音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

演奏会等のマナーに関する私的一考察 (Ver.3.0)

以前Tumblrをやってた時に書いてたこのシリーズ、

ブログを移行、統一後にまとめてみようと思いつつなかなか書けなかったのですが、

ようやく時間がとれたのでこうして書いてみようかな、と。


とはいえウェブ上でも同じようなテーマで書かれてるものもありますので、

そちらを参考にされることを推奨しておきます。

私が書くのは、半分以上は愚痴です(笑)







注:これから書くのはあくまでも私見です。一つの意見です。

過激なことも少し書いたりしますので、そういうものに耐性がない人、

また、純粋にマナー考察のみを知りたい方にはこのブログはオススメできません(笑)








基本的にマナーって暗黙の了解の範疇での話だと思うんです。

演奏会当事者が「堅苦しいものではないので自由に」とか言うこともあるので、

確かに「自由に音楽を鑑賞する」べきではあるはずなんです。


しかし、時には常軌を逸したことをしでかす輩も中にはいるわけです。


クラシックの演奏会でもよくいらっしゃるんですけど、

演奏中にカバンから何かを出そうとしている人、いますよね。

スーパーのレジ袋のくしゃくしゃした音が演奏中に響いたり、

カバンから出した飴の袋を開けて、

その中の個別包装されたセロファンを演奏中にはがしたり、

カバンに付いている鈴の音が演奏中に聞こえてきたり、

演奏が盛り上がっている時ならともかく、

割と静かな演奏の時にそういった音って耳にすることありますよね?


あれ、何で演奏中にやるんでしょうね。

演奏前に準備してさえいれば、

演奏中にそれらの音を出すことは無いはずなんですけど。


演奏前の時間ってそういう時間なんじゃないの、って思うんですよ。


演奏中に生理現象(咳やくしゃみ)が出る時のために、

口元を覆うタオルやハンカチを準備したり、

カバンを座席の下に入れたり、飴玉を事前に何個か用意しておいたり。

そもそも演奏中にカバンを膝の上とか置くっていうのもどうにも理解できないんです。

極度の潔癖症ではないかぎり、座席の下にそれらを置いておく方が、

演奏を聞くときに楽な気もするんですけどね。



会場に入るときに配られるパンフレットもそうです。

あれを演奏中に見ることって殆ど無いはずなんですよ。

照明がおちたあの暗い中、割と小さな文字で書かれていることを読むのって、

結構大変だと思うんですけど、何故それをやるんでしょう。

演奏聴きながら読む項目なんて無いと思うんですよね。

特にクラシックの演奏会だと、公演曲の説明とか書いてあるんですけど、

それを演奏中に読んで意味あるのかよ、って思っちゃいます。


演奏中に手持ち無沙汰だから何かしてないとっていうのも、

私からすれば言い訳に聞こえます。

演奏は五感で楽しむものです。演奏している姿を見るのも鑑賞の一つのはずなんです。

そんな演奏中に手持ち無沙汰になるのなら、最初から聞きに来るなよ、って思います。


まあ百歩譲ってパンフを見たい、としましょう。

それでもそのパンフを読む時になるべく音は立てないようにするべきです。

会場内はあなたの個室ではないんですから、周りに人がいることも考慮する必要はありますよね。

パンフレットや挟み込まれているチラシなんかを、

乱暴に音を立てながら、暗い、文字も読みづらい会場内で眺めている。

そんなの端から見たらバカじゃないの、って思います。


演奏中に音を立てないようにする、っていうのは最低限のマナーだと思います。

口元を覆いもせずにくしゃみやせきを出すってのは、

やってる方は自覚がないんでしょうけど、

やられる側の立場になって考えるという想像力がそもそも欠如してるとしか思えません。




拍手のタイミングって難しいなぁ、とは思います。

先日のPRESS STARTでも拍手のタイミングが分からず、

周りに合わせて拍手をしてる方も多くいらっしゃいました。


例えばオーケストラや吹奏楽などの大人数の演奏であれば、

指揮者がいるはずなので(いない場合もありますがw)、

その指揮者が演奏後に手をおろしきった時に拍手をするのが通例です。

演奏前だとコンサートマスター(ミストレス)が登場した時に一回、

あと指揮者が登場した時にもう一回、というのも通例だと思います。


バンド演奏とかだと拍手するタイミングなんかも難しいですよね。

演奏が終わる前から歓声とともに拍手とかもザラですし。

特に規定してないと思うので、したいときにするっていうのでいいとは思います。


GAME SYMPHONY JAPANのサントリーホールの公演で、

確かFinal Fantasy VIの演奏をした時のことなんですけど、

最後のほうで曲が途切れて、メインテーマを演奏するところがあったんです。

いわゆるエンディング後の余韻曲ってやつですね。

しかし、観客からやんややんやの歓声と拍手がしばらく鳴り止まなかったんです。

確かあの時は指揮者の方が手をおろしてしまったってのもその一因ではあるんですけど、

ああした曲ってそのまま続けて聞きたいってのが心情じゃないですか(笑)

