音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

Incidental Music Vol.60

昨晩Eテレで放送された「クラシック音楽館」。

私も時間のある時は必ず見るようにしている番組です。

 

昨日はロスアンゼルスフィルハーモニー管弦楽団による、

ジョン・ウィリアムズの映画音楽の演奏が行われました。

指揮を担当したのは、今や世界的な活躍をしているグスターボ・ドゥダメル

演奏も素晴らしかったですし、内容も申し分ないものでした。

とはいえ、実はこのコンサートのCDが出ていて、

すでに持っていたんですけどね(笑)

 

私と映画音楽とは切っても切れない関係です。

映画音楽に育てられたといっても過言ではないでしょう。

そのくらい大量に映画音楽を聞き続けています。

ホラー映画は苦手なので、映画本編は見てないですけどサントラは持ってます(笑)

 

昨日のコンサートでうれしかったのが、

私が見た映画の中でもベスト10に入るくらい好きな、

スティーブン・スピルバーグ監督の「HOOK(フック)」の演奏があったことです。

なかなか私の周りではこの映画好きという人と出会えてないんですけど・・・

(フック好きな人はぜひご一報を。ごはんおごりますw)

 

映画本編ももちろんなんですけど、

この映画の付随音楽もかなり素晴らしい出来です。

サントラなんてもうこの20年ほどで何回聞いたことかわからないくらいです。

 


John Williams - Suite from Hook - Boston Symphony

 

映像はジョン・ウィリアムズ自身がボストン交響楽団を指揮した、

映画「HOOK」の演奏映像です。

特に最後の曲「ネバーランドへの飛行」は本当に大好きです。

 

いろいろと語りたいことはあるんですけど、

ここではそれらを封印して、ただ音を聞いてほしいです。

そして気になった人はぜひ映画を見てみてほしいです。

Fahir Atakoglu Trio / if【ジャズのススメ 108】

トルコ出身のピアニスト、Fahir Atakogluですけど、

なんて読むでしょうね、これ(笑)

このアルバムは某通販サイトで上位にランキングされていたので、

思わず買ってしまったんですけど、

演奏者を見て驚きました。

あのアンソニー・ジャクソンがベースで参加をしているんですよ。

こういうのを「めっけもん」というんでしょうか。

 

If

If

 

 

私も存じ上げないピアニストなんですけど、

なかなかどうして、とっても心地よいです。

アンソニーの練達のベースはとても聞きごたえがありますし、

キューバ生まれの名ドラムス、

オラシオ・エル・ネグロ・エルナンデスもまた小気味よいリズムを刻みます。

これは買って損なしのアルバムでした!!!

 


Two Ways

音のファン、人のファン

辛口、と自分で書いておきながら、

その実、このブログそれほど辛口じゃないじゃん、と思われるのも癪なので、

ちょっと思うところを辛口に書いてみようと思います。

 

私が生まれた70年代、80年代というのは、

フォークブームとかアイドルブームとかがあったそうです。

 

物心つくまでに、私の家庭ではあらゆる音があふれていたんですよ。

父親は演歌大好きだし、母親はクラシック(時々ジャズ)好き、

上の兄は洋楽ばかり聞いてましたし、下の妹はアニソンやゲーム音楽が好きでした。

そうした雑多な家庭だったこともあり、

私は当時のブームにいまいち乗り切れていなかったんです。

 

とはいえ、テレビでも歌番組が数多く放送されていましたし、

同じ曲を何度も聞いていると自然と覚えてしまうものです。

当時の流行曲をテレビやラジオで覚えて、

学校でも話題についていけなくなることはほとんどありませんでした。

 

そうした複雑な家庭だったこともあり、

私は「人のファンから入らず、音のファンから入る」ことが多かったんです。

 

あふれる音楽の説明なんてほとんどありませんでしたから、

家族に聞いたり、その曲のデータを収集したりして、いろんな曲を覚えていきました。

当時はインターネットなんて便利なものはないですから、

たいていは口伝だったんです。なんでもすぐに検索なんてできません。

図書館に通ったり、あるいは知り合いのレコード店に聞きに行ったり、

知らないことを知っていく喜びを、当時は味わっていたんだな、と、

今にして思うと、プラスに考えることができますけど、

その当時の私は、そんなこと全く考えていなくて、

ただ純粋な興味のみであれだけアクティブに動けていたんだな、と思います。

 

