ケーニッヒの電子音楽は、私の師事していた方が好きな作曲家でした。
当時も今もそれほど作品を数多く聞いているわけではありませんが、
それでも、電子音楽という分野では知らない人はいない、のだそうです。
私は教授に言われるまで全く知りませんでした(笑)。
ゴットフリート・ミヒャエル・ケイニッヒ。
オランダの現代音楽、というよりも電子音楽の先駆者のひとりとして知られています。
gottfried micheal koenig TERMINUS II
語れるほど曲を知っているわけではないのですが、
私の担当であった教授が聞いてた曲の一つがこれでした。
(たぶんこれだと思うんですけど、自信はないです・・・)
ノイズ、と称される音が断続、永続的に続く音楽ですが、
そこにある混沌と突然訪れる静寂のコントラストが、
脳のある部分を刺激してくるような気がします。
これを音楽と称するべきかどうかという議論はさておき、
これも一つの表現である、とおっしゃっていた教授の言葉とともに、
ノイズがそこかしこに響き渡ってくるような気がします。