1995年3月11日はクロノ・トリガーが発売された日です。
今でもファンが多いゲームの一つとなっています。
当時、定価で11,400円だったというのはなかなか衝撃ではありました。
「ドラクエVI」も「FFVI」もたしか同じくらいの値段だった記憶です。
一つのゲームに1万円以上出して買うというのは、なかなか勇気のいるものでした。
留学から失意の帰国をしてすぐ、阪神淡路大震災が発生、
その後、紆余曲折を経て、震災後最初に始めたゲームでした。
まだこのゲームの発売当時は、JR神戸線も全線開通しておらず、社会不安が色濃く残る頃です。
そんな時にゲームをやろうと思えただけでもすごいです。
と、自分で自分を褒めてしまいますが(笑)
ドラゴンクエストの生みの親である堀井雄二さんが監修をてがけ、
ドラゴンボールなどで知られる鳥山明さんがキャラクターを担当、
という、今考えてもかなりの力が入った作品だということがわかりますよね。
ただ、音楽についてはあまり発売前には話題にならなかった記憶があります。
今でこそ光田康典さんというお名前はゲーム音楽界ではもとより、
映像音楽の世界でもかなり名前を知られた方となっていますが、
この1995年というとまだ20代の前半だったわけです。
自ら直談判をして音楽担当を勝ち取ったのがこのゲームだった、
というお話をちらっとどこかで聞いた気がしますが、真相は知りません(笑)
なんにせよ、このゲームは伝説となりました。
ストーリー、グラフィック、音楽、
その全てが群を抜くクオリティで、私もものの見事にハマりました。
スーパーファミコンの本体の電源を入れて最初に出てくる時計の振り子のグラフィック、そしてそこに流れてくる荘厳なオープニングですでにやられました。
しばらくして発売されたサウンドトラックは3枚組。
その楽曲のほとんどを光田さんが手がけられています。
(一部、別の作曲家の人が担当しているものもあります)
中でも一番聞いたのは「やすらぎの日々」という曲ですかね。
どの曲ももちろん大好きなんですけど、
「やすらぎの日々」はすぐ耳コピしてしまうくらいにハマったのを覚えてます。
すごく平和で優しげな、でもどこか懐かしくてさびしいような、
形容するのがとても難しいんですけど、とても良い曲です。
「マノリア修道院」「カエルのテーマ」「王国裁判」「風の憧憬」
「ボスバトル(全部)」「時の回廊」などなど名曲の目白押しで、
3枚組のCDすべてが愛おしくなることうけあいです。
(もちろんゲームをプレイした人、という条件付きですけど・・・)
当時1万円超えをしていたゲームですが、
今はPlayStationやNintendo DS、あるいはPCなどでも安価にプレイできます。
万人におすすめできるか、というと言い切れないところもあるにはあるんですが、
それでも未プレイの人は是非プレイしてほしいです。
最後、宣伝になってしまったけど、まあいいか。