音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

Incidental Music Vol.79

作曲家の和田薫さんといえば、

今の人だとアニメの劇伴の人という印象が強いんでしょうか。

犬夜叉」や「アイアンリーガー」「金田一少年の事件簿」など、

数多くのアニメ音楽を手掛けられています。

また、ゲーム音楽オーケストレーションなどもされていて、

アクトレイザー」や「キングダムハーツ」などがその代表作です。

 

ただ、私がしってる和田薫さん像というと、

やはり伊福部昭さんの弟子であり、純音楽の人という感じです。

吹奏楽コンクールの課題曲「吹奏楽のための土俗的舞曲」は、

曲のそこここに伊福部さんの影響が見てとれる名曲の一つだと思います。

この曲を20歳そこそこで書いてたわけですから、すごいもんです。

(この辺りの事情はご本人のコラムに詳しく書いてます→リンクはこちら

 

 

さて、今回はそんな和田薫さんの劇伴について書こうと思います。

今は無きパイオニアLDCがまだ全盛だったころに、アニメがたくさん作られました。

その中の一つに「機神兵団」というアニメがありました。

たしか1992年だったと思います。

元々は漫画が原作のものでしたが、OVAとして全7話が製作されました。

和田薫さんはそのアニメの音楽を担当されていたんです。

 

機神兵団 音楽篇

機神兵団 音楽篇

 

 

今でもこのCDはちょくちょく聞いているんですけど、

この機神兵団のオーケストラコンサートというのもあったんですよね。

「綱響歌劇 機神兵団~アニメーションオーケストラの響き」というタイトルで、

当時LaserDisc(LD)が販売されて、私も購入しました。

まだ実家で眠っていると思います(笑)

 

実際に当時見に行ったわけではないのですが、

そのオーケストラの音楽にとても魅了されたんですよね。

それを生演奏で聞けたなんて、うらやましい限りです。

このLDは今は手に入れるのがかなり困難みたいですけど、

(そもそもLDプレイヤーのあるお家なんてなかなかないですよね)

一見の価値があります。

 

当時「バスタード!!」もパイオニアLDCでアニメ化されていて、

その音楽の一部もなぜかコンサートで披露されています。

バスタードの音楽を担当された田中公平さんもコンサートに参加されていて、

和田さんと田中さんのトークも収録され、

若かりし頃のお二人が拝める貴重なLDですので、お金に余裕のある方はぜひ(笑)