音楽つれづれ日記

ありとあらゆる音楽が好きな人。特にジャズが好き。たまにキツい毒をはいたりしますが根はいい奴です。

現代音楽を聞く その83

ブルガリアを代表する作曲家の一人、パンチョ・ヴラディゲロフ。

一通り彼の作品は聞いているんですけど、

最初に聞いたのは「2つのブルガリアパラフレーズ」だと思います。

現代音楽というよりも、後期ロマン派の印象の濃い曲なんですけどね。

 

そんな彼の息子であるアレクサンドル・ヴラディゲロフも作曲家です。

代表作といえば「ディルマノ・ディルベロによる変奏曲」になるんでしょうか。

「ディルマノ・ディルベロ」というのは、

ブルガリアに古くから伝わる民謡の一つですね。

 

www.hmv.co.jp

 

このアルバムの最後に、アレクサンドルの曲が入ってます。

それ以外はすべて父パンチョの作品ですね。

中でも「ブルガリア狂詩曲<ヴァルダル>」は私もかなりお気に入りです。

 

現代音楽というカテゴリーではないのかもしれませんけど、

こういうのも聞いてるよ、というアピールです(笑)

新年の出来事

こちらのブログについては音楽に関するネタを主に書いてます。

そして、音楽に関すること以外の内容のもの、

あるいは鑑賞したコンサートやライブなどの感想などについては、

こちらのブログではなく、もう一つのサブブログで書いています。

ヒロユキの世迷い言

サブの方はちょいと辛口です。そしてめんどくさい内容が多いです(笑)

 

という宣伝をしたところで。

 

毎年、わたしの誕生日に、

ボストンに住む私の友人から音楽のプレゼントをもらっている、

という話を以前にしたと思います。

 

以前にも書いているんですが、

その友人というのがジャズピアニストとして活躍しており、

また、日本のアニメやゲームにも精通し、日本語もぺらぺら、

結婚した相手は私の中学時代の同級生というおまけつきです。

そのピアニストの友人とも中学時代からの付き合いなので、

四半世紀以上の長い関係となっています。

困ったときや困ってないときも連絡を取り合ってる大親友です。

 

その友人から新年の年賀状代わりに一つの動画が送られてきました。

ピアノ演奏動画なんですけど、

演奏しているのがアニメの主題歌のピアノアレンジだったんですね。

6年ほど前にアニメ化もされているようなんですけど、

ヤマノススメ」というアニメの主題歌でした。

彼はこの作品を漫画連載し始めた頃からのファンだそうで、

舞台となっている埼玉県飯能市にも何度か行ったことがあるそうです。

私は今年になって作品の名前を知りました(笑)

 

こういう時に頼りになるのが、

私が勤めている会社の同僚でかなりアニメ好きなやつです。

今週の頭、年明け初出勤をした時に「ヤマノススメ」の話をしたら、

機関銃のごとく作品のことをまくしたてられて、

そして、今日コミックスを10巻分貸してくれました。

読み終えたら続きも貸してくれるみたいです。

ほんと、いいやつです(笑)

アニメのDVD(Blu-ray)も今度貸してくれることになってます。

(どうやらAmazon Prime Videoとかで配信もされているみたいですけど)

 

Spofityで検索してみると、

ヤマノススメ」の主題歌がすべて配信されていたので、

今それらを聞きながら仕事をしています。

それで、ボストンの友人が演奏してくれたのが

「夏色プレゼント」という曲だと知りました。

ちゃんと原曲をリスペクトしてピアノアレンジしてるんだ、

そして、アニメが本当に好きなんだなぁと、

彼が演奏している様子を思い出してそんなことを考えました。

 

こういうのが「愛のある演奏」というんでしょうね。

愛のある演奏でもテクニックがダメだと聞く気が失せるんですけど(笑)

だったら愛がほどほどの上手い演奏の方が聞きたいと思います。

 

以上、新年一発目に起こった出来事の顛末でございました。

Incidental Music Vol.76

新年を迎えて六日目。

御屠蘇気分も抜けて、今日から仕事始めという方も多いのではないでしょうか。

 

なんていう、全く心のこもっていない挨拶から始めるのは、

ひねくれものの私にとってはかなり面映ゆいものなんです。いや、ほんとに。

型通りのことを型通りにこなすことがあまり好きではない人間なので、

どうしても型破りなことをしてみたい衝動に駆られるわけですが、

そればっかりというのも飽きられてしまうでしょうから、

そのあたりのバランスをどうしたものか、と日々悩んでます(笑)

 

 

新年一発目の劇伴をなんにしようかとあれこれ悩みました。

たぶん年明けで最初に聞いたのは「笑ってはいけない24時」の音楽なんでしょうけど、

それだと何の曲かわからないですし、

バラエティ番組の音楽って、何かしらの劇伴の流用がほとんどなので、

それはそれで紹介しても面白いんでしょうけど。

 

