音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

藝大ゲームサウンドアンサンブル3 -PLAY MUSIC-

 

hiro0401.hatenablog.com


昨年の藝大GSEの記事です。
(記事の中に一昨年以前の公演の記事リンクもあります)
そうなんです。この藝大のゲームサウンドのコンサート、
実は結構行ってるんです。

今年も行ってきました、東京藝術大学

 

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2018年9月9日(日)
8:55開場 9:10開演
東京藝術大学音楽学部 第6ホール

演奏楽曲

1.サンソフトメドレー(管打楽器アンサンブル)
2.NieR:Automata(弦楽合奏、ピアノ)
3.マリオカートWii(ピアノ、キーボード、小編成オーケストラ)
4.To the Moon(ピアノ、小編成オーケストラ)
5.ゼルダの伝説 Breath of the Wild(全体合奏)


起床したのが朝の6時。
そして、最寄り駅でもある上野駅に着いたのが7:30頃でした。
そこから徒歩で10分弱。
するとすでに20人くらいの行列ができていました。

今年は誘導員を伴っての入場でした。
私が参加し始めてからこうしたことは初めて。驚きました。
去年までは、場所がわかりにくい整理券配布場所(抽選会場)に、
個人ごとに行っていたので、難なく整理券をゲットできていたんですが、
今年は列を伴っての入場となり、例年よりは静かでした。

 

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そして無事に整理券を入手。
どうやら整理券は早々に配布終了となり、キャンセル待ちも出てたみたいですね。

昨年と同じ第6ホールで、やはり昨年と同じく最前列でした(笑)


1.サンソフトメドレー

  • アトランチスの謎
    • タイトル画面
    • 地上BGM
  • いっき
    • メインBGM
    • ボーナスステージ
  • へべれけ
    • こんちにゅー
    • へべの大冒険
    • あんだーへべ
    • けっせん
  • ギミック!
    • GOOD MORNING
    • HAPPY BIRTHDAY
    • GOOD WEATHER
    • GOOD NIGHT
ファミコン世代であるわたしからすると垂涎のラインナップです。
 
サンソフトサン電子)というゲーム会社から発売されていた、
当時から見てもニッチなタイトル群、全てリアルタイムでプレイしてます。
特にファミコン後期に発売された「へべれけ」「ギミック!」あたりは、
拡張音源を使った音楽が特徴的で、
当時のファミコンからこの音色が出てたのか、と驚くことうけあいです。
そして、その極悪とも言えるゲーム難易度にも驚くことうけあいです。
 
どう考えても、今の音大生は知らないタイトルだと思うんですけど(笑)。
 
管楽器と打楽器によるアンサンブルで演奏されました。
特にギミック!での演奏は、原曲がオーバーラップしてきそうなほどに、
その音色に魅了されていたように思います。
来ていた人のどのくらいが知っていたのかという意見はさておき・・・
 
 
2.NieR:Automata
  • 崩壊ノ虚妄
  • 終ワリノ音 丙
  • 穏ヤカナ眠リ
  • イニシエノウタ/贖罪
  • 複製サレタ街
  • 終ワリノ音 乙
  • Weight of the World
 
ニーア・オートマタです。売れてるゲームです(笑)
どうやら今回の音大有志のスタッフの中にニーアファンの方がいらっしゃるようで、
以前の公演に引き続きニーアシリーズからの楽曲です。
 
実はこのオートマタはまだプレイしてません。
正確に言うとプレイしてるんですがクリアしてません。
より正確に言うと、かれこれ数ヶ月プレイが止まっています・・・
なので、音楽もある程度わからない状況で演奏を聞いていました。
前作に相当するレプリカントゲシュタルト)はプレイ済みでしたので、
知ってる曲も少しあったのが嬉しかったです。
 
いや、だったらちゃんとプレイしてから聞きにいけよ、という声は黙殺します(笑)
 
