Stevie Wonderのアルバム「Innervisions」が発売されたのは1973年のことです。
私がこのアルバムを聞いたのはリアルタイムではもちろんなくて、
私が高校受験の前後だったと記憶しています。
洋楽好きだった私の兄がレコードからカセットテープにダビングして、
ずっと聞いていたのを、私もそばで聞いていたんです。
このアルバムはファンからも「最高傑作」との呼び声が高く、
聞いていた当時から兄もべた褒めしていました。
ジャンルでいうと何になるんでしょうかね。
ファンクな感じもあり、バラードもあり、ソウルフルなものもあり。
まだ20代前半でこれだけのクオリティの楽曲をほぼ一人で作っていたことを、
後になって知ることになるんですが、驚愕ものです。
A面最初の曲「Too High」からファンキーな音色で心地よいんですけど、
そのA面のラストに収録されているのが「Golden Lady」という曲です。
前奏がピアノソロから始まるんですが、そこから特徴的なベースが響いてきて、
彼らしい前奏のコード進行が続きます。
この曲、転調が心地よいんですよね。
ラスサビあたりは、半音上がり(クリシェ)をずっと繰り返して、
曲がフェードアウトしていくんですけど、センスの塊みたいな曲です。
「半音上がり、どこまでいくねん」と突っ込みたくなる感じです(笑)
たまたまシャッフル再生でこの曲が流れてきて、懐かしかったので、
記録もかねてブログを書いてみました。
サブスクでも聞けますので、ぜひどうぞ。
今聞いても色あせない、とはさすがに言えませんけど、
とてもいいアルバムの一つだと思います。