディングもフルでやってましたし。
あとはオリジナル曲のコネクトですね。あれはいい曲です。

アンコールは意外な選曲でした。まさか最新作のDQ11をやるとは。
でも、ファミコンVerの「ひるまぬ勇気」も良いものです。


というわけで若干駆け足となってしまいましたが、
JADE VIの感想を書かせてもらいました。

生で聞くべきものだよなぁ、と思いつつ、
こうして期間限定とはいえ動画で楽しめるというのは、
スタッフさんの尽力によるものですよね、ありがとうございます。

オケやブラス、室内楽などでやることの多いゲームミュージックの演奏会ですが、
こうしたライブハウスで、小規模に行われるというのは貴重かもしれません。
これからも続けて欲しいと思いますし、機会があれば私も是非参戦したいです。

あ、奏者じゃなくて観客で(笑)。

たまには笑い話を

ここ最近のブログの内容が、
身につまされるといいますか、ちょっと考えさせられるといいますか、
まあ要するに愚痴めいた内容が多くなってきたような気がするので、
唐突ではありますが、
今年に入って私の周りで起こった笑い話をいくつかお送りします。

※すべて実話です。


1.「社会の窓あいてますよ」

初春の頃。
寝ぼけ眼で出社した私は、挨拶もそこそこに自分の席へ、
行こうと思った矢先に部下の一人から声をかけられます。
社会の窓あいてますよ」
確かに私がはいているパンツのチャックが全開でした。
ただ、それに対してそのまま恥ずかしそうにチャックをあげるのも癪だったので、
「わざと開けてんだよ。悪いか」
と冗談っぽく言ってみたわけです。
すると、その部下がジト目でこう言いました。
「じゃ、明日から毎日社会の窓全開で出社してくださいね」
すると隣りにいた同僚から、
社会の窓、って言い方、古くない?」との声が。
「え、そうなの?」
「うん、今は普通にチャックあいてますっていう人のほうが多いらしいけど」
始業前の男性二人がパンツのチャックで一悶着を始めます。
言い争いみたいになりかけていたので、私はすかさずこう言いました。
「そんなしまらない話はもう止めにしようよ、『チャック』だけに、ね」

爽やかな春の朝に、真冬の寒風が吹きすさんだのは気のせいではないはずです。



2.「カレー」

「その昔、女優の安達祐実さんがレトルトカレーのCMに出ていて、『具が大きい!!』というフレーズが一時期流行したことがあってね・・・」
大のTVゲーム好きである我が社の専務が、うちの部に来た時に始めた会話がこれです。
専務室に入るとだいたい携帯ゲーム機をいじってるか、
もしくは取引先への電話で平身低頭していることの多い専務ですが、
普段はとても気の優しいおじいさんといった感じです。
この時もなんとなく昔のCMの話題から、何故かカレーの好みへと進んでいきます。
「私はあまり辛いのが得意な方ではないので中辛が良いですね」
「わたしも辛いの苦手なんです・・・」
「ぼくは激辛好きですね。レトルトの5倍とか10倍とかよく食べますよ」
部内でそういう会話がかわされていたその時、
私のメールアドレスにタイミングを図ったかのように来たメールが一通。
そのメールの差出人は、専務秘書の方からでした。
「こむさん、うちの専務そっち行ってませんか?」
私の部署は羽田空港にあり、本社は東京日本橋にあるため、
こうした所在確認メールも日常茶飯事なのですが、
どういうわけか、今回の専務秘書さんのメールは少し切羽詰まっていました。
そう感じた私はあわてて秘書さんへ電話連絡します。
「もしもし、専務こっちに来てますよ。何かありました?」
「ああ、こむさん。専務、お昼ごはんでココイチのカレー注文してて、それがいま会社に来たんですよ。絶対あの人カレー注文したこと忘れてますよね・・・」

その後、専務が慌てて本社へと戻っていったことは言うまでもありません。



3.「友人宅での怪談話」

怖い話は苦手です。
日本映画「この子の七つのお祝いに」を大昔にテレビで放送しているのを見て、
それがトラウマになって、日本のホラー映画はもとより、
ありとあらゆるホラー映画が苦手になりました。
なので「怪談話」と言われるものもあまり得意ではありません。
というよりも「人におどかされること」を極端に嫌います。
なのでドッキリと称しておどかされると本気でキレます(笑)。

