音楽つれづれ日記

音楽好き、飽き性、そして中庸思考。

星をあつめて

今日、東京のとある映画館に行ってきました。

7月にも観に行ってるんですけど、

それの再上映版として、かなりリテイクされた完全版が公開されました。

 

hw480401.hatenablog.com

 

再上映版ではないほうの感想はこちらのブログを参照ください。

そして、今回の映画の感想は、

ラストのあれが本当にすごかった、の一言に尽きます。

出来ればもう一度見たいところですが、機会があるかどうかはわかりません。

 

で、再上映版を改めてみて、

主題歌がすごく印象に残ったのでそのことを書こうと思います。

 

 fhána(ファナ)というアーティスト集団のことは、

実は以前から存じ上げております。

 

きっかけは森見登美彦さんだったと思います。

読書が好きな私ですが、森見さんの作品もたくさん読んでるんです。

で、著作の中の一つ「有頂天家族」がアニメ化されると聞き、

(情報源はこのブログでも登場している前職の同僚です)

リアルタイムではなかったんですが、見たんですよ。

そのアニメのエンディングテーマを担当していたのがfhánaでした。

ケセラセラ」というその楽曲はとても印象に残っています。

 

そして、7月10日に劇場版「SHIROBAKO」を見たとき、

スタッフロール部分で聞いたことのある声が流れてきたんです。

それが、この映画のために書き下ろされた新曲「星をあつめて」でした。

 


fhána「星をあつめて」(劇場版『SHIROBAKO』主題歌)MUSIC VIDEO

Lantis公式チャンネルの動画です。

 

同主調転調と半音上げ転調を使った、

オーソドックスなポップスという感じがしますが、

メロディがとてもよく、歌詞が心に響いてきて泣きそうになりました。

今日も泣きそうでした(笑)

 

同主調転調というのは、

キーが変わらず長調から短調、あるいはその逆へ転調することです。

ハ長調からハ短調へ、みたいな感じですかね。

根音のハの音(ド)は変わらず、メジャーからマイナー(あるいはその逆)になる。

 

この「星をあつめて」でいうと、

歌いだしはホ長調(E-major)から始まって、Bメロあたりまではそのままなんですが、

サビに入って(ほしをあつめて~のあたり)、ホ短調(e-minor)へ転調します。

が、サビの後半(たとえまた~のあたり)でまたホ長調へ戻ります。

 

そして、ラストのサビではホ短調から半音上げのヘ短調に転調します。

そのままラスサビの後半ではヘ長調となり、そのまま曲はアウトロ(終結)へ。

 

メロディはかなりポップで歌いにくい印象ですが、

ストリングスとブラスが、硬質な音色をやわらげている感じがします。

作編曲は、fhánaリーダーの佐藤さんがされているそうですが、

アレンジもなかなか素晴らしいの一言です。

(上から目線ですいません)

 

というわけで、もう一回観に行きます(唐突)。