なかなかユニークな名前ですが、こちらが正式なライブの名称となります。
計4組による対バン形式による
ゲーム音楽のライブ。
こうしたライブに来るのは本当に久しぶりでした。
というのも、私はしばらくア
マチュア(という言葉は好きじゃないんですけど)による、
ゲーム音楽の演奏会やライブへの参加を一昨年あたりから控えてたんですね。
その事情はいろいろとあるのでここで詳細を書くのは割愛しますが。
NES BANDさんの演奏が好きなんです。
今回このライブへ参加したのも
NES BANDさんが主目的でした。
なので、他の3組のことについては予備知識もなんにも持ち合わせておりません。
とはいえ私もバンドというものを以前にやってたこともありますし、
ロックバンドやパンクロックにも造詣が深い人間(と自分で言うのも恥ずかしいですが)なので、
どういう音楽を奏でてくれるんだろう、と期待と不安が半分半分というところだったんです。
わくわくしながら、初台へと向かいました。
「第一回!チキチキ!世紀の
ゲーム音楽大合戦!」
2018年2月17日(土)
17:00開場 17:30開演
初台
The DOORS
私の住む千葉県からライブ会場のある初台まで1時間ほど。
ライブ会場前に着いたのが16時過ぎでした。開場まで一時間ほどありました。
この会場前の写真は、その開場一時間前に撮影したものです。
さすがにまだだれもいませんでした(笑)。
そして、近くのコンビニへ行こうとした時、事件は起きました。
NESBANDの皆さんが私服で会場入りされるところにばったり出くわしたんです。
たぶん腹ごしらえか何かで外出された帰りだと思うんですけど。
お声掛けしようと思ったんですけど、ライブ前ということもあってコンビニへ隠れました(笑)。
そして
マクドで腹ごしらえをして開場時間ちょっとまえに会場へ行ってみると・・・
すでに長蛇の列が出来てました。
黒いチケットを持っている人から優先して入場できるとのことで、
チケットサイトで購入した人はその優先入場の後、ということになりました。
そんなこんなで無事に入場して、会場のど真ん中をキープしました。
オールスタンディングでのライブということなので端っこが良かったんですけど・・・
会場への入場に少し時間がかかり、開演は15分ほど押したんですが、
※ここから参加バンドそれぞれのことを書くのですが、もしかしたら曲目などで食い違いやミスがあるかもしれません。一応メモはしていたのですが抜け等があると思います。
ギター2、ベース1、ドラムス1の4人編成。
作曲家の国本剛章さんが主催した
ゲーム音楽のライブがあって、
どのライブだったかは定かではありませんが、生で演奏を聞いた記憶はあるんです。
それ以来の2度目の生演奏。相変わらずふざけてました(笑)。
最初始まったのは都市伝説のドキュメント風の映像、だったんですけど、
パソコンの不調かデータが壊れたのか、画面に映るのはバグった映像。
幸いなことに音声のみはクリアに聞こえてました。
バグ画面から静止画にランクアップはしましたが、
その映像と音声の内容は、全く覚えてません(笑)。
そしてチューニング代わりに演奏されたのが「ザナルカンドにて」でした。
リーダーの演奏するキーボードの旋律にあわせて無造作にチューニングするさまは、
と想像に難くない状況だったように思います。
しかし、その後の
スパロボのメドレーは本当に熱かった。
スパロボほとんどやってないのでどの曲かはわかりませんけど(笑)。すいません。
とにかく熱いシーンであることはわかったので音楽を純粋に楽しみました。
ベースの方の独擅場だったように思います。
その証拠となる写真がこれ。
このシーンについては説明は致しません。ご想像におま
かせいたします(笑)。
ときめきメモリアルのメドレーなんですけど。なんですけどね。
オープニングを大熱唱したリーダーもそうなんですけど、
なんか、ずっとニヤニヤしてました(笑)。
一応
PCエンジン版はプレイしていたのですが、
ああ、この曲、ってな具合でとても懐かしく楽しめました。
最後EDも熱唱してるのはちょっと閉口しかけましたけど・・・
「最後はかっこよくしめます」とここまでおふざけモードだった
エクスカリパーですが、
最後の
三國無双のメドレーは本当に熱かったですよ。
「
呂布だ-」というメンバーの声の後、
呂布の曲が流れるわけですが、
無双シリーズは
ゼルダしかやってない私からすると、
なんてかっこいい曲なんだろう、という感想しか書けません。すいません。
トップバッターということもあって緊張も多少はあったと思いますが、
バンド
サウンドの熱いところをセレクトされてたこともあって、
とても演奏を楽しむことが出来ました!