7月のある日のことです。その日もとても暑かったんです。
仲間内で友人宅に集まった時に、その中のひとりが怪談話をやろうと言い出したんです。
私は本気で嫌がったんですけど、
飲み物がそれぞれガラステーブルに置かれたのを合図にそれは始まりました。

窓から外を覗こうとしたら・・・
ベッドの下に・・・
撮った写真を確認してみたら・・・

聞く人が聞いたなら、よくある話だとたかをくくるのでしょうけれど、
本気で苦手な私は、
殆ど内容を聞かず頭のなかで好きな曲をリフレインしまくってました。

そんな時です。
ふいにドアホンの音が鳴り響きます。
「ぎゃあああああああああ!!!!!!」
私は思わず叫んでしまいます。
叫ぶのもたいがいなのですけど、
それと同時に私は、持っていたマグカップを大きく振り上げてしまったんです。
中に入っていたオレンジジュースが隣にいた友人に頭からかかり、
さらにそれと同時に私のおしりの穴が緩んでしまい、盛大な音を立てておならを一発。

宅配ピザの配達員がドアを開けると、
怪談話をしていたにも関わらず、友人宅の一室は大爆笑の渦と化していました。

その友人からは未だに、かかったジュースのことをネチネチと言われています・・・


4.「滑舌」

滑舌が悪いんです。
三半規管を昔やられたこともあるんでしょうけど、
通常時は言葉が発しにくい体になってしまいました。
そのため、相手に意思を伝えるのに苦労する場面も多く存在します。
ただ不思議なもので、
海外へ出張する時に英語を使うと滑舌はそれほど悪くなりません。
英語で話すほうが楽な時も実はあったりします(笑)。

ま、そんなこぼれ話はともかく。

とある居酒屋さんへ行ったときのことです。
そこはタッチパネルでの注文などというハイテクなものはなく、
手を挙げて店員さんを呼んでから注文するというスタイルです。
会社の同僚と来ている場合は、注文はその同僚にまかせて、
私は事前に欲しいものを同僚に伝えるというスタイルをとっているんですが、
このときは知人友人知らない人が入り混じった飲み会だったこともあって、
各自がそれぞれ好きなものを注文するスタイルでした。
「ビール飲む人~!?」
「あ、わたしカシスオレンジ!」
「軟骨の唐揚げ2つ!」
といった声が乱れ飛ぶ中、私はウーロン茶を注文しようと思い、
「あ、ぼくウーロン茶」と小声で言ってしまったんです。
そして数分後、テーブルを渡り歩いて、
滑舌の悪い私の目の前に到着したその茶色い液体を一口飲んでみると、
それは紛れもなく「ウーロンハイ」でした。

その後私は顔を真赤にして倒れてしまい、介抱されながら帰宅することに。
やはり私は「飲めない人」だったようです。



5.「鼻から牛乳

その昔、コミックソングで知られている嘉門達夫さんの唄に、
鼻から牛乳」というのがあります。
バッハのトッカータとフーガニ短調BWV565の冒頭のメロディにのせて、
「ちゃらり~、鼻から牛乳~♪」と歌うあれです。
嘉門達夫さんの唄は昔から好きで、
「小市民」「ハンバーガーショップ」あたりの唄は、
子供の頃に繰り返し聴いて爆笑していた記憶があります。

まあ、嘉門達夫さんの唄の話はさておき。

この前リアルで鼻から牛乳を出している現象に遭遇したのでお話します。

会社での昼休みのことです。
うちの部署は羽田空港のビルにあります。
当然ながらコンビニやら食堂やらがビル内に入っているので、
そっちでご飯を食べる人もいるにはいるのですが、
私も含めて仕出し弁当とか自宅近くのコンビニで昼ごはんを買って、
昼休憩中に自分の机で食べる人も結構いるんです。
そんな昼休み中に事件は起こりました。
同僚の一人がパックの牛乳を飲みながらパンを頬張っているのを発見した私は、
パーティションに身を隠しながらその同僚の彼の机へと向かいます。

そうなんです、私、いたずら好きなんです(笑)。

無事に彼の机のそばまでたどり着いた私は、
彼の机の横まで移動し、そして・・・
右手の中指で鼻っ面を挙げながら「ビローーーーン!」と声を出して登場した、
それと同時に、彼が口に含んでいた牛乳、そしてその他のものが、
彼の口から飛沫となって私の顔にへばりついたのです。

おもむろにタオルで顔を拭きながら目を開けると、
ものの見事に両方の鼻の穴から牛乳を垂れている同僚を発見しました。

見たいものを見るには、それ相応のリスクがいることを学びました。




というわけで短編集みたいな感じになってしまいましたが、
たまにはこんなのもいいでしょ?



















