音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

アニメ版「アイドルマスター(2011年)」についての私的考察

堅苦しいタイトルを付けましたが、

要は「アイドルマスター(以下、アイマス)」のアニメ全25話をようやく見終わったので、

それについての雑感めいたことをツラツラ書いてみようかと。


ただ、それだけです(笑)


※特別編の位置づけである26話は諸般の事情で見られませんでした・・・



Xbox360を持ってた時に、

実はアイマスをちょっとだけプレイしたことがあります。

結局ハマるとかいう次元になる前にやめてしまいましたが。


それからアイマスに触れる機会、といえば、

某GAMEバンドさんの公演で、アイマスの楽曲を演奏している時に、

座席の前の方で奇妙な踊りをしている人たちを見たことくらいです(笑)


なので、はっきり言ってアイマスはビギナー以下の知識しかありません。


そんな私がこのアニメ版のアイマスを見たキッカケは、

とある人とのサシ飲みでオススメされたことでした。

(といっても私はお酒飲めないんですがw)

その時も二つ返事で「じゃ、みます」とは言ってみたものの、

なかなか全話観る機会がなかったんです。


で、まあようやくというかやっとというか、

アニメ25話を昨日見ることが出来ました。


面白かったです。



私自身、ゲームやアニメなどで、

キャラに「萌える」ということがほぼ無い人なんですね。

「◯◯ちゃんカワイイ~!」とか、

「××ちゃんステキ~♪」とか思うことが無いんです。

今回のアイマスも、どちらかというと、

キャラよりもストーリーや場面設定にとても興味を惹かれたんです。






















ここからアニメ版アイマスのネタバレのオンパレードです。

まだ見てない人やアイマスに興味が無い人は、

ここから先は見ないでくださいね。






















ほんとに見ないでくださいね。




















※以下、ほぼ敬称略です。



おおまかな話の流れというと、

弱小芸能プロダクションである「765プロ」のアイドルの卵12人(律子を入れると13人)が成長していく物語ということになります。

最初は仕事が殆どなかったのが、

律子がプロデュースした「竜宮小町」の3人のブレイクにより765プロ単独のライブへとつながって、

そのライブの大成功により、12人(もしくは13人)がアイドルとなる前半の展開。

そして後半は人気ものとなってしまったがゆえに多忙になって、

なかなか皆と顔を揃える機会が激減して互いにすれ違う様子とか、

千早の悲しい過去を乗り越えるところや、

春香が皆のすれ違いに苦悩して、

結局自分自身が仕事できなくなる精神状態になってしまうとか、

いわゆるアイドルになってしまった彼女たちの苦悩にスポットがあたってます。

苦悩だけではなくクリスマスパーティとか楽しい場面もありましたけどね。


個人的には後半の展開はちょっと「とってつけた」感があるなぁ、とは思いましたが、

20話の「約束」や23話「私」から24話「夢」の展開はちょっと泣けました。

いや、泣いてはないんですが(笑)


そういう意味では千早、春香に思い入れがあるということになるんでしょうか。

まあ、後半の話の展開を見てしまうと自然にそうなってしまった、という感じですね。


でも総合的に見て、12人全員のキャラが立っているのはすごいなぁ、と。

印象的だったお話を幾つか。



あずさがウェディングドレスを着たまま誘拐されて、

横浜の町を練り歩くエピソードは面白かったですね。

石油王が出てきた時、某ラジオ番組のことを思い出したり。

石油王の中の人がラジオで「あずさ好き」って公言されてましたから、

念願叶ったんだなぁ、と(笑)

ラスト近くであずさが大勢を引き連れる形で走ってくるシーンは、

なかなかの圧巻でありました。



生放送「生っすか!?サンデー」を丸々一話でやるっていうのもすごいですよね。

響がマラソンで放送時間内にスタジオを目指すとか、

「あみまみちゃん」というミニコーナー的なものとか、

貴音のラーメンの食べっぷりとかいろいろと見どころがたくさん。

やよい、伊織、あずさの保育園でのシーンも印象的でした。

真のフリフリ衣装は個人的に大好きです。

春香、美希、千早の司会ぶりも堂々としてましたね。

日曜昼のバラエティ、というとどうしても「あれ」を想像してしまうんですけど(笑)



美希がプロデューサーの嘘に怒ってライブの練習に来なくなるエピソード。

生返事をしてしまったプロデューサーが悪いのはそうなんですけど、

私自身もこういうことをたまにやってしまうので自戒を込めて見てました。

実をいうと最初は美希の声に最初抵抗みたいなものがあったんですけど、

この辺りのお話を見てから全くそれが無くなったのは、

このお話の力なのでしょうか、それとも。。。

後半は「ハニー」と呼んでプロデューサーにべったりしてましたね。

25話のラストカットの写真でも腕を組んでましたし。



961プロの黒井社長の絡むエピソード。

これが私の中では「とってつけた」ように思えた部分でした。

ジュピターの人気具合が画面を通して伝わりにくかった、というのもありましたし、

そもそもこの3人が出てくる意味があったのか、とも思いました。

24話での春香と冬馬の会話は、春香の復帰にもつながる大事なシーンだったので、

前述の「とってつけた感」は薄らいだ印象でした。



千早の声が出なくなるエピソードはやっぱり見てて辛かったです。

波が下降線をたどりどん底まで追い落とされたのを、

献身的に救い上げてくれた春香の言葉はとても胸に刺さりました。

その後のライブシーンで千早が声を取り戻すところは、

お決まりパターンではあるかもしれませんが、

やはり目頭が熱くなりましたね。




とまあざっと書いてみました。

こういうのを書くと

「あのエピソードのこと書いてない」とか

「あのキャラのことは嫌いなんですか」とか書かれそうですが(笑)



アイマスは楽曲のクオリティも高かったですね。

OPの「READY!!」や「CHANGE!!!」は口ずさめるくらいには覚えました。

このアニメ、毎回違うエンディング曲を採用しているんですが、

そのどれもがとてもいい曲なんです。

「約束」「風花」「魔法をかけて」「Colorful Days」あたりは、

一度曲を聞いて覚えてしまいました。

CD買って聴いてみよう、とまではさすがに思わなかったんですが、

一度ちゃんと聞かなきゃな、とは思ってます。


私のアイマス楽曲の知識は、そのほとんどが「太鼓の達人」からです。

「GO MY WAY」「キラメキラリ」「The World is all one!!」あたりはそれで覚えました。

こうしてアニメを通して聞くとまた違った感じを受けるのですが、

神前さんや椎名さんや内田さん、佐々木さんといった方たちが作っているので、

そのクオリティは折り紙つきですよね。



なんか脈絡ない文章になってしまいましたが、

まだまだ「P」とは言えないですよね。

アニメ見ただけですし(笑)

アイマスのゲームをプレイしたり、スマホのゲームをしたり、

どんどんアイマスへハマっていく、のかどうかはわかりませんが、

アニメはしっかり楽しむことができました。

オススメいただいた皆様、ありがとうございました。