アレンジはピアノと弦楽合奏によるものでした。
前列の右側だったこともあり、ピアノが少し聞こえにくいところもありましたが、
総じて美しい旋律を堪能することができました。
歌ものが多い印象でしたが、器楽合奏でも十二分に聴きごたえありましたね。
 
 
なぜマリオカートWiiなのか、という疑問は、
配布されたパンフレットに書いてました。
なので、ここでは理由を書きません(笑)
 
マリオカートはほぼすべてのシリーズプレイしておりますが、
正直覚えてませんでした・・・
さすがにレインボーロードは覚えてましたけど。
 
ピアノと小編成オーケストラ、そしてキーボード。
おそらくは編曲者の方ご自身がキーボード担当されてたんでしょうかね。
パンフレットにキーボード担当のお名前が載ってなかったので。
ビッグバンドな印象の強いマリオカートの楽曲ですが、
それを小編成オーケストラに落とし込んでいるアレンジは、
やっぱり管楽器が活躍するものにどうしてもなりがちなんですが、
キーボードが縦横無尽に活躍しているのは、
最前列で見ていてとても興奮したのを覚えています。
 
レインボーロードと表彰台のコンボはちょっと涙腺にくるものがありましたね。
 
 
4.To the Moon
 
今回の目的の一つがこの楽曲群でした。
To the Moon。インディーズゲームですが印象深い作品です。
プレイしたのはいつ頃か忘れましたけど・・・
 
このゲーム、楽曲も素晴らしくて、
メインテーマは、作品を終わらせてから聞くと泣けます。
ゲーム自体はけして完成度は高くない感じではあったのですが、
最後はやはり泣いてしまいました。
 
そんな経験もあってか、今回の演奏でも少し涙ぐむ場面もありましたね。
最前列にいたのでさすがに涙はこらえましたけど(笑)
 
ピアノと小編成オーケストラによる演奏でしたが、
その中の一曲「Everything's Alright」では、
ユーフォニアムのソロとピアノの掛け合いが胸にしみました。
あと、出だしのFor Riverでのピアノソロ部分、
最後のTo the Moonはほんとにやばかったです。
演奏面でも、私の涙腺面でも。
 
 
5.ゼルダの伝説 Breath of the Wild
 
もう一つの目的がこのゼルダの伝説BotWの演奏でした。
これまでにも別の演奏団体などがBotWの演奏をしていますが、
私自身がBotWの生演奏を聞くのはこれが初となりました。
 
BotWが「ピアノ」を主眼にした音楽であったこともあり、
今回の藝大GSEとの相性は高いであろうと思っていました。
 
きっとゲーム原曲大好きな人からすると少し不満の残る演奏だったかもしれませんが、
私は大満足です。いやぁ、ほんとよかった。
 
後半の演奏はほぼ泣いてました(心の中で)。
魔獣ガノン戦でのあのピアノの荒ぶった演奏も、
襲歩(昼)でのあの軽やかなピアノの旋律も、
ハイラル城での、荘厳な音も、すべてがドンピシャでした。
メインテーマとかはちょっと「ん?」と思ったところもありましたけどね。
 
アレンジをされた方々もかなり神経を使われたと思います。
ファンの多いゲームのオケ編曲というのは、
それだけで十分プレッシャーだったはずなので。
 
 
というのが5曲の大雑把な感想です。
昨年に比べると、知ってるゲームが多かったことも幸いし、
大変楽しく演奏を聞くことができました。
演奏者の皆様、スタッフの皆様、お疲れ様でした。

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一つ疑問に思ったことがあったんです。
指揮者の方、楽曲がはじまる直前に客席に向かって礼をしなかったんですよ。
5曲ともそうだったので、意図してやっていたことだと思うんですが、
最初見たとき「え!?」と驚いてしまったんです。
 
もちろん礼をしないことが自分のポリシーなんだ、
という意気込みを持っているのであれば私はなんの否やもないんですけどね。
 
ちょっと疑問に思ったので最後に付け足しで書いてみました。