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ヒロユキの音楽日記

ありとあらゆる音楽が好きな人。たまにキツい毒をはいたりしますが根はいい奴です。

付加価値と転売、を音楽面から考えてみる

SNSやブログなどでアーティスト自らが告知をして、

無料ライブだったりインストアライブだったりをすることがあります。

アルバムの購入特典のひとつだったりすることもあるのですが、

基本的には行きたい人が気軽に見に行くことが出来るライブですよね。

で、ファンの人達がよく言う言葉が、

「こんなの、タダ(無料)で聴けるなんてすごい」というものです。

 

ゲームの付随音楽の演奏会などでも、

著作権やら何やらいろいろな事情があって無料で行われるものも数多く存在します。

無料であるから演奏技術は乏しいのかというと実はそうでもなく、

本格的なオケサウンドが気軽に聴けたり、ブラスバンドの迫力を体験することができます。

演奏技術が乏しいところも多少あるにはあるんですけど(笑)

そういった演奏会へ行った人たちも、前述のような感想を書く方が比較的多いです。

 

ネットの生放送などでもピアノやシンセを使って生演奏をする方が多いんですが、

そういうところでもやはりこういった言葉を耳にすることがありますね。

(ネットの場合には別途費用を月額で支払うシステムなどがあるところもありますが)

 

では、いくらくらいまでならその演奏に支払うことが出来るのでしょう、

ということを私みたいなひねくれ者は、つい思ってしまうんです。

無料ライブでの付加価値はどのくらいが平均なんだろう、とか、

最高金額はどのくらいまでつりあがるんだろう、とか、

妄想はどんどん広がっていくわけです(笑)。

 

 

あと、有料ライブでも金額を安価に設定しているものがあると、

「ええ!?こんな値段でいいの?もっと取っても誰も文句言わないでしょう」

という声も散見されますが、その感覚はやはり個人差があるものです。

この値段はこの公演に対して相応である、と思う人もいれば、

ちょっと高額に感じる人もいるのではないでしょうか。

 

こういった音楽系の興行チケットの値段というのは、

どのように算出されているのか、私もあまり良くは知りません。

経費から逆算したり、おおよその催行人数から試算したりするんでしょうけど、

見る人から見ると「安い」と感じたり「高い」と感じたり、千差万別です。

 

だからといって公的につけられた値段に、

個人の裁量で付加価値をつけてしまうのはどうなんでしょうか。

 

今日発売されたニンテンドークラシックミニ、通称ミニファミコンですが、

どこの店でも完売となっていて、その値段はうなぎのぼりになってます。

定価の2倍以上の値段をつけて売られているものもあるそうです。

いわゆる「転売屋」と言われる人たち(あるいは企業)によって、

不正な付加価値をつけて売られている、というわけです。

 

ヤフオクやチケキャンといったところで行われている興行チケットの売買。

人気のあるチケットは数分を経ずして完売となってしまいます。

そして、チケット売買サイトなどで、

個人の裁量で付加価値をつけて販売されることになります。

どうしても行きたい興行がある場合は、

少し値段が高くてもチケットを取りたいと思うのが人情です。

その人情を、卑怯な手段を用いて利用しているのが転売屋です。

転売屋から見ると、異論反論はあるんでしょうけど、どういう理屈を並べても、

公的に提示された価格よりも上乗せして販売することは、

需要の有る無しに関わらず違反行為です。

「転売を目的とした購入」は禁止されています。

しかし、転売ではなく、

「すでにチケットが抽選で当たったので」

「別の日のチケットが手に入ったので」

「急な予定が入り公演に行けなくなったので」

という見えすいた嘘を書き並べて当たり前のように競売にかけたりしています。

(中には本当に行けない人や別の抽選で当たった人もいるとは思いますが)

 

本当にその興行に行きたかった人がチケットを手に入れられず、

チケットを商売道具のひとつとしか見ていない連中に買い占められている、

という理屈はある方向から見ると正しいとは思うのですが、

商売という観点で見てみると、転売する人たちもお金がほしいからやってるわけで、

商売の手段としてこれほど儲けられるものも無いんでしょうね。

前に書いたとおり「個人の裁量で付加価値をつけられる」わけですから。

 

「好きなアーティストの公演ならいくら出しても行きたい」

と思うファンも数多くいますし、それを理屈として反論する転売屋もいます。

つまり、ここで需要と供給が不本意ながら成立してしまっているわけです。

それゆえに転売屋は後を絶たない、とも言えます。

 

先般、多くのアーティストが「チケット転売NO!」として、

チケット転売に反対する声明を発表したことは記憶にあたらしいところです。

興行をする側からこのような声明が出るというのはかなり異例なことみたいですが、

じゃ、具体的に何をするのかという点が曖昧になってます。

声明を発表したところで現在も転売自体は継続して行われていますし、

対抗措置などを講じているわけではないので、野放図に広がっているのが実状です。

 

抽選販売であれ先着順の販売であれ、

転売屋と言われる人たちは様々な手段を使ってチケットを手に入れます。

その手腕をもっと別の方向に活かせばいいのにと私なんかは思ってしまうんですが。

そのチケット購入のノウハウを教えてくれるのなら、

私はいくらでもお金出して聞き出してみたいと思ってしまうんですが、

そういう考え方をすること自体が「転売屋への一歩」になるんでしょうね(笑)。

自重します・・・