音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

現代音楽を聞く その62

アンドレ・ブクレシュリエフといえばフランスの作曲家、

と思っていたのですが、どうやら生まれはブルガリアだったみたいです。

ずっとフランスの作曲家と勘違いしていました・・・

 

彼の功績というとやはり書籍になるのでしょうか。

特に作曲家論に関する書物については大家の一人であり、

私もショパンシューマンに関するものを学生時代に読んだ記憶があります。

精緻な響きの現代音楽も多数作曲していますが、

彼はジョン・ケージに代表される偶然の音楽にも通じ、

そうした偶然性を主とした作品も数多く残しています。

 

代表作としては5つの連作「群島」になるのでしょうけど、

当時は「ミロワールII」に代表される弦楽四重奏をよく聞いていました。

 


Boucourechliev, André (1925-1997) -- Miroir 2, Five Pieces for String Quartet (1991) (1 and 2)

 


Boucourechliev, André (1925-1997) -- Miroir 2, Five Pieces for String Quartet (3, 4, and 5)

 

それほど彼の作品を聞いているわけではないのですが、

この作品に出会ったころはいろいろと病んでいたこともあり、

コンテンポラリーに耽溺し続けた頃に聞いていたので、

今でもこの曲を聞くと心をかき乱されるんです。

好きなんですけどね(笑)