音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

たまには笑い話を

ここ最近のブログの内容が、
身につまされるといいますか、ちょっと考えさせられるといいますか、
まあ要するに愚痴めいた内容が多くなってきたような気がするので、
唐突ではありますが、
今年に入って私の周りで起こった笑い話をいくつかお送りします。

※すべて実話です。


1.「社会の窓あいてますよ」

初春の頃。
寝ぼけ眼で出社した私は、挨拶もそこそこに自分の席へ、
行こうと思った矢先に部下の一人から声をかけられます。
社会の窓あいてますよ」
確かに私がはいているパンツのチャックが全開でした。
ただ、それに対してそのまま恥ずかしそうにチャックをあげるのも癪だったので、
「わざと開けてんだよ。悪いか」
と冗談っぽく言ってみたわけです。
すると、その部下がジト目でこう言いました。
「じゃ、明日から毎日社会の窓全開で出社してくださいね」
すると隣りにいた同僚から、
社会の窓、って言い方、古くない?」との声が。
「え、そうなの?」
「うん、今は普通にチャックあいてますっていう人のほうが多いらしいけど」
始業前の男性二人がパンツのチャックで一悶着を始めます。
言い争いみたいになりかけていたので、私はすかさずこう言いました。
「そんなしまらない話はもう止めにしようよ、『チャック』だけに、ね」

爽やかな春の朝に、真冬の寒風が吹きすさんだのは気のせいではないはずです。



2.「カレー」

「その昔、女優の安達祐実さんがレトルトカレーのCMに出ていて、『具が大きい!!』というフレーズが一時期流行したことがあってね・・・」
大のTVゲーム好きである我が社の専務が、うちの部に来た時に始めた会話がこれです。
専務室に入るとだいたい携帯ゲーム機をいじってるか、
もしくは取引先への電話で平身低頭していることの多い専務ですが、
普段はとても気の優しいおじいさんといった感じです。
この時もなんとなく昔のCMの話題から、何故かカレーの好みへと進んでいきます。
「私はあまり辛いのが得意な方ではないので中辛が良いですね」
「わたしも辛いの苦手なんです・・・」
「ぼくは激辛好きですね。レトルトの5倍とか10倍とかよく食べますよ」
部内でそういう会話がかわされていたその時、
私のメールアドレスにタイミングを図ったかのように来たメールが一通。
そのメールの差出人は、専務秘書の方からでした。
「こむさん、うちの専務そっち行ってませんか?」
私の部署は羽田空港にあり、本社は東京日本橋にあるため、
こうした所在確認メールも日常茶飯事なのですが、
どういうわけか、今回の専務秘書さんのメールは少し切羽詰まっていました。
そう感じた私はあわてて秘書さんへ電話連絡します。
「もしもし、専務こっちに来てますよ。何かありました?」
「ああ、こむさん。専務、お昼ごはんでココイチのカレー注文してて、それがいま会社に来たんですよ。絶対あの人カレー注文したこと忘れてますよね・・・」

その後、専務が慌てて本社へと戻っていったことは言うまでもありません。



3.「友人宅での怪談話」

怖い話は苦手です。
日本映画「この子の七つのお祝いに」を大昔にテレビで放送しているのを見て、
それがトラウマになって、日本のホラー映画はもとより、
ありとあらゆるホラー映画が苦手になりました。
なので「怪談話」と言われるものもあまり得意ではありません。
というよりも「人におどかされること」を極端に嫌います。
なのでドッキリと称しておどかされると本気でキレます(笑)。

7月のある日のことです。その日もとても暑かったんです。
仲間内で友人宅に集まった時に、その中のひとりが怪談話をやろうと言い出したんです。
私は本気で嫌がったんですけど、
飲み物がそれぞれガラステーブルに置かれたのを合図にそれは始まりました。

