音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

FRICK! 2nd Liveを見に行ってきた

トランペット奏者のRIORU(りおる)さんと、

ヴァイオリン奏者である、きなこもちさんのユニットによるライブ、

「FRICK!」が行われたのは昨年でした。


そもそもの出会いを話すと、

このブログでも何度かお話に出ているピアノデュオ「Izukana」さんの話になるんです。

Izukanaの最初のお披露目ライブが秋葉原にあるライブハウスで行われたんです。

日時までは記憶に無いんですけど(笑)

そのライブが終わってIzukanaさんとお話をしてその帰りに、

ふと入り口横の喫煙スペースを覗いてみたら、そこにりおるさんがいたんです。

もう一人加えて三人で他愛もない話をした記憶があります。

そこで意気投合したのかどうかは定かではないんですが、

その日のうちに相互フォロワーになったんですね。

フォロワーになって初めて、りおるさんがトランペット奏者であることを知った次第です。


その後、しばらくしてIzukanaのメンバーであるかなもえさんが、

知り合いとライブをやる、ということを知ったんです。

そのライブこそが「FRCK!」だったんです。

クラシックからアニメやゲームの楽曲を演奏するその音色に惹かれました。

そして、きなこもちさんとはそこで初めてお会いしました。

ヴァイオリンの音色素晴らしかった、というトオリイッペンの感想しか言えなかったんですが、

おかげさまできなこもちさんともその後相互フォロワーになりました。


実はその後、杉並公会堂でクラシックの演奏会があって、

きなこもちさんもフランクのソナタを演奏するということでこっそり見に行ったんですけどね。

今日ご本人にお会いした時そのことを話したら、素で驚かれてました(笑)


というくらいにとても気さくなお二人主宰の「FRICK!」ライブ。

今日、その第二回(2nd Live)が行われました。



最初、高円寺に着いた時にはまだ開演まで1時間弱ほど時間がありました。

そこで、お昼ごはんを食べるために徘徊すると、

「ローストビーフ丼」という文字を発見したのでそこへ入って注文したわけです。



美味しかった~。


で、会場となるStudio Kへと向かいます。

ほとんど迷うことなど皆無だった私でしたが、ちょっとだけ迷いました・・・

ですが無事に会場前に到着。



スタッフの人が開場準備をされていました。

私もコンビニで買い物を済ませてそのまま会場内へ。

すると、仕事場から電話がかかってきてその応対をさせられることに・・・

ま、いろいろとありましたが無事に会場内へ戻って開演を待ちます。


会場に入って左手にステージ、そして右手に椅子が置かれていました。

ステージの両脇には大きなスピーカーがあり、そこからは水のせせらぎ音が聞こえてきます。

落ち着く音です。


そして開演。会場の客席側が暗くなり、ステージには3名の姿が。

ピアノのHiRoさん、フルートのゆきへさん、

そして主催のお一人であるきなこもちさんがヴァイオリンを持って登場します。

挨拶もそこそこに演奏されたのは、

アニメ「十二国記」のメインテーマともいえる「十二幻夢曲」でした。

十二国記は大好きなので嬉しい選曲でしたね。

フルートとヴァイオリンの絡む切ない旋律、

そこにピアノがそこに加わるとさらに良いんですよ。

きなこもちさんももちろん相当スキルが高いんですけど、

ゆきへさんの奏でる民族調の旋律が、聞いててとっても気持ちよかったですね。

もちろんその二人の音色を支える形になるピアノのHiRoさんも素晴らしかったです。


思い入れの強い作品なので、感想はこのくらいで(笑)


