音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

Nikolai Kapustin / Kapustin Plays Kapustin - A Jazz Portrait【ジャズのススメ 45】

ジャズのことを語る上で、カプースチンを取り上げるのは、

賛否両論あるかと思うんですが、

私はそういう垣根みたいなものを作るのが嫌なので、

今回はあえてこちらのCDを取り上げてみます。

 

Kapustin Plays Kapustin - A Jazz Portrait

Kapustin Plays Kapustin - A Jazz Portrait

 

 

総じてカプースチンの楽曲はジャズ色の強いものが多く、

また技術的にもかなり難しい範疇に入るもの、だそうです。

私はカプースチン演奏できないので、そのあたりは想像するしかないですけど。

 


Kapustin Op.61 - Piano sonata no.5 - 1. Allegro ma non troppo

作業中の息抜き

アレンジで煮詰まることってほとんど経験がないんですけど、

前回の投稿で書いた今のアレンジ仕事、

仕事の休憩中や帰宅してからちまちまと続けております。

でまあ、いろいろと考え事をしながら作業をしていることもあって、

少し煮詰まりかけてます・・・

 

そういうときに息抜きをするように心がけてます。

机の上でうんうん唸っているだけでは何も変化はないので、

思い切って一日音楽から離れることもあります。

 

最近Youtubeで毎日のように見ているのが、

吉野家のネット限定CMです。

 


【吉野家】菅田将暉の背後には…佐藤二朗が扮するあの”仏"?やりとりが面白すぎる(監督:福田雄一)

 

勇者ヨシヒコシリーズなどで知られる福田監督が手掛けられただけあって、

抱腹絶倒で腹筋が壊れそうになるのですが、

ごくたまに福田作品に抵抗がある人もいらっしゃるようなので、

動画視聴にはくれぐれもご注意ください。

 

なんでも仕事や作業中でのストレスには癒しと笑いが効果ありとのことなので、

こういうのもありといえばありなのではないでしょうか。

ちょっとしたアレンジ仕事

フランスに来てます。

といっても音楽の仕事ではなく本業のほうですけども。

 

ちょうど出張の前日に知り合いから言われて、

ビッグバンドで演奏するジャズのアレンジをすることになりました。

1曲だけなんですけどね(笑)。

なので荷物の中に五線紙も数枚しのばせておきました。

 

私のアレンジの方法は、机にかじりつく感じです。

具体的にはパソコンなどのハイテクを全く使用せず、

五線紙(5本横に線が入っていて何段かに分かれている)に向かって

ただひたすらに鉛筆で音符を埋めていくという作業です。

確かめるために音の出るもの(キーボードなど)はごくたまに使いますが、

ほとんどはこの手書き作業でやります。

 

誰かが言ってたと思うんですけど、

手と頭が直結しているので、手書きのほうが効率が良いとかどうとか。

パソコンを使ってやったほうが明らかに効率的だと頭ではわかってるんですが、

ずっとこの方法で通してきたこともあってそこから抜け出せずにいます。

一時は楽譜作成ソフトなども使っていたことはあったんですけどね。

 

日本とは違う環境に触れることで、

こうした音楽的作業にも若干影響は出るのかもしれません。

ジャズなのにシャンソンっぽくなったり(笑)。

 

こと音楽に関しては理論よりも感情を優先してしまう傾向があるので、

あきらかに違う音であっても「ま、いいか」とそのまま進めてしまうこともありました。

それで関係各所に多大な迷惑をおかけしたこともありますが。

 

いまだにこうしてチョコチョコとこうした仕事をいただけているのは、

きっと前世で相当善行をつんだ結果によるものなのか、

はたまた音楽を真摯にやっていた大昔の功績であるのか、

その両方かもしれませんし、どちらでもないかもしれませんが、

信頼あるところから舞い込んだお仕事は、

音楽であれ今やっている仕事であれ、全力で取り組むようにしています。

自分の100パーセントを出したか、と言われるとはなはだ疑問ですけど・・・

 

締め切りまであと二週間。

作業は全く進んでおりません・・・

近況報告、のようなもの

年末に向けて仕事が忙しくなり・・・

なんて書き出しをすると「忙しいアピールしてるんですね」的なことを言われそうなのですが、
本当に忙しくてなかなかまとまった趣味の時間が持てないことが多くなりつつあるので、
その辺はご容赦いただけると幸いです。

と言いつつも「スーパーマリオオデッセイ」を早々とクリアしたり、
ドラクエX」を暇を見つけてはちまちまとプレイしたり、
(プレイから間があいてプレイ記憶が曖昧なので、新キャラでVer.1からプレイしてますw)
今年の初めに「不読書宣言」をしてしばらく読書しなかったこともあったんですが、
結局半年足らずで我慢の限界となり、今は通勤途上をメインに本を貪るように読んだり、
いろいろと隙間時間を有効活用しつつ、趣味の時間をある程度確保しています。