ドラゴンクエストXIの音楽のこと

ブログの更新が遅れているのは全てこれが理由です(笑)。

すいません・・・

 

さて、一応クリアをしたのでドラクエ11のことを書きます。

 

私はリアルタイムでほぼ全てのドラクエのナンバリングタイトルをプレイしてます。

10についてはオンラインという要素もありましたが、

最後までプレイしていない唯一のタイトルとなってます。

9月にリリースされるNintendo Switch版で復帰するつもりですが、

出来ればボスだけでも倒しておきたいところです・・・

 

11の話でしたね。

ストーリーは本当に素晴らしかったです。

涙流したことも一度や二度ではないですし、

胸につまされるシーンもたくさんありました。

シナリオの完成度は相当高いものだったと思います。

 

そして話題は11の音楽の話なんですけど。

 

実はそれほど琴線に触れた音楽が無かったというのが正直なところです。

音源がしょぼいとか二番煎じとか使い回しが多い、といった、

今回の11に対する音楽の批判もちょくちょく目にしていますが、

そういう面も一概に否定できない部分もあるといえばあります。

船の曲は新曲で聴きたかったよなぁ、とか、

城や街の曲とか過去作の名曲使われてるよなぁ、とか、

そうした感想をプレイしながら思ったことは事実です。

 

ただそうした悪口雑言を全肯定するわけでもないです。

御歳86才を迎えられたすぎやまこういちさんが紡ぐメロディは、

良くも悪くも「これぞドラクエ!!」と言えるものでした。

 

良くも悪くも、なんて書くと、

生粋のドラクエファンからお目玉くらいそうですけど。

 

以前このブログでも書いたかもしれませんけど、

ファンとか信者という視線で音楽を語ることはなるべく避けたい人なんです。

だからできるだけ俯瞰的に音楽を把握したいと思ってるので、

厳しいことも言ってしまいます。

でも、ドラクエの音楽は大好きですよ。他の音楽と同等に。

 

今回の11の音楽、いや9あたりからの音楽でも感じてたんですけど、

「音色にまろみが出てきた」と思ったんです。

ファミコン時代に発売された4作のドラクエの音楽と比較してみると、

鋭角的な音色、とでも言えば良いのでしょうか、

フレーズというかなんというか、

曲のそこここから溢れ出てくる形が「角の取れた丸みのあるもの」に感じるんです。

 

私がすぎやまこういちさんの音楽を意識して聴き始めたのは、

たぶんテレビアニメ「伝説巨神イデオン」が最初だったと思うんですけど、

あのアニメ、そして劇場公開された映画での音楽と、

2000年代に作られたドラゴンクエストの音楽を聴き比べてみると、

鋭い音色というのが少しずつ丸くなってきたように思えてなりません。

 

誤解をしないでもらいたいのは、

そうした丸みのある音が嫌とは思ってないんですよ。

むしろこうした音もドラクエ、すぎやまさんの特徴でもありますし。

きっと私自身の音楽に対する感性も摩耗し衰弱しているのかもしれません。

ただ、私と同じような感想を持っている方も幾人かいらっしゃるようで、

なるほど、私だけじゃないんだなぁ、と感慨深く思ったりもしています。

 

 

ちなみに。

 

ドラクエ113DSの2Dモードでプレイしました。

そして現在は3Dモードでプレイ中、終わったらPS4版へと移行します。

どうやら今回のドラクエ11

音源というか音色はどの機種でもほとんど変わらないということらしいですね。

あの音をBGMにPS4版をプレイしたらまた違った印象かもしれません。

期待しつつ、まだまだ私のドラクエ11ライフは終わらなさそうです。

Bireli Lagrene / Standards【ジャズのススメ 38】

個人的な意見なんですけど、

ビレリ・ラグレーンのギターの音色って好みに個人差がありますよね。

まあ、どのアーティストでも個人差ってあると思うんですけど(笑)

 