確かこの曲の時だったと思うんですが、会場内でハウリングが起こったんですよね。

スピーカーから「キーン」という音が聞こえ始めたかと思うとその音が増幅されて大音声に。

多分途中でマイクを切ったと思うんですけど、それで少し耳の調子が・・・

すぐに復調しましたけども。


このメンバーにパーカッションの待山一生さんを加えての2曲目。

ポポロクロイス物語IIのエンディングテーマ「小さな花」です。

原曲は鈴木朋さんが歌われているのですが、ここではインストバージョンです。

ちなみに作曲は、女優の松たか子さんの旦那さんでもある佐橋佳幸さんです。

ポポロクロイス物語からの選曲も嬉しかったんですよ。

もともと大好きなゲームではあったんですが、IIのED「小さな花」は大好きな楽曲でしたし。

選曲が続けてどストライクだったので聞いてて嬉しくなりますね。

パーカッションの小気味良いリズムも相まってとても可愛らしい演奏でした。


ここでメンバーがガラリと変わります。

ピアノのHiRoさんとパーカスの待山さんはそのままに、

ヴァイオリンのemyu:さんと、今回のライブのもう一人の主催であるRIORUさんが登場します。


ここから漫才のようなトークが始まるわけですが(笑)。

emyu:さんは初めてお会いした、というか見たんですけど、トークスキル高いです。

RIORUさんも天然なのかわかりませんけど、とても良いボケを展開します。

この二人のトーク、聞いてるだけで楽しいんですけど、まずは演奏です。

「私達が生まれる前のアニメの曲です」「聞いたら絶対にわかります」

という意味深な言葉を残して、曲紹介もなく演奏が始まりました。


それが。


宇宙戦艦ヤマト」と「巨人の星」でした。

インパクト絶大ですよね、この選曲。

しかも、巨人の星の時にはミニコントを入れてくる始末。

「トランペットの音色で、何を演奏しても甲子園の応援曲に聞こえてしまう」というネタで、

巨人の星を演奏して「甲子園風に聞こえないように」演奏するというRIORUさん。

この間のemyu:さんの実況がまたうまかった(笑)

本業がヴァイオリニストじゃなくて実況者じゃないの、と思うくらいです。

そしてその演奏中にマネージャー姿に着替えたきなこもちさんが登場して演奏をストップさせる、

というオチまでついてました。

お二人共そうとう演奏スキルが高いのに、おふざけもうまいとは・・・

ヤマトも巨人の星も結構難しい曲だと思ったんですが、やすやすと演奏されているお二人に脱帽です。


色んな意味でww


そしてemyu:さんが退場し、きなこもちさんが再度マネージャー姿のまま登場します。


演奏されたのは「MOTHER2メドレー」でした。

フォーサイド~スノーマン~ツーソン~フォーサイド、という流れですね。


実は私の持っている手帳がMOTHER2仕様のものだったんですよ。



このことを終演後に主催のお二人に話そうと思っててすっかり忘れてました(笑)

なので今ここで書いときます。


MOTHER2メドレーですが、EDのSmiles and Tearsとかオネットのテーマとかを避けて、

フォーサイドやツーソンを入れたところに私はアレンジの方のセンスを感じました。

演奏ももちろん素晴らしかったです。

RIORUさんが鍵盤ハーモニカとトランペットを取り替えながら演奏されてて大変そうだな、

という子供みたいな感想しか書けなくてスイマセン・・・



と、ここで第一部終了。


第二部は細田守監督作品の音楽の演奏です。


と、ここでセットリストを書くの忘れたんです(笑)。

サマーウォーズは何度も見てたんですが、その他のは実は見てなくて・・・

しかもどの作品もサントラを所持していない事もあって曲名すらわかりません。

RIORUさんも演奏中に題名を仰ってた記憶があるのですが、

私もうっすらとしか覚えていないので、ここからはざっくりとした感想になってしまいます。


舞台上には総勢8名の奏者が登場します。

向かって一番左にはピアノのHiROさん。

その横には1stVn担当のemyu:さん。

その右隣には2ndVn担当のきなこもちさん。

さらにその右にVlaのにしこさん。

その隣にVcのくろうささん。

弦の皆さんの後ろに陣取っているのがパーカッション担当の待山さん。

チェロとヴィオラに隠れるように、

フルートのゆきへさんと、トランペット(or 鍵盤ハーモニカ)のRIORUさん。

フルメンバーでの登場です。


最初に演奏されたのはサマーウォーズの楽曲。

映画で聞いたことのある旋律に興奮しっぱなしでした。


と、演奏終わりにemyu:さんとRIORUさんが質問を客席へ。

「この音楽知っている人?」

当然私は知っていたので手をあげます。

そして指名されたのは私でした(笑)


ここですんなりと「サマーウォーズ」っていえばすんなりと進行したんでしょう。

ですが、ここで余計な機転をきかせてしまった私は、

質問に質問で返すという余計なことをしでかしてしまうんです。

「映画ですよね?」と。その後で「サマーウォーズ」と普通に答えようと思ったんですが、

そこでemyu:さんが「え?平泉成?」と聞き間違いをしてしまったんですね。

いや、私の発音が悪かったのか・・・

ひとしきり舞台上で、というかemyu:さんとRIORUさんの間で、

なぜか「平泉成トークが始まってしまいました。

いやぁ、この時ばかりは余計なことしなきゃ良かった、と恥ずかしくなってしまいました。

素直に映画名だけポンと答えておけば、と後悔しても仕方がないです。

まあ、会場内を笑いで包めたことで良しとしておきましょう。


※スタッフの皆さん、進行を妨げてしまってごめんなさい。私のせいで会場の撤収時間が遅れたこともお詫びします。


そして、

「バケモノの子」「おおかみこどもの雨と雪」と連続して演奏されました。

「おおかみこども」の方は一応テレビで一回だけ見た程度、

「バケモノの子」に至ってはまだ見たことがないので、楽曲について詳しいことはわかりません。


あ、そうだ。

おおかみこどもと雨と雪は、

確か「めぐり」という曲と「そらつつみ」という曲を演奏されたはずです。

あと、「バケモノの子」は、「胸の剣」という曲ともう一曲は・・・だめだ、思い出せない。

(曲名違ってたらスイマセン)