でもやっぱり一日中ゴロゴロしたり本読んだり散歩したりゲームしたり、
ジムに行って身体を鍛えたり鍛えなかったり、
そうした休日をここ最近過ごせていないことに少し焦りと戸惑いを感じています。

ありていにいうと「余裕がない」ってことです。

余裕がないならこんなブログ書かないでその時間をもっと活用すればいいのでは?
という声も聞こえてきそうではあるのですが、
ブログでこうした文章を書くことで、一定の安定を得られるんですよね。
「王様の耳はロバの耳」の木の洞(うろ)じゃないですけど、
なんでもない文章をこうして書くことで、肉体的にも精神的にも安定するんです。
私が別のアカウントでやっている音楽ブログは特にその傾向が強いんですね。
週に2回から3回程度の更新をして、
メインのジャズのお話だったり現代音楽やサブカル、流行りの音楽の話題も書いてます。
そうしたことを書くことで自分の記録になってる部分も多少ありますけど、
音楽的話題を吐露することで自分の中でほっと一息つける気持ちになります。

ただまあ、いろいろなところで年齢を実感するようにはなりましたね。
たまにオフ会などに参加したり、趣味仲間とごはん食べたりするんですが、
肉体的な面で疲労や老いを感じやすくなったなあと。
オフ会だったり食事などしているときには忘れるようにしてはいるんですけどね。
前述の音楽ブログも、改めて内容を見てみると「世代感」が出てる気がします(笑)。

そんなこんなでこちらではご無沙汰ですが、無事に生きてます。

現代音楽を聞く その5

生演奏で「広島の犠牲者に捧げる哀歌」を聞いたのはいつだったでしょうか。

 

クシシュトフ・ペンデレツキはポーランドの現代音楽作曲家です。

彼の作品に触発された人は結構多いと思うのですが、かくいう私もその一人です。

最初に聞いた彼の作品は「怒りの日」という合唱曲だったと記憶しています。

 

作品としてはこの「怒りの日」より以前に作曲されたのですが、

強烈な印象を私の中で残したのが「広島の犠牲者に捧げる哀歌」でした。

お気に入りの動画がないのでこちらの曲は各自でお聞きいただきたいです。

 

あと、個人的にペンデレツキのヴァイオリン協奏曲第2番「メタモルフォーゼン」は、

機会があると聞きたくなる曲の一つです。

 


Penderecki Violin Concerto No.2 'Metamorphosen'

Dave Koz / Saxophonic【ジャズのススメ 44】

デイヴ・コーズのアルバム、ここ数年継続して聴き続けてます。

中でもこの「サクソフォニック」というアルバムは、

ファンクな印象を強く押し出した佳作と思ってます。

 

Saxophonic

Saxophonic

 

 

ケニー・Gも大好きなんですけど、

デイヴ・コーズもこうした路線で、というわけではなく、

もう少し硬派な感じを受けるんですけど、皆さんはどうでしょうか。

まあ、これ「フュージョン」なんですけどもね(笑)。

 


All I See is You - Dave Koz

現代音楽を聞く その4

以前、某音楽大学の作曲家有志による演奏会というものがあり、

当時のTwitterでのフォロワーさんも参加されるということもあって、

そちらに参加したことがあります。

現代音楽、というよりも総合芸術といった印象が強かったその演奏会ですが、

純粋に器楽曲として演奏されているものもいくつかあって、

今の音楽大学も千差万別なのだな、と感慨深く思ったことを思い出します。

 

実は若手(私の年齢から見て、という意味)の作曲家の作品も聞くようにしています。

今の日本の音楽世界では、

なかなか若い作曲家たちが育成されにくい仕組みになっていることもあって、

(この話はやりだすと長くなるので別の機会に話します)

そうした機会はなかなか巡り会えないのですが、

定期的に行われている作曲コンペの受賞者の作品の演奏会なども、

こっそりと足繁く通っているんですよ。

そうでもしないと、こうした若手の鮮烈な作品に出会えないわけです。

 

数年前に芥川作曲賞を受賞した酒井健治さんの作品、

「ヴァイオリンとオーケストラのための協奏曲」は、

たまたま演奏会で聴いて思わず唸ってしまった作品のひとつです。

 

 

動画でもそうですが、

実際に私が見に行った選考演奏会でも成田達輝さんがソリストとして演奏されてました。

賞を受賞したからいい作品、とは一概に言えないわけですが、

この演奏は私の中ではかなり刺激的でしたね。