なんてことを書きながら思い出した音楽があります。

 

ショパンのバラード第1番ト短調 Op.23です。

 


Seong-Jin Cho - Ballade No.1 In G Minor, Op.23 | Yellow Lounge

 

日本人にはかなり好まれている作曲家の一人であるショパンですが、

私はどちらかというと苦手な範疇に入る作曲家です。

 

ただ、このバラードの第1番はアニメ「四月は君の嘘」でも効果的に使われていて、

その印象が強いせいか、割とすんなり聞ける稀有な楽曲の一つになってます。

なんて書き方すると、ショパン好きな人に後ろ指さされそうですが・・・

恭賀新年

謹んで新年のおよろこびを申し上げます。

といいつつ、実はこれ書いてるの2019年なんですけどね(笑)

 

これがUPされる頃には2020年になっているはずです。

 

で、今年のことなんですが。

2020年の夏にスペインへ行くことになりました。

お盆休みを含めて約3週間ほど、バスク州ビルバオというところに行きます。

何をやるのかということはまだここでは発表できないんですけどね。

すでに去年の秋ころにはお話をいただいていて、

やるかどうかはかなり迷っていたんですが、

普段のお仕事も少しゆるくなってきて時間も取れるということで、

昨年のうちに長期休暇申請をして、決意いたしました。

 

その準備のためにいろいろと作らなければならないものがたくさんあって、

今年の最初からそれにかかりっきりとなることが決定しております。

去年買ったゲームもまだ開封しかしていないですし、

読書とか映画鑑賞とか観劇とかやりたいことが多くあるのですが、

昨年パリで行ったレコーディングのやつの本番のこととか、

アメリカにいる我が友がジャズライブを春にやるので見に行ったりとか、

今年も夏の終わりまではノンストップで駆け抜けていくことになりそうです。

 

そんなわけで、こちらのブログですが、

昨年末から同様に、少し不定期となってしまうことお詫びいたします。

新年からこんなこと書くのって良くないんですけど、まあそういうことで・・

 

 

そろそろ本気で海外移住とかやりたくなってきました(笑)

ボストンにいる友人からも毎年のようにラブコールがありますし、

今の日本にいてできることってどうしても限られてきますんで、

(日本でしかできないことももちろんあるにはあるんですけど)

今のメインが海外での音楽のお仕事なので、

それ一本で食べていけるくらいになれば、ワンチャン・・・

 

それはまあ冗談なんですけど。

 

そんなわけで、今年の正月がゆっくりできる5日間になる模様です。

家でゲームしまくりたいところではあるんですが、

きっと何か作業しながら、ずっとあれやこれや考えているんだろうなぁと思います。

 

そんなこんなで、今年もどうぞよろしくお願いします。

年の瀬

今月はいろいろと忙しくてやりたいことの2割程度しかできてません。

 

平日のいつものお仕事もそうなんですけど、

ネット動画の著作権フリー(動画のBGMなど)な音楽も作ってたり、

並行して編曲仕事もちょこちょことやってるので、

やりたいゲームも読みたい本も、いろいろなことが滞り気味になってます。

 

これが年の瀬、といえばそうなんですけど・・・

 

お気づきだった人も多かったと思いますが、

今月はブログの更新が不定期になっていました。

楽しみにしていただいてる方には申し訳なく思っています。

毎日更新していた時代が懐かしいです(笑)

 

さて、というわけで、年の瀬です。あと数日で2019年も終わりとなります。

今年もいろいろとありがとうございました。

来年の抱負なんかは来年のブログで書くつもりですが、

すでにビッグなお仕事も舞い込んできており、

オリンピックイヤーも楽しいことが続きそうな気配です。

 

まだしばらくは、ブログの更新が不定期となります。

来年の春くらいまでにはいつものルーティンにできればいいなと。

 

皆さまにとって2020年が良い年でありますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、今年はもうちょっとブログ更新しますけど(笑)

David Binney / Aliso【ジャズのススメ 126】

ジャズサクソフォン奏者、デヴィッド・ビニー。

彼のアルバムは、確かよく行くお店のおススメとして紹介されていたのを、

気になってCDを購入し始めたことから聞きはじめた、という感じ。

 

ALISO

ALISO

 

 (Amazon Music Unlimitedなどのサブスクに加入していると全曲聞けます)

 

最初に聞きだしたのはおススメされていたアルバム「Aliso」でした。

標題曲「Aliso」から始まるこのアルバムですが、確かに良いんです。

古いジャズ好きな私からすると少し先鋭的にもうつるんですけど、

それでもそんな考えをねじ伏せるだけのパワーとテクニックを感じ取れます。

ただ、いきなりこのアルバムから聞くのはどうなんだろうとは思います(笑)

ライトなサウンドが好きな方にはちょっと合わないかも、です。

 