なんとなく曲は覚えているんですけど、アレンジがワタシ好みだったという記憶しか(笑)

ちゃんと映画もサントラも聞かせていただきます。


主催のお二人を食う勢いだったemyu:さんのインパクトがとても強かったのですが、

演奏はとてもバランスの取れたものだったと思います。

特にヴィオラとチェロの活躍はすごいな、と。

もともとこの2つの楽器が好きだった、ということもありますけど。


そして、拍手が起こり、そのままアンコール・・・なんですけど・・・


ここでRIORUさんがマイク越しに「アンコール、アンコール」と先導を始めます(笑)

そのテンポに合わせて拍手もアンコールを強要させられるという。

ある種のコントではありましたが、アンコールの曲紹介が行われます。


プレイステーションで1999年に発売されたゲーム「クロノ・クロス」より、

オープニングの「時の傷痕」です。

前回の「FRCK!」ライブでも演奏された楽曲なのですが、

今回は前回の4人から倍増した8人での演奏。

確かに迫力が違います。

なんといってもemyu:さんのヴァイオリンソロが超絶カッコ良かったです。

あ、もちろんみなさんすごかったですけど(小並感)。


演奏終了後にきなこもちさんと少しお話出来ました。

冒頭のお話もこの時にしたものです。

おみやげを手渡したり、ハイタッチできたことが嬉しかったです。

きなこもちさんありがとうございました。


そして、RIORUさんともちょこっとお話出来ました。

「ねぇ、どうだった?」と感想を聞かれたんですけど、

正直に「良かったよ」というととっても嬉しそうにしてました。

今回のライブの調整だったりスケジュールだったりで大変だったと思うのに、

そういうことを顔に全く出すことなく笑顔で送り出してくれました。

RIORUさんありがとうございました。


本当なら演奏者の皆さんとお話したかったんですけど、

会場の撤収などがあって会場から追い出される形になって、

そのまま他の奏者さんとはお話できませんでした。

あ、いや、emyu:さんはそばにいらっしゃったんですけど、

前述の「平泉成」事件であったり、ご本人のオーラが強くて近づくことができず(笑)

今度はちゃんとお話してみたいです。


そしてピアノのHiRoさん、縁の下の力持ち、お疲れ様でした。

きっとこのピアノの音色が無かったら、楽曲のバランスが崩れていたかもしれませんね。

フルートのゆきへさん。十二幻夢曲での演奏とってもすごかったです。

あ、もちろん後半の演奏も、ですけど。

ヴィオラのにしこさん。後半からの登場でしたが、

時折演奏中やトーク中の笑顔が印象的でした。

ヴィオラというと「刻み」という印象が強いんですが、やっぱり見てて大変そうだな、と。

チェロのくろうささん。どの曲か忘れましたが、高音でのソロ演奏かっちょよかったです。

あと、ピアノの低音をいい形でサポートして、楽曲の底上げをされていたのは見てて頼もしかったです。

パーカッションの待山さん。ピアノのHiRoさんと同様ほぼ出ずっぱりでしたけど、

時折ちょこっと聞こえてくるツッコミが印象的でした(笑)。

あ、いや、もちろん、演奏も。特にアンコールのパーカスはすごかったです。


主催のお二人、演奏者の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。

ハウリングとかトラブルも有りましたけど、

私もトラブルの一因(終了時間の遅れ)を築いてしまったことにちょっと反省しています。

が、ライブとっても楽しかったです。ありがとうございました。


次回もやっぱり聞いてみたいです。






















と、ここからは後日談、というかライブ後のお話。

実はこの後、高円寺でごはんを食べる約束をしてまして。

ベリーベリースープというお店です。



高円寺南口からほど近い場所にあるお店です。

ここでセットを注文しました。

「食べるスープ」と「飲めるスープ」のセットにサラダとご飯orパンというセットです。

私はパンのセットを頼みました。



いやぁ、これほんとに美味しかったです。

またぜひ食べに行きたいです。


そしてその後場所を北口のドーナツ屋さん「フロレスタ」へと移して、

世界名作劇場のラスカルを模したドーナツを食しました。




これも美味しかった~。


まあ、高円寺で食べまくっただけというレポートでした(笑)。