2.LIVE A BAND
エレクトーン1、ベース1、ギター2、
ピアノ1、フルート1、ドラムス1、トランペット1(途中参戦)
イースVIIIより「Sunshine Coastline」
ゼノブレイドより「機の律動」
ギタドラより「Fairy Tales」「MODEL FT2」「Concertino in Blue」
聖剣伝説Legend of MANAより「Firely Castle」「
The Darkness Nova」
艦隊これくしょんメドレー
ブレイブリーデフォルトより「地平を喰らう蛇」
LIVE A BANDのことは事前情報を全く
仕入れてませんでした。
が、知ってる方がいらっしゃいました。
その話をするとちょっと長くなるんですけど、ま、書きますね。
その昔、私がまだ
Twitterアカウントを変える前のことです。
「サブクラティアーデ」という音楽イベントがありまして。
(サブクラティアーデのブログ記事はこちら)
ゲーム音楽だけじゃなくて
クラシック音楽も聴ける演奏会だったんですね。
で、そのイベントの主宰をされてたのが、
このLIVE A BANDのピアノを担当されている小鳥遊(たかなし)さんでした。
内輪感のある演奏会だったんですが、その独特の雰囲気に飲まれていた私に、
優しく挨拶をしていただいたのが小鳥遊さんでした。
「ああ、いい人だ~」って思ったのが第一印象です。単純ですね、わたし(笑)
あと、別のイベントでカラオケ大会(?)みたいなのを
秋葉原のライブハウスで聞いたんですけど、
そのイベントでピアノデュオで参加されたお二人の演奏目的で参加したとき、
そのときにエレクトーンの電鳥さんと一度お会いしたんですよね。
ちょこっと挨拶をしただけなので、覚えてらっしゃらないとは思うんですが。
そこから
Twitterアカウントを一度削除して、別のアカウントで再開したこともあり、
疎遠になってしまったんですが、まさかこんなところで再びあえるとは・・・
久々にお二人の演奏を生で聴けて嬉しかったです。
(あ、電鳥さんの演奏はネット越しでの視聴ですが)
なので、バンド選曲にRevoさんの曲が入ってるのを見て、
ああ、小鳥遊さん、お変わり無いようで安心しました、と思ったことは内緒です(笑)
私が好きなピアノ演奏者のお一人なので、そりゃもう安心して聴けましたよ。
最初の
イース8のフィールド曲から持って行かれた印象です。
ゼノブレイド、
ギタドラと立て続けに知ってる曲が続いたこともあって、
このバンドのクオリティの高さに目を奪われてました。
主にフルート奏者の方に、なんですけど(笑)。
聖剣伝説Legend of MANAの選曲はかなりツボでしたね。
2曲連続、ではなく中間でピアノソロが入っていたんですけど、
あれ、何の曲でしたっけ・・・絶対知ってるはずなのに。
艦これもそうでしたが、その後の
BDFFの「地平を喰らう蛇」もすごかった。
トランペットも加わって音色に厚みが増したこともそうなんですが、
あのRevo
サウンドにこの大編成のバンドの音色がよく似合うんですよね。
聞いてて興奮しましたし、爽快感も同時に味わえました。
完全にノーマークだったんですけど(すいません)、
知っている方が参加されてたこともあって安心して聞くことが出来ました。
どのアレンジもクオリティが高く、聞いてて飽きませんでした!!
3.
NES BAND
ファミコン実機を使用し4人それぞれが1音ずつ担当するバンド。
コネクト(NESBANDオリジナル曲)
ゼルダの伝説(ROMカセットVer.)