これは観客の人を一概に否定しきれない部分もあるんですが、

ちゃんと最後まで拍手を我慢する、っていう高度なテクニックも必要だったなぁとは思いました。



と、ここまで好き勝手書いてきましたけど、

別に音楽を楽しむのにルールは無いんです。楽しければそれでいい、とは思っています。

ただ、それは個人で音楽を楽しむ時は良いと思うんですけど、

大人数で一緒に音楽を楽しんでいる時には、

やっぱりそれ相応のマナーは守られるべきものではないか、と考えます。




知り合いや友人、恋人、夫婦などと演奏会に来た時、

演奏中にその人と話したくなる気持ちはわかるんです。とてもよくわかります。

私も「今のすごかったね~」とか言いたいですもん(笑)。

でも、やっぱり演奏中は音を立てないようにして欲しいです。


会話って必要だとは思います。

しかしそれは演奏前や休憩中、もしくは演奏後の行為であって、

演奏中にやるのはやっぱりマナー違反ではないでしょうか。



演奏中に音を出すといえば、

一昨年サントリーホールで第九を聴いていた時のことです。

何やら擦過音がするんです。それもかなり近くから。

で、ふと右方を覗いてみると、私の2つか3つ右の席に座っていた年配の男性が、

履いているズボンの上から人差し指で曲に合わせてリズムをとっていたんです。

それが指先をトントン叩くというのではなく、ペンでチェックを入れるときのような動作で、

人差し指とズボンから奏でられる擦過音が低く響いていたんです。

一緒に来ていた知人もいたので、本来なら注意とかしないんですけど、

その神経を逆なでするような音が我慢できずに演奏中にもかかわらず注意したんです。

「あの、すいません、音出てるので、それやめていただけませんか」

なるべく下手に言ったつもりだったんですけど、そのご老人はきょとんとした顔をして、

「何にもしてないから音なんか出てない」と言い返してきました。

ああ、このオッサンボケてるな、と瞬間的に思ったんですが、

やっぱり擦過音が続いていたので、その音の出処である指を見ながら、

「音出てますから、やめてもらってもいいですか?」

すると、そのオッサンは少し機嫌を損ねながら首を傾げる始末。

これは言っても無駄だと思い、そのあとは放っておいたのですが、

なにやら右方から鋭い視線が(笑)。

きっと「自分は何もしてないのに、言いがかりをしてくるとは何事か」と思ってたんでしょうね。

結局その後、何故かその擦過音は聞こえなくなりました。

本当は本人も気づいてたんじゃないか、と思いましたが真相は闇の中です・・・・



クラシックの演奏会では割と年配の方が多いです。

それゆえに、前述のカバンのくだりであるとか擦過音のくだりであるとか、

そういった場面に出くわす確率が若干高いように思います。

しかし、演奏中に音を出すのは特別年齢とは関係ないです。

若い人でもそういう人はいますし、子供連れで来られてる場合なんかもあります。

子供連れで来るなよ、って本気で思うこともあるのですが、

家庭の事情などもあるので顔に出すことはありません(笑)

子供には全く興味のない音楽を無理やり連れてきてるような場合もあるので、

無理強いするなよ、と思うこともあるのですが、やっぱり顔に出すことはありま・・・いや、あるか(笑)



ゲーム音楽を演奏する団体の演奏会に行った時も、

お子さんを連れたお母様たちがわりと来られていました。

おとなしく聴いているわけもなく、ぐずりだしたりして、

演奏中に子供を抱きかかえて会場内を走りながら退出していくことも幾度かありました。

それってどうなんだろう、とは思います。

確かに諸般の事情で子供を連れてこなければならないというのも理解はしているのですが、

三者、つまり純粋に演奏を聞きに来た人にとっては迷惑この上ないのではないのかなと思います。

「じゃ、連れてくるなよ」とは言いません。言うのは簡単ですけどね。

親子の側から見れば申し訳ないっていう気持ちがあるのもわかるので、

なかなかその辺りは責めにくい部分ではあるんです。私も子供好きなので。

乳幼児向けの演奏会も多く開催されているので、そちらへ行かれてみるのもひとつの方法かもしれません。




まだまだ語りたいことはたくさんあるのですが、

だんだん冗長になってきたのでこのへんにしておきます。


まったく考察になってないですけど、これもまた私らしい感じです(笑)