音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

ゼルダの好きな音楽を久々に語ってみる

だいぶ前にゼルダの伝説ブレスオブワイルドの音楽のことを書きました。

私のゲーム音楽の主成分はドラクエゼルダでできています。

 

というわけで今回はゲームのお話になります。

興味が無い方はブラウザの戻るボタンを押していただくか、

読むのが苦痛かもしれませんけど、最後までお付き合いください。

 

「一番好きなゼルダの音楽ってなんですか?」っていう質問は、

多分何度もされたことがあると記憶しているんですが、

私の場合、コロコロとよく意見が変わるんですよね。

基本的にはテキトーな人間なものですから(笑)

 

それに音楽に順位なんてつけられません、いや、ほんとに。

ゼルダ音楽でも嫌いな曲っていうのはありません。

苦手なものはいくつかありますけど・・・

そういう意味でいうと、

私の場合は「一番聞いているゼルダの音楽はなんですか?」となると思うんです。

 

 

たぶんそれは2002年来ずっと変わってないと思うんですよね。

当時も感動しましたし、今聞いてもやっぱりすごいって思いますから。

 

Nintendoゲームキューブで2002年12月13日に発売された、

ゼルダの伝説 風のタクト」の「スタッフクレジット」ですね。

これは今でも本当によく聞いてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

※ここからあと、風のタクトのネタバレを書きます。

プレイしていない人はいないと思いますし、

20年前のゲームにネタバレもへったくれもないとは思うんですけど、

一応忠告めいたことはしておかないといけないので。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風のタクトはこれまでとはテイストが違っていて、

キャラクターがアニメーションぽくなったり、

広い大海原で探しものをしなければならなかったりして、

ファンでも賛否両論がある名作アクションRPGとなっています。

私もこれをゲームとしてみると、苦労が多かった印象は持ってます。

大好きではありますけど。

 

電源を入れてゲームキューブの起動画面のあと、

風のタクトのタイトル画面が出てくるわけですけど、

その音楽が民族音楽ケルトっぽいというのも驚きでしたし、

そのタイトル音楽自体が「地神の唄」「風神の唄」が合わさったものであり、

そのタイトル音楽がそのままエンディングの主旋律となっているわけです。

 

「スタッフクレジット」を私がたくさん聞いている理由の一つは、

音楽がわかりやすいところ、にあるのかもしれないと思ってます。

ブレスオブワイルドは私の中でもすごい名作であったと思いますし、

時のオカリナムジュラの仮面などなど、

ゲーム的にも音楽的にも優れたタイトルはたくさんあります。

ただ、音楽の構成のわかりやすさという1点に話を絞ると、

風のタクトの「スタッフクレジット」はすごいなぁと思うんですよ。

 

タイトル画面(風神の唄、地神の唄)からほぼそのまま始まって、

その旋律がそのまま進行していきます。

途中でストリングス調のベースが登場しますが、

このベースが「プロロ島」のベースとほぼ同じです。

まあ、そこはわかりにくいところではあるんですが(笑)

 

基本、このタイトル画面の音楽が全体を支配しています。

そこに「アリルのテーマ」あるいは「大海原」のメロディが顔をのぞかせます。

ゼルダの子守唄」も入ってますね。

そうなんです、ちゃんとメロディがわかりやすく構成されてるんです。

このメドレー形式ともいえる構成が本当に大好きなんですよね。

 

ちなみに、「プロロ島」の最初のメロディは「アリルのテーマ」と同じです。

アリルのテーマは3拍子、プロロ島は2拍子でリズムは違いますが、

メロディの流れは全く同じです。

「スタッフクレジット」はずっと3拍子で作られているので、

(正確には8分の9拍子ですけど・・・)

挿入されているのは「アリルのテーマ」だと思われます。

タイトル画面の旋律がなり続ける中で、

大海原やアリルのテーマが自然と耳に入ってくるんですけど、

それがなんとも心地よいんですよね。

 

何度も聞くことになるタイトル画面の音楽、

あるいは地神の唄、風神の唄がモチーフとして常に登場して、

そこにフィールド音楽である「大海原」あるいは、

ヒロインである「アリルのテーマ」を編み込んで、

一つのタペストリーとして完成された形というのが、

物語の最後を締めくくるにふさわしい音楽だったように思います。

 

 

 

なぜいまさらゼルダの音楽のことを語っているのかというと、

ネット動画で風のタクトをプレイ実況しているのをたまたま見たからです。

懐かしくなってWiiUでHD版またクリアまでやりたくなってきました。