音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

Anat Cohen & Fred Hersch / Live In Healdsburg【ジャズのススメ 107】

 

Live in Healdsburg

Live in Healdsburg

 

 

こういう最近のアーティストのアルバムは、

以前からここでも書き続けております通り、私の友人の推薦が多いんです。

このアルバムもそうでした。

 

昨年発売されたこの「Live in Healdsburg」というアルバムは、

アメリカ・カリフォルニア州にあるヒールスバーグで行われた、

ジャズフェスティバルでのライブ録音です。

ピアノとクラリネットのデュオというのは、

クラシックでならそれほど珍しくもないとは思うのですが、

ジャズではそれほどメジャーというわけではありません。

 


Fred Hersch with Anat Cohen - Child’s Song (Fred Hersch)

 

クラリネット奏者のアナット・コーエンも、

ジャズピアニストのフレッド・ハーシュも、

以前から名前は存じてましたが、

理知的な印象の強いフレッドのピアノに、

まるで寄り添うかのような豊潤な音を響かせるアナットのクラリネットが、

何とも言えない気持ちよい時間を与えてくれています。

 

相変わらず私の友人は、私の好みに精通しすぎてます(笑)

メロンソーダ


FM802 × TSUTAYA ACCESS! 『メロンソーダ』Radio Darlings Music Video

 

大阪のラジオ放送局、FM802の開局30周年記念として、

ドリームチームによる楽曲(Full Ver.)が昨日公開されました。

タイトルは「メロンソーダ」。

作詞作曲を手掛けたのはaikoさん。

編曲はトオミヨウさん。

トオミヨウさんといえば、

今飛ぶ鳥を落とす勢いのあいみょんさんや槇原敬之さんの楽曲アレンジ、

あるいはキーボーディストとしても知られています。

好きな音楽家のお一人でもあります。

ちなみに、aikoさんも昔から追いかけているアーティストのお一人です。

ライブにはまだ行ったことないんですけど・・・

 

 

で、メロンソーダです。

楽曲を作られたaikoさんや上白石萌歌さん、

KANA-BOONの谷口さんやOfficial髭男dismの藤原さんといった、

一線で活躍されている方々が多数参加されていますが、

何より驚いたのが、この曲にコーラスとして、

KANさん、そして秦基博さんが参加しているというところです。

なんと贅沢、なんと豪華・・・曲を一聴してすぐひとめぼれしました。

そして慌ててTSUTAYAへ向かうことになります(笑)

TSUTAYAでレンタルキャンペーンやってるので)

詳しくは下記リンク参照で(宣伝)

 

funky802.com

 

現代音楽を聞く その64

キャサリン・フーバーというアメリカの女性作曲家のことは、

留学していたころに作品に触れていました。

名フルーティストでもあった彼女は、

フルートにまつわる楽曲を数多く残しています。

もちろんそれ以外にも秀作はたくさんあるんですけどね・・・

残念ながら、彼女は惜しまれつつ昨年亡くなってしまったんですが。

 

フルートとギターのための楽曲「Canyon Echoes」も、

そうした中で出会った楽曲でありました。

 


Canyon Echoes for flute and guitar -Katherine Hoover

 

彼女に会いたくてジュリアード音楽院に行こうと思った時期もありましたが、

いろいろあっていけずじまいでした(笑)

 

この曲のほかにも、フルート独奏曲やデュエット曲など、

数多くの作品を残してますけど、なかなか生で聞く機会には恵まれません。

一度聞いてみたいとは思うんですけど。

新しいやつ

このブログ、現在は平日毎日投稿スタイルをとっています。

月曜日は劇伴、水曜日は現代音楽、そして金曜日はジャズ、

以上3つのシリーズを毎週投稿しています。

それで間に挟まっている火曜日と木曜日は、

基本フリートーク的なものを投稿し続けていまして、

ジャンルに関係なくその時思いついたことを書くことにしています。

 

シリーズものはまだまだネタが尽きることはないんですけど、

雑談形式というのは本当に何も考えないで書いていることがほとんどなので、

こういう感じで文章を書いていくことが多いんです。

でも、シリーズものの方が書きやすいということもあるので、

近々ですが、もう一つ新しいシリーズを立ち上げようかと画策しています。

前述の3つとはまた違うシリーズを毎週書く感じですね。

 

GW明け、もしくは来月中には開始できればなぁと思っております。

 

という宣伝でした(笑)

Incidental Music Vol.58

映像音楽に造詣が深い、と自分でいうのはアレですけど(笑)、

物心つく前からそうした音楽を聞きまくっていました。

 

アニメやゲームのサントラなどは最近あまり買わなくなっちゃいましたけど、

映画音楽や舞台音楽、あるいはテレビ番組の音楽など、

映像にかかわる音楽は今でも月に数十枚程度は買ってます。

なので、所持するCDが優に5桁になるほどになってしまいました。

(その大半はジャズとクラシックなんですけど)

そういうこともあり、このシリーズもまだまだネタは尽きなさそうです・・・

 

 

前置きが長くて申し訳ないです。

 

 

