音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

サガパのこと

サガシリーズのことを書くと長くなるのですが、かいつまんで。


ゲームボーイが発売されてまもなく、ひとつのゲームが発売されました。

魔界塔士Sa・Ga(サガ)。

これが今も続いている「サガシリーズ」の原点とも言える作品です。

この魔界塔士Sa・Gaシリーズはゲームボーイで3作品発売されました。

後にDSで2作目、3作目がリメイクされたことは記憶に新しいです。


そして舞台はスーパーファミコンSFC)へ。

Romancing Sa・Gaロマンシングサガ)」が発売されたのが1992年のこと。

当時としては画期的な「フリーシナリオ」を導入。

自由度の高い冒険を楽しめるという触れ込みではありましたが、

その難易度は高く、ラスボスで詰まる人が続出しました。

この通称「ロマサガ」シリーズも3作品SFCで発売されました。

1作目をリメイクした「ミンストレルソング」がPS2で出たのは記憶に新しいです。


そして舞台はプレイステーション(PS)へ。

サガフロンティア」が発売されたのが1997年。

その2年後に2作目が発売されます。

この通称「サガフロ2」で音楽担当が変更となり、

サガ2以降サガシリーズの音楽を担当されていた伊藤賢治さん(イトケン)から浜渦正志さんになります。

当時賛否両論ありましたが、今でも賛否あるみたいです。

私はお二方ともに好きなので全く問題ありませんでしたが。


さらに舞台はプレイステーション2PS2)へ。

「アンリミテッド・サガ」が発売されたのが2002年。

引き続き浜渦さんが音楽担当されています。

定価6,800円(税抜)で発売されたこのゲーム、

諸般の事情により定価よりも安く販売されることとなりました。

私も大暴落後に購入した人なのですが、とても苦労しました。

攻略本という名の取扱説明書を見ながら黙々とやり続けた記憶しかないです。


エンペラーズ・サガの件は割愛します。



ということでサガシリーズは総じて難易度が高くとても癖の強いゲームです。

制作に深く携わられているスクエニの河津さんの意向が色濃く反映された結果なのでしょう。

ですがそれゆえにコアなファンがとても多いのが特徴です。


そんなサガシリーズ、初代から25周年を迎え、

先日、25TH SaGa Party(サガパ)が行われました。

簡単に言うと「サガシリーズ」の楽曲をセッションするというものです。

ま、こうなると「イトケンライブ」の様相を呈することはわかってはいましたが、

案の定そうなりましたよね・・・(笑)


植松ノビヲ師匠の作られた初代の楽曲、

イトケンさんが作られたサガ2~サガフロの楽曲、

浜渦さんが作られたサガフロ2アンサガの楽曲。

※エンペラーズ・サガはかt(ry


これらの中で楽曲をセッションするわけですが、

必然的にバトル曲が多くなってしまうのはどうしてなのでしょう。


全てを紹介するのはいろいろと大変なので印象に残った曲をかいつまんで。



実は1番印象的だったのは初代「魔界塔士Sa・Ga」のメインテーマだったりします。

比較的GBサガシリーズからの楽曲は少なめだったこともありますが、

やはり聞き慣れたこのメインテーマはとても印象的でしたね。

編成もフルート、ウィンドシンセ、ベースというシンプルなもので、

GB楽曲との親和性もありましたし。


初っ端に演奏された「Ensemble SaGa」(主催のバンド)は、

やはりというか、クオリティ高かったですね。

個人的にはサガフロのBattle#1が聞けたのは嬉しかったです。

あと、あの連続演奏の中でサガフロ2の「Thema」が聞けたのも良かったです。


前半、後半の演奏ともにロマサガからの楽曲が多かったですが、

実は唯一演奏を聞いて泣いたのが「プレ浜」勢の演奏でした。


※プレ浜とは「プレイング浜渦」の略です。

浜渦さんファンが集って演奏会をしたり飲み会をしたりBBQしたり、

いろんなことをしているようです。私も一度参戦してみたいと思っていますが、

私自身、浜渦さんのコアなファンではないので参戦資格ないんじゃないの、とか思ってたり、

仕事なんかで予定が合わなかったりで一度も参戦していませんすいません。


フルート2本とキーボードというシンプルな編成。

サガフロ2から3曲を演奏されたのですが、

最初の曲でやられました。あの曲を聞くとサガフロ2のあの光景がよみがえってきました。

フルートの優しい音色とそれを支えるピアノのバランスが実に絶妙で、

涙腺を大きく刺激されました。

後半2曲はバトル曲でしたが、3人であの曲を演奏するなんて無茶なことしてるな、と思いながら、

やっぱりクオリティたけ~!!って内心感嘆していました。

曲目は「Erfolg~Besessenheit~Mißgestalt」だと思うんですけど違ってたらすいません。



後半はこのプレ浜勢の演奏もそうなのですが、

アンサガの「バトルテーマI」とかサガフロ2の「Feldschlacht I」も素晴らしかったです。

特にFeldschlachtってベース演奏できるんだ、って思いながら聴いてました(笑)


その後のバトル曲の連続は圧巻でしたね。

「バトル2(ロマサガ3)」「七英雄バトル」「四魔貴族バトル2」「決戦サルーイン」は本当に興奮しました。

イトケンさんのバトル曲はやはり燃えます。


アンコール枠で「バトル2」「四魔貴族バトル2」「決戦サルーイン」を再度聞けたのは良かったです。

あとプレ浜の演奏も。



ここでは触れませんでしたが、

前半のセッションもとても素晴らしかったです。

バイオリンとかウィンドシンセとかクラリネットなんかも出てきて、

「なんでもあり」な感じのセッションを聴くのもとても楽しいですね。


早めに会場についたので実は一番後ろの右端で演奏を聴いていました。

って書くと誰なのかバレてしまいそうですが(笑)

後半はお酒も入ってかなりカオスな演奏も見られましたが、

皆さん本当に演奏がお上手で聴いててとても気持ちよかったです。

今度は演奏者側で参加してみたいな、とか思ったりしました。


ま、極度のあがり症なので無理だとは思いますが・・・