音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

現代音楽を聞く その66

スペインの作曲家、カルロス・スリナッチ。

舞踏音楽の分野では知らない人はいないとも言われますが、

本邦ではそれほど知られた作曲家ではないような気がします。

 

「リトモ・ホンド」や「シンフォニエッタ・フラメンカ」など、

思わず踊りたくなるような楽曲が代表的な例ではありますが、

純音楽の分野でも秀作を数多く残しています。

まあ、私の場合室内楽に偏愛傾向が強いので必然的にそちら方面になりますが・・・

 

弦楽四重奏曲」は彼の室内楽曲では一番よく聞いていると思います。

 


String Quartet: I. Allegro

 

全体的に不穏な響きの多い一楽章ですが、大体全部こんな感じです(笑)

三楽章は「Allegro frenetico」という速度指示が出ています。

「狂乱的に速く」という意味ですけど、やはり舞踏的な印象が強い楽曲です。

スペインの作曲家だから、というわけではないんでしょうけど・・・