アンドレ・ブクレシュリエフといえばフランスの作曲家、
と思っていたのですが、どうやら生まれはブルガリアだったみたいです。
ずっとフランスの作曲家と勘違いしていました・・・
彼の功績というとやはり書籍になるのでしょうか。
特に作曲家論に関する書物については大家の一人であり、
私もショパンやシューマンに関するものを学生時代に読んだ記憶があります。
精緻な響きの現代音楽も多数作曲していますが、
彼はジョン・ケージに代表される偶然の音楽にも通じ、
そうした偶然性を主とした作品も数多く残しています。
代表作としては5つの連作「群島」になるのでしょうけど、
当時は「ミロワールII」に代表される弦楽四重奏をよく聞いていました。
Boucourechliev, André (1925-1997) -- Miroir 2, Five Pieces for String Quartet (1991) (1 and 2)
Boucourechliev, André (1925-1997) -- Miroir 2, Five Pieces for String Quartet (3, 4, and 5)
それほど彼の作品を聞いているわけではないのですが、
この作品に出会ったころはいろいろと病んでいたこともあり、
コンテンポラリーに耽溺し続けた頃に聞いていたので、
今でもこの曲を聞くと心をかき乱されるんです。
好きなんですけどね(笑)