スーパーマリオブラザーズ 無敵(Demo)
ドクターマリオ 全曲メドレー
FF1~3 戦闘曲全曲メドレー
ロックマン2メドレー
私がこのライブに参加した目的がこの
NES BANDです。
生で彼らの演奏を聞くのは2年以上ぶりだと思います。
最後に聴いたのは宇都宮での演奏会だったんじゃないですかね。
お台場でのワンマンも行きましたし、
田中宏和さんがゲストに来られた時のイベントも行きました。
ファン、というとおこがましいんですが、彼らの演奏は本当に好きです。
ここからは、ブログを見てる方が
NES BANDを知ってるものとして話を進めます。
(知らない方は過去ブログで詳しく説明してますので・・・)
1chを担当されていた女性の方がおやめになり、
そこからバストラさんとなおこーんさんの二人体制になったんですよね。
その頃の演奏は実は生で全く聞いてません。すいません。
確か、マツケん先生が正式になおこーんさんを1ch担当にする告知をされたとか。
ちなみに、3chのサキヤマさんと4chのホソタケさんは相互フォロワーになってます。
私の唯一の自慢です(笑)。
なので新体制になって初めて今回生で聞かせて頂きました。
4人それぞれが尋常ではないスキルを持っていることは演奏動画で知っていたんですが、
いやぁ、もうね、本当に良かったです。
これまで何度も
NES BANDのことはこのブログで書かせていただきました。
その演奏スタイルも、スキルも感嘆するしかないんですけど、
久しぶりに生で演奏を見て思ったのは、
「変わらないことの凄さ」と「変わり続けねばならないことの大変さ」でした。
最初のコネクトから涙腺がうるうるしてたんですけど、
その後の
ゼルダの伝説のROMカセット版のメドレーを聴いてて、
ディスク版の曲が聴けないというジレンマとROM版の完成度の高さを実感しました。
それは、私自身が
ゼルダシリーズに多少なりとも思い入れがあるからなんでしょうけれども。
メンバー紹介も兼ねたデモとして演奏されたマリオの無敵時のBGM。
4chから順番に一音ずつ追加する形で演奏され、完成形となった時の客席からの感嘆の声。
私も感嘆してました。
私の記憶の中でも、確かにあれで全曲だったように思います。
あの曲も入ってて嬉しかったことはご報告しておきますね。
FFの1から3までの戦闘曲に特化したメドレー。
懐かしくも完成度の高い演奏ではあったのですが、中に一曲レアなものが。
FF1と2のオリジナルのサントラに収録された未使用曲、
そのうちの1曲が戦闘曲だったんですよね。それを加えてたんです。
私も聞くまで思いだせませんでした(笑)。
確かワンマンでも聴いた演目だった気がしますが記憶違いだったらごめんなさい。
3ch無双との呼び声もあるとかないとか。
その理由は
NES BANDワンマンのブログ(→リンクはこちら)でも書きました。
シンセドラムの音色を手動で再現してるんですよね。
でもあれ、やっぱり手動だと限界あると思います・・・(笑)
実は1chの手の動きと
2chの手の動きをちょくちょく見てたんですよ。
ファミコンの音楽にかぎらずですが、同じ音を連打する事があるんですね。
2ch担当のマツケん先生は同じ指を使って震えるように連打するんですけど、
1ch担当のなおこーんさんは連打するときに指を変えてるんですよね。
ああ、演奏者によってこうした指の使い方も違うんだなぁと感慨深く思いました。
あと、演奏していない時の4ch担当のホソタケさんがかっこよく見えましたし、
3ch担当のサキヤマさんの安定したベースの音作りに驚きの連続でした。
何気なく演奏しているようで、いろいろな技術が詰め込まれていて、
聞くだけではなく演奏を見ているだけでも飽きませんでした!