最初に彼の演奏を聴いたのはDUETというアルバムでした。

フランスのジャズギタリストであるシルヴァン・リュックとのデュエットで、

Isn't she lovery?などのカバーをしています。

このDUETでのビレリが最初の出会いだったこともあり、

その後で聴いた、彼のアルバムとのギャップに唖然としたのを今でも覚えてます。

それだけDUETでの演奏では、相手に合わせた演奏だったってことなんでしょうね。

 

Standards

Standards

 

 

テクニシャンだけど癖がある、ビレリのギターの音色ですが、

合わない人には全く合わないみたいです。

もともと出自がジプシーってところもあるんでしょうけど。

わたしですか?そりゃ好きですよ。じゃなけりゃここで紹介しません(笑)

 


Biréli Lagrène - Standards (1992) [Full Album]

 

演奏する人される人

社会人になって間もないころ。

音大卒という私の経歴を知った幾人かがこういう要望がありました。

「ねー、何か演奏してみてよ」

音大卒というレッテルだけで音楽のエキスパートであるという錯覚に陥り、

気楽に演奏を要求する人が、巷には大勢いらっしゃいます。

そうした要望に対して気軽に「いいよー」という方もたくさんいらっしゃいますが、

私の場合は、そういう要望に対してあまり良い気がしません。

 

そもそも私自身が演奏スキルに乏しいということもあるにはあるのですが、

例えば「じゃ、何かリクエストしてよ」なんて言葉を返すと、

「うーん・・・なんでもいい」という気のない返事が返ってくることも多いわけです。

そういう人たちって特定の曲が聞きたいというわけじゃなくて、

ただ惰性で演奏を要望しているに過ぎないことを思い知らされます。

つまりはただの興味本位ってことですね。

 

プロの演奏を聴くときはお金を払います。これは当たり前。

マチュアの演奏でも聞きたい曲を聴くときにはお金を払うこともあります。

(無料コンサートというものもありますけどね)

これも当たり前。

演奏を聴くという行為に対して同等の代価を支払うことは、

その演奏家にとって敬意を払うものと同義である、と私は思ってます。

 

まあ、時々海外からの演奏家のコンサートなどの料金を見て、

「うわ、高い・・・」と思うこともしばしばです(笑)。

 

誤解のないように言っておきますけど、

「じゃ、おまえはお金を貰えば演奏するのか」と言われたなら、

「いいえ、演奏しません」と応える場合もありますし、

「演奏します」ということもあります。

その時その時によって意見は変わります。

 

私自身、音大卒ではありますが、

それは奏者としての勉強ではなく、どちらかというと「裏方」の世界への憧れです。

表立って演奏することよりも、作曲や編曲など、

裏方としての印象の強いところでやりたかったんです。

 

結局、夢半ばで破れましたけど・・・

 

なので、私に奏者としてのスキルを要求されることに対して、

あまり嬉しいという感情を持ったことが無いんです。

作曲やアレンジの依頼をされることの方がやっぱり嬉しいんですよね。

今もちょこちょことそうした仕事はさせてもらうことがありますけど、

人前で演奏することよりもそっちのほうが向いているということを実感します。

 

演奏者としての技術を磨いている人たちからすると、

こういう意見は唾棄されるようなものかもしれませんが、

これが自分の正直な気持ちなので仕方ないです。

 

適材適所だと思うんですよ。

奏者として人前で腕前を披露したいという人もいれば、

裏方として奏者を支えることで、音楽に貢献したいと思う人もいます。

私は断然後者側の人間です。

だから、気軽に「演奏して」というのは出来れば控えていただきたいなと。

そういうオファー、ほとんどないですけど(笑)。

JOHN COLTRANE / Impressions【ジャズのススメ 37】

あえて避けてきたんですけど、

そろそろ良いかなと思い、コルトレーンのアルバムのことを書きます。

 

コルトレーンで最初に聴いたのはこのアルバムではなかったんですけど、

現時点で一番聴いているのはたぶんこのアルバムです。

 

 

Impressions

Impressions

 

 

もちろん他のレーベルから出た時代の音楽も好きは好きなんですけど、

ここが彼の黄金期(私の意見です)と思ってます。

何も予備知識を持たないでただ彼のサクソフォンに耳を傾けると、

こことは違う次元へと吸い込まれそうになるのは私だけでしょうか。

私だけですね(笑)。

 


John Coltrane - Impressions (Complete)