だからなのでしょうけれど、

今でもふと耳にする曲を「あ、これいいな」と思って調べることは多いです。

ただ、そうして調べた人物の曲をもっと聞いてみたい、とはなりません。

 

映画のオープニング曲がたまたまバラエティ番組などで流れて、

その曲のことは調べようとしますし、その映画のサントラも買いますけど、

サントラ全部聞いて「サントラ収録曲すべていいわ~」とはあまりなりません。

どんな作曲家のものであっても好き嫌いはあるんです。

 

私が尊敬しているベートーヴェンラヴェルの曲も、

そのほとんどすべてを聞いているはずですけど、

だからといってその人の作るものすべてを受け入れているわけではないんです。

ベートーヴェンの曲でもあまり好みじゃないものもあります。

 

こういうところは前述の家庭の事情に大きくかかわってくるんですが、

「作曲者で音楽を聞かない」んだな、と。

音楽があふれかえっている家庭で、いちいち「これ誰の曲?」なんて質問することはほとんどありませんでした。

「これ、何の曲?」とは尋ねますけど(笑)

 

さて。

フォークブームやアイドルブームがあったころ、

やっぱりそのアーティストのファンが多くいらっしゃいました。

中には、親衛隊などと称する方々も登場し、

そのアイドルが歌う場には必ず親衛隊も姿を現し、応援します。

 

今も昔も「人のファン」は多くいらっしゃいます。

好きなアーティストがいればそれを追いかけていきます。

そういう人が大半であることは頭では私もわかってはいるんですけど、

複雑な家庭の事情やその他もろもろの理由があって、

私は「人のファン」ではなく「音のファン」になりました。

 

以前はアーティストのファンになろうと努力したこともあったんです。

ゲーム音楽の作曲家さんが結成したバンドにも何度か参加しましたし、

某ロックバンドのライブにもなるだけ参加するようにしました。

一部のファンの心ない言葉や、ファンの発する異様な雰囲気などに圧倒されて、

今はもうそういう努力をするのをやめたんです。

 

音楽はこの先ずっと、一生好きでい続けられるコンテンツですし、

古いものも新しいものも受け入れていくつもりではいます。

ただ「〇〇さんが作曲!」だとか「△△さんが歌う!」といったものを、

漫然と受け入れてしまうことだけは、この先ずっとできないんだろうなと思います。

 

誤解のないようにここで補足しておきたいんですが、

作曲家を尊敬していないわけではありません。

編曲家というのは作曲家の作品を尊敬してなんぼの世界ですから。

ただ、自分でその世界を狭めることはしたくないだけです。

 

やっぱり私は「オタク」になれないんだな・・・(笑)

現代音楽を聞く その65

ケネス・フックスはアメリカの現代音楽作曲家です。

今も精力的に活動を続けています。

 

何のきっかけで彼の曲を聞き始めたのかは定かではないですが、

管弦楽吹奏楽、あるいは室内楽の楽曲が主となっています。

学生時代に聞いたのか、もう少し大人になってからなのかは、

本当に記憶がないんですけど、

強烈に記憶している彼の楽曲というのがありまして。

 

それが「弦楽四重奏曲第二番『Where Have You Been?』」でした。

 


V. Where Have You Been?

 

全部で5楽章からなる弦楽四重奏曲ですが、

動画のものはその最終楽章のものとなります。

 

現代音楽のカテゴリーには入っていますが、

旋律が美しいところもあり、この分野の曲としてはかなり聞きやすいです。

気になる方は全曲聞いてみてください。

始動

世間、というか、マスコミがわーわー騒いでいる、

元号のお話にはそれほど興味がありません。

「平成から令和へ」というのがキャッチコピーと化して、

なんとか盛り上げようと努力しているのが見苦しい気もします。

 

さて、そんなことはどうでも良いんですけど(笑)

 

最近、お仕事の関係もあるんですけど、

吹奏楽をよく聞いているんですよ。

自分自身は吹奏楽部に入ってなかったので(運動部所属でした)、

朝登校するときや放課後学校中に響く金管の音色とか懐かしく思います。

 