客席の
ファミコン世代の人たちの頭のなかに染み込んでいる音色。
その音色に少しでも近づくために「音色をバージョンアップし続けること」。
そしてその音色を奏でるためのスキルも同時に磨きつつも、
客席の人たちへは「変わらないことの凄さ」を見せねばならない。
そうしたジレンマと常に戦っているんだなぁ、とは私の想像ですけど(笑)。
4.ダイナ四バンド
ギター2、ベース1、ドラムス1のハードなロックバンド。
<アンコール>
FF6より「決戦」
今回のライブの主催であるダイナ四バンド。
ファンも多いみたいなんですけど、実は私、知りませんでした。
今回のライブに参加するまで名前も知らなかったんですね。
とはいえ、その正体はこのライブの最初、
ドラムス担当のダイナ四さんです(笑)。
これ以上のことは言いません。
言わずと知れた
格闘ゲームの金字塔、その音楽も当然有名です。
激しいロックナンバーへと編曲されたその
サウンドは、
骨太でかなり波の荒い音色で最初私は戸惑いました。
ほんとに4人だけで演奏しているのか、と疑いたくなるくらいの音圧。
皆さんスキル高いんですけど、ダイナ四さんのドラムスがほんとすごかった。
動画にもなってるみたいですけど、有名な方だったんですね。
あのテクニックはほんとすごかったです!!
曲調によってギターだけではなくドラムスの音色も変わるんですよね。
そして、MCパートになるんですが、
そのナレーションが事前収録されたものでして。
しかもその声が声優の
若本規夫さんのモノマネなんですよ(笑)。
もうそれだけで笑えるんですけど、その声でバンドの告知とかやるもんだから、
笑いを堪えるのに必死でした。
戦闘曲主体のメドレーで、
イトケンさんの曲がメインでしたけど、
まさに「飲める下水道」が「激しい飲める下水道」になってました。
その前にベース担当のダイナ三さんによるコール
アンドレスポンスが行われました。
ダイナ一さん曰く「このバンドで一番歌がうまい」んだそうです。
そんなコール
アンドレスポンスが終わって熱情の律動が始まります。
ベースが大変なので歌唱力のあるダイナ三さんの歌唱はなく、
ダイナ一さんとダイナ二さんによる歌唱でしたが、こちらも良かったです!!
「ヘェーラロロォールノォーノナーァオオォー」って歌いそうになりました(笑)。
ダイナ四バンドの面々が舞台からはけるんですけど、そこで手拍子が。
アンコールですね。
そしてここでもあの若本ボイスのナレーションが(笑)。
アンコールは3曲、だと思います。
すべての曲について紹介がなかったので自信はないですが。
最初は「Other World」。
ここでついにダイナ三さんの歌唱が聴けました。
デスボイスでしたけど(笑)。
こちらも大迫力でしたが、あのイントロをよくギターでできるよなぁ・・・
ダイナ二さんのテクニック全開の1曲でありました。
まさか聞けるとは思わなかったので不意打ち気味で涙出そうになりました。
そして圧倒的なテクニックに裏打ちされた音。
観客を上手く巻き込んでいくMC力。
まさに一級品でございました。満腹です(笑)。
4組のバンド演奏が終わり、さて帰ろうかと思ったんですが、
挨拶だけしていこうと思い、少し客席で待ってたんですね。
すると客席が多くの客でごった返している中、
たまたま控室から出てこられた
NES BAND3ch担当のサキヤマさんとお会い出来ました。
軽くご挨拶して帰ろうと思った時、視線に入ってきたのが4ch担当のホソタケさんでした。
ですが人気者の彼の周りには常に大勢の人で賑わっていてお声掛けできませんでした。
1chのなおこーんさんと
2chのマツケん先生はどこにいたんでしょうか・・・
そんなに広くないライブハウス内でお顔を拝見できず、諦めて会場をあとにしました。
というわけで、かなり駆け足になってしまいました。
演奏会当日までにブログを書くことを自分に課しているので、
興奮冷めやらぬままこうして筆を走らせてしまいました。
久々のライブ、本当に楽しかったです。
また別の機会に4組それぞれの音色を生で聴けたらいいな、と思います。
主催のダイナ四バンドのダイナ四さん。
そして今日参加されたバンドの皆さん、ライブハウスのスタッフの皆さん。
客席で一緒に盛り上がった皆さん。
本当にお疲れ様でした。
追伸
開場から数えると4時間半ずっとスタンディングだったので、
40代の私にはとてつもない
疲労でございました。明日は筋肉痛でしょう。