いつもこのブログを書く時って何も考えないで書くことが多いです。

なので、思いついたことをその場でざざっと書くことがほとんどなので、

間違ったことも平気で書いてしまうことがあります。

そのあたりはなまあたたかく見守っていただけると幸いです。

 

 

その昔、といっても80年代後半ですが、

フジテレビ系列で「やまだかつてないテレビ」というのが放送されていました。

毎週水曜日の21時、というと今は「ホンマでっかTV」の時間帯ですが、

その昔は山田邦子さんがメインキャストのバラエティがあったんです。

その番組からの発信でさまざまな歌がヒットしていきました。

KAN.さんの「愛は勝つ」や、永井真理子さんの「ZUTTO」、

あるいは番組で作られたユニット「やまだかつてないWink」で、

「さよならだけどさよならじゃない」や「"T"intersection」などがヒットしました。

(当時女性デュオで活躍されていたWinkのパクりですけどw)

 

私は当時番組のテーマソングとなっていた「涙のスイカ日記」という曲や、

番組初期メンバーでもあった大江千里さんが作られた、

「かつてないソング」とかすごく好きで聞いていました。

 

 

このバンド、ものすごく豪華ですよね。

サクソフォンにはMALTAさん、

ドラムスには村上ポンタ秀一さん、

コーラスには永井真理子さんなどなど、

今から考えても豪華すぎる顔ぶれで、

こんなの毎週よく放送してたなぁ、と今さらながら思ってしまいます。

バブルってすごかったんですね~(笑)

Lou Donaldson / GRAVY TRAIN【ジャズのススメ 106】

GRAVY TRAINというと、

イギリスのプログレバンドを想起する方もいらっしゃると思います。

意味は「あぶく銭」というスラングなんですけど、

その言葉に合ってるのかどうかは、聞いて確認してみてください。

とっても良いアルバムですから。

 

Gravy Train

Gravy Train

 

 

ここのところずっと、60年代のジャズばっかり紹介している気もしますが、

たぶん気のせいです(笑)

ジャズサクソフォン奏者であるルー・ドナルドソンのアルバムは、

たぶんこれを最初に聞いたんだと思います。

Blues WalkやThe Natural Soulあたりの彼のアルバムも聞いたんですけど、

やっぱりこのアルバムへと戻ってきてしまいます。

理由はいまだによくわかりません・・・

 

アルトサックスの少しファンクな音色に、

ハーマン・フォスターのリズミカルなピアノがとても映えます。

(ハーマン・フォスターのことは別の機会にお話しします)

私の持っているアルバムは録音状態がそれほど良くないものですが、

それでも当時のグルーヴ感をひしひしと感じることが出来る名盤だと思います。

 


Lou Donaldson - Gravy Train

おともじ

音楽は五感で楽しむもの、と思ってます。

その主たるものは聴覚、つまりは耳から入る振動になるんでしょうけど、

それ以外にも視覚や嗅覚、あるいは触覚も必要不可欠です。

 

音の正体は振動です。

その振動を感じるのは鼓膜だけではなく、身体全体で感じているはずなんです。

だから、なるだけ音を肌で感じることが必要なので、

マスクも演奏中は取って聞くようにしています。

マスクをしたままで聞くのと、マスクを取って聞くのとでは、

「そんなに変わらないんじゃないの?」と思うかもしれませんが、

少なくとも私自身は全然違って感じます。

それは顔全体に振動が伝わりにくくなるからなのかもしれません。

 

 

と、くだらないことを書いてみましたが(笑)、

これには理由があります。

 

音を文字で表現するのってかなり難しいんです。

 

私がこのブログを立ち上げたきっかけは、もう忘れてしまいましたが(笑)、

これだけ音楽に関して数多くの投稿をしているにも関わらず、

いまだに音楽を文字に表すことの困難さを痛感しているんです。

だからなのかもしれませんが、

楽家や音楽などが物語の主体となる小説などを読んでいると、

その作家さんの表現力に驚くこともしばしばです。

私もそんな人たちの真似をしてみようと試みてはみるんですが、

なかなか満足できる結果は出せていないように感じます。

 

別のブログで演奏会などの感想を長々と書いていた時代もあったんですが、

今読み返してみると、なんとも恥ずかしいやら長ったらしいやらで、

すべて削除してしまいたい衝動に駆られることもあります。

(記録なので消すことはしないですけど・・・)

ブログなんて主観のカタマリみたいなのがほとんどですから、

それはそれでありといえばあり、なんでしょうけども。

 

音の表現なんて人それぞれです。

SNSなどで感嘆符(!)や長音符(-)、あるいは波ダッシュ(~)を多用して、

本能のおもむくままに感想を垂れ流している方も多くいらっしゃいます。

それはそれで、むき出しの感想ということだと思うので良いとは思うんですが、

そういうの、私できないんですよね・・・(笑)

こと音楽に関しては客観視することで育てられてきた人間なので、

「これ、超いぃ~~!!!!」とかできません。

四十路人間なんで、そういうのが出来ない、というより、

私の語彙力ではそうした「むきだしの感想」は難しいです・・・

 

 

これからも「おと」を「もじ」にする旅は続きます。