最初に吹奏楽を意識して聞いたものってなんだろう、と考えるんですけど、

よく思い出せません。

「スーザ音楽集」なるレコードが実家にありましたけど、

それを聞いたのは私がもう少し大きくなってからでしたし、

学校で吹奏楽部が校歌を演奏するときくらいかな、とも考えたんですけど、

未だに自分の「吹奏楽の最初」を思い出すことができずにいます。

 

音楽を生業にしていたこともあり、吹奏楽も相当数は聞いているはずなんですが、

なんでもそうですけど、その「とっかかり」って重要です。

クラシックでも最初に聞いたその音源が基盤になって、

その基盤と比較して聞いてしまうというのが往々にしてあります。

音楽を比較して聞くこと自体が私には不可解なのですけど(笑)

 

 

と、長々と書いてしまいましたが、

新しいブログのシリーズは「吹奏楽」と決めました。

もともと私の中では苦手な部類に入るとは思うんですが、

せっかく新しいシリーズを始動させるのですから、

ちょっと変わった切り口で吹奏楽を紹介できればなぁ、と考えてます。

 

いつからやるかは、まだ未定です・・・(笑)

Incidental Music Vol.59

ようやく昨日から連休です。

明日から実家である神戸に帰省する予定。

 

で、昨日、WOWOWを見てたら、

アニメ監督の高畑勲さんの特集をやっていました。

赤毛のアン」のテレビ版総集編の映画と、

じゃりン子チエ」の映画を放送していたんです。

 

よくよく考えてみたら、

人生の節目節目で、高畑監督の作品を見ていたような気がします。

おもひでぽろぽろ」や「火垂るの墓」もそうですけど、

関西にいるころにずっと見ていた「じゃりン子チエ」は、

映画版よりもテレビアニメ版の印象が強いんですよ。

 

大阪キー局のMBS毎日放送)が製作していた「じゃりン子チエ」を、

私が幼少期からずっと事あるごとに再放送していました(笑)。

もともと小学生のころは今よりもずっと漫画ばかりみていた時代だったので、

はるき悦巳さん原作の「じゃりン子チエ」も愛読していました。

大人向けの漫画だったので、当時はほとんど理解できませんでしたけどね。

 

 

このテレビアニメ版のオープニング主題歌、

「バケツのおひさんつかまえた」は、

再放送で何百回と聞いた曲なので、歌詞も曲も耳について離れないんですが、

それもそのはず、この曲の作詞が原作者自身だったんですから。

はるき悦巳さんのセンス、すごいなぁと今になって思います。

作曲者は複数いらっしゃいますが、メイン作曲者は惣領泰則さんですね。

この曲もそうですけど、

海援隊の「贈る言葉」のアレンジャーとして私もお名前は当時から存じていました。

アレンジャーとして意識しだしたのはもう少し後からになりますけどね。

G.W.

今日から10連休という方も多いと思います。

そして連休もお仕事という皆さま、お疲れ様です。

私は本日出勤しております(笑)

 

このブログは平日、会社に出勤している時に更新しております。

あまり深く考えないでテーマを決めて、だらっと書いているのですが、

定期的に見ていただいている方も多くいらっしゃるようで、

本当にうれしく思います。ありがとうございます。

 

さて、連休中のブログの更新についてですが、

基本スタンスが「ゆるく、継続して書く」というものなので、

連休中も気が向いたら更新することもあるかと思います。

帰省する予定もあるので、その間は更新は難しそうですけども。

 

 

という連絡事項だけ書くのもアレなので。

 

 

G.W.と書くと、私のような音楽バカは、

楽家のイニシャルとして認識することになります。

パッと思いついたのは「ジョージ・ウィンストン」ですかね。

テレビなどでよく使用されている「Longing/Love」あたりは、

一度は聞いたことがある方も多いのではないかと思います。

 


George Winston / Longing/Love

 

ジャンルでいうと、やっぱりニューエイジとかになるんでしょうかね。

そのあたりの音楽は数多く聞いてはいるんですけど、

あまりそうした意識で聞いたことが無い人なので・・・

この「Longing/Love」も収録されているアルバム「AUTUMN」も好きですけど、

「FOREST」というアルバムを結構昔に聞いていた記憶があります。

 

Forest

Forest

 

 

ニューエイジ好きなら持っておいて損はない一枚かとおもいます。