なかなかの忙しさで更新が遅れました。すみません。
去年の今頃もそんなこと言ってたような気もしますけど(笑)
前職の同僚でアニメやゲームにめっちゃ詳しいやつが、
当時すすめてくれた漫画があったんです。
和久井健さん原作の「東京卍リベンジャーズ」というやつでした。
たぶん去年の初め辺りにおすすめされた気がするんですけど、
その時はいろいろと多忙で、そうしたたぐいの話はほぼ聞き流していたわけですが、
今年に入ってまた連絡があって、
「テレビアニメ化するんで、原作送りますから読んでください」と、
LINEで興奮した様子で伝えてきて、半ば強引に送られてきた原作を読みました。
面白かったです。
同僚の選ぶものに駄作はない、というと言いすぎかもしれませんが、
彼のおかげでいろいろと新しいアニメの情報を仕入れることが出来ていて、
その点は少し感謝しているんです。いや、ほんとに。
それで今年の4月からアニメの放送が始まり、
現在も引き続き放送中ということで、お話のネタバレの関連から、
漫画のあらすじとか書くのはやめておきますが、
一応アニメはずっと追いかけてみています。
音楽を担当したのは堤博明さん。
アニメを中心に活動されている音楽家の方です。
私がお名前を知ったのは、これも同僚経由でみたアニメ「クロムクロ」からですね。
で、劇伴のお話をするつもりだったんですけど、
やはりこれに触れておかないわけには行かないでしょう。
そうです、主題歌です。
主題歌「Cry Baby」を歌うのはOfficial髭男dism(ヒゲダン)です。
ヒゲダンの曲というと「Pretender」や「I LOVE…」が有名ですけど、
この主題歌は、このアニメのために書き下ろされた楽曲だそうでして、
作詞作曲を担当された藤原さんいわく「問題作」なのだそうです。
何が問題作なんだろう、と考えたわけですが、恐ろしく難しい曲なんですよね。
なにせ転調が合計12回(非公式)されていることでも有名です。
そのあたりの分析などは動画がたくさんあがっているのでそちらに譲りますけど、
サビの途中でのあのいきなりの転調は私も驚きました。
もともと私自身は転調というものが大好きです。
作曲家の田中公平さんが提唱されている「美しい転調」というものに感銘を受け、
私もその信奉者の一人だと思っていたわけですけど、
よくよく考えてみると、「突然転調」も耳馴染みがあることに気付かされます。
クラシックでいうと、ベートーヴェンの交響曲第8番の第4楽章。
長い長いCodaの終盤に登場するあの突然の転調、意外と私はすんなり受け入れられました。
あとはTM NETWORKの「BEYOND THE TIME」もそうですね。
Bメロで転調をするわけですけど、そのメロディをよく聞いてみると、
転調したあとのメロディがイントロのそれとほぼ同じであることがわかります。
こだわって作られてるわけですが、やはりあの転調はどきりとします。
それと同種の、というと語弊があるかもしれませんが、
この「Cry Baby」のサビ途中での転調はやはりドキリとします。
D majorからD Flat Majorへといきなり変わるんです。
歌詞の「不安定」の部分での転調ということで、文字通り不安定に聞こえますけど、
その違和感を逆に利用して丁寧に作られている印象すらあります。
(どうやら偶然の産物だったらしいですけど・・・)
Official髭男dism - Cry Baby[Official Video] - YouTube
まあ、でもあれですね。
なんだかんだ言いながら、結構アニメ見てますね、私(笑)