窓から外を覗こうとしたら・・・
ベッドの下に・・・
撮った写真を確認してみたら・・・

聞く人が聞いたなら、よくある話だとたかをくくるのでしょうけれど、
本気で苦手な私は、
殆ど内容を聞かず頭のなかで好きな曲をリフレインしまくってました。

そんな時です。
ふいにドアホンの音が鳴り響きます。
「ぎゃあああああああああ!!!!!!」
私は思わず叫んでしまいます。
叫ぶのもたいがいなのですけど、
それと同時に私は、持っていたマグカップを大きく振り上げてしまったんです。
中に入っていたオレンジジュースが隣にいた友人に頭からかかり、
さらにそれと同時に私のおしりの穴が緩んでしまい、盛大な音を立てておならを一発。

宅配ピザの配達員がドアを開けると、
怪談話をしていたにも関わらず、友人宅の一室は大爆笑の渦と化していました。

その友人からは未だに、かかったジュースのことをネチネチと言われています・・・


4.「滑舌」

滑舌が悪いんです。
三半規管を昔やられたこともあるんでしょうけど、
通常時は言葉が発しにくい体になってしまいました。
そのため、相手に意思を伝えるのに苦労する場面も多く存在します。
ただ不思議なもので、
海外へ出張する時に英語を使うと滑舌はそれほど悪くなりません。
英語で話すほうが楽な時も実はあったりします(笑)。

ま、そんなこぼれ話はともかく。

とある居酒屋さんへ行ったときのことです。
そこはタッチパネルでの注文などというハイテクなものはなく、
手を挙げて店員さんを呼んでから注文するというスタイルです。
会社の同僚と来ている場合は、注文はその同僚にまかせて、
私は事前に欲しいものを同僚に伝えるというスタイルをとっているんですが、
このときは知人友人知らない人が入り混じった飲み会だったこともあって、
各自がそれぞれ好きなものを注文するスタイルでした。
「ビール飲む人~!?」
「あ、わたしカシスオレンジ!」
「軟骨の唐揚げ2つ!」
といった声が乱れ飛ぶ中、私はウーロン茶を注文しようと思い、
「あ、ぼくウーロン茶」と小声で言ってしまったんです。
そして数分後、テーブルを渡り歩いて、
滑舌の悪い私の目の前に到着したその茶色い液体を一口飲んでみると、
それは紛れもなく「ウーロンハイ」でした。

その後私は顔を真赤にして倒れてしまい、介抱されながら帰宅することに。
やはり私は「飲めない人」だったようです。



5.「鼻から牛乳

その昔、コミックソングで知られている嘉門達夫さんの唄に、
鼻から牛乳」というのがあります。
バッハのトッカータとフーガニ短調BWV565の冒頭のメロディにのせて、
「ちゃらり~、鼻から牛乳~♪」と歌うあれです。
嘉門達夫さんの唄は昔から好きで、
「小市民」「ハンバーガーショップ」あたりの唄は、
子供の頃に繰り返し聴いて爆笑していた記憶があります。

まあ、嘉門達夫さんの唄の話はさておき。

この前リアルで鼻から牛乳を出している現象に遭遇したのでお話します。

会社での昼休みのことです。
うちの部署は羽田空港のビルにあります。
当然ながらコンビニやら食堂やらがビル内に入っているので、
そっちでご飯を食べる人もいるにはいるのですが、
私も含めて仕出し弁当とか自宅近くのコンビニで昼ごはんを買って、
昼休憩中に自分の机で食べる人も結構いるんです。
そんな昼休み中に事件は起こりました。
同僚の一人がパックの牛乳を飲みながらパンを頬張っているのを発見した私は、
パーティションに身を隠しながらその同僚の彼の机へと向かいます。

そうなんです、私、いたずら好きなんです(笑)。

無事に彼の机のそばまでたどり着いた私は、
彼の机の横まで移動し、そして・・・
右手の中指で鼻っ面を挙げながら「ビローーーーン!」と声を出して登場した、
それと同時に、彼が口に含んでいた牛乳、そしてその他のものが、
彼の口から飛沫となって私の顔にへばりついたのです。

おもむろにタオルで顔を拭きながら目を開けると、
ものの見事に両方の鼻の穴から牛乳を垂れている同僚を発見しました。

見たいものを見るには、それ相応のリスクがいることを学びました。




というわけで短編集みたいな感じになってしまいましたが、
たまにはこんなのもいいでしょ?