そんな私は今も、彼の初期のアルバム「South」に夢中です。

 

South

South

  • アーティスト:David Binney
  • 出版社/メーカー: Act Music + Vision
  • 発売日: 2003/06/01
  • メディア: CD
 

好きな転調のおはなし2

 以前、こういう記事を書きました。

 

hw480401.hatenablog.com

 

もう一年以上前のことになります。

時のたつのは本当に早いものです。

 

で、この過去記事で「機会があればまた書きます」なんて書いておいて、

ずっと放置していたことを今さらながら思い出しました(笑)

 

こうした音楽記事を書くと、どうしても専門的な用語が頻発してしまいます。

「わかる人にはわかる」ってのも良いとは思うんですけど、

転調の良さを伝える術としてコードネームを使ったり、

スケールやらなんやら、普通に音楽を楽しむのに余計な言葉を尽くすことは、

私自身が望まないことでもあるんです。

だから、このブログでは出来るだけそうした言葉は使わないように心がけてます。

 

まあ、油断しているとたまに出ちゃうんですけど(笑)

 

 

My Little LoverのCDは良く買って聴いていました。

ヴォーカルのAKKOさんの声質が好きだったこともありますけど、

バンドの中心人物でもあった小林武史さんの紡ぐ音が大好きでもあったんです。

まあ、小林さんは結局バンドから脱退してしまうわけではあるんですが。

(楽曲は引き続き提供されているようです)

あ、一応フォローしとくと、ギターの藤井さんの音も好きですよ。

 

 

「Hello, Again~昔からある場所~」がリリースされたのは、

今から四半世紀ほど前のことになります。たしか1995年だったかな。

クレジットでは藤井さんと小林さんの共同作曲ということになってるようです。

 

もともとは藤井さんが作られた曲が存在していて、

小林さんがそれに少し手を加えたということらしいです。

 


My Little Lover「Hello, Again 〜昔からある場所〜」

(動画はTOY’S FACTORYの公式のものです)

 

この曲、転調界隈ではかなり有名なんですよね。

サビ前のメロディから転調への仕掛けが施されていて、

とても精緻に作られた印象が、私の中ではすごく強いんです。

 

 

1番のBメロと言われる、曲のサビ前のメロディなんですけど、

歌詞でいうと「泣かないことを誓ったまま」あたりからがBメロになります。

(上の動画だと1:05~)

で、その歌詞の「誓ったまま~」の「た」の部分の音を聞いて、

ほんの少し違和感を抱いたんです。

 

この曲の調性は、前半が「ホ長調(E-dur)」になってます。

 

f:id:hw480401:20191219093756p:plain

音符にするとこういう音階で構成されています。

ちなみに「♯」は「シャープ」と言って「音を半音上げる」指示記号です。

最初が「ミ」の音、次の音は「ファのシャープ」で、

ピアノでいうと「ファ」の音の右上の黒鍵部分が「ファのシャープ」になります。

さらに「ソのシャープ」「ラ」「シ」と続きます。

 

それで、最初の話に戻るんですけど、

「誓ったまま~」の「た」の部分の音が「ソ」の音なんです。

「ソのシャープ」ではなくただの「ソ」の音なんですよ。

要するに、ホ長調の構成されている音ではないんですね。

だから、最初に聞いたときに些細な違和感を感じたんです。

でも違和感は通り過ぎて、何事もなかったようにメロディが紡がれます。

そのままサビ直前まで進みますが、そこでまた違和感が襲ってきます。

 

「僕はひとりになった」という歌詞の「っ」の部分の音が、

また「ソ」の音になっていて、それが呼び水となり、

サビの調性がホ長調から「ト長調(G-dur)」へと変わります。

 

f:id:hw480401:20191219094836p:plain

ト長調の構成音はご覧の通りです。

最初の音は「ソ」となっていて、そこから「ファのシャープ」までは、

なにも記号が付いていない音が続きます。

 

そうなんです。

「誓ったまま」の「た」の音も、

「僕はひとりになった」の「っ」の音も、

さらに言うとサビ部分の「記憶の中で」の「き」の音も、

ト長調の構成音である「ソ」になっているんですね。

これが感性の代物なのか緻密に計算されたものなのかは定かではないですが、

転調をする前にBメロ部分で構成音のほんの一音を垣間見せることで、

サビの転調をうまい具合に聞かせている、ということになります。

 

ちなみにBメロからのコードはこんな感じです。

 

(Bメロ)

A  A/B | G#7  C#m | A  G#7 | C#m Bm

A  A/B | G#7  C#m | F#m7   | F#m7/B  B7

(サビ)

C  D | G  D  | C  D  |  Em D

 

参考までに書いたので、特に意味はありません(笑)

 

 

本当はもう1曲紹介したかったんですけど、

ちょっと長くなってしまったので、続きはまた別の機会に。