今日、東京のとある映画館に行ってきました。
7月にも観に行ってるんですけど、
それの再上映版として、かなりリテイクされた完全版が公開されました。
再上映版ではないほうの感想はこちらのブログを参照ください。
そして、今回の映画の感想は、
ラストのあれが本当にすごかった、の一言に尽きます。
出来ればもう一度見たいところですが、機会があるかどうかはわかりません。
で、再上映版を改めてみて、
主題歌がすごく印象に残ったのでそのことを書こうと思います。
fhána(ファナ)というアーティスト集団のことは、
実は以前から存じ上げております。
きっかけは森見登美彦さんだったと思います。
読書が好きな私ですが、森見さんの作品もたくさん読んでるんです。
で、著作の中の一つ「有頂天家族」がアニメ化されると聞き、
(情報源はこのブログでも登場している前職の同僚です)
リアルタイムではなかったんですが、見たんですよ。
そのアニメのエンディングテーマを担当していたのがfhánaでした。
「ケセラセラ」というその楽曲はとても印象に残っています。
そして、7月10日に劇場版「SHIROBAKO」を見たとき、
スタッフロール部分で聞いたことのある声が流れてきたんです。
それが、この映画のために書き下ろされた新曲「星をあつめて」でした。
fhána「星をあつめて」(劇場版『SHIROBAKO』主題歌)MUSIC VIDEO
※Lantis公式チャンネルの動画です。
同主調転調と半音上げ転調を使った、
オーソドックスなポップスという感じがしますが、
メロディがとてもよく、歌詞が心に響いてきて泣きそうになりました。
今日も泣きそうでした(笑)
同主調転調というのは、
キーが変わらず長調から短調、あるいはその逆へ転調することです。
根音のハの音(ド)は変わらず、メジャーからマイナー(あるいはその逆)になる。
この「星をあつめて」でいうと、
歌いだしはホ長調(E-major)から始まって、Bメロあたりまではそのままなんですが、
サビに入って(ほしをあつめて~のあたり)、ホ短調(e-minor)へ転調します。
が、サビの後半(たとえまた~のあたり)でまたホ長調へ戻ります。
そして、ラストのサビではホ短調から半音上げのヘ短調に転調します。
そのままラスサビの後半ではヘ長調となり、そのまま曲はアウトロ(終結)へ。
メロディはかなりポップで歌いにくい印象ですが、
ストリングスとブラスが、硬質な音色をやわらげている感じがします。
作編曲は、fhánaリーダーの佐藤さんがされているそうですが、
アレンジもなかなか素晴らしいの一言です。
(上から目線ですいません)
というわけで、もう一回観に行きます(唐突)。