今日はテレビで「となりのトトロ」が放送されます。
もう何度目かわかりませんけど、都度見てしまうのはなぜなんでしょうね。
となりのトトロは1988年公開の映画です。
今から32年前のお話です。
私は公開当時、映画館で観ました。
「火垂るの墓」との同時上映という何とも言えない感じですけど(笑)
(いや、これもいい映画なんですけどね)
32年前というと、私はまだ神戸に住んでいました。
阪急三宮駅の高架下に映画館があったんですよ。
高架下なので、もちろん映画中も電車の通る音が聞こえてきます。
でも、それを加味してもとてもいい映画だったと記憶しています。
(見ようと思えば映画館で見られたんですけど、見てません)
なぜトトロは映画館まで観に行こうと思ったのか、
実際のところ、その理由は定かではありません。
その時は私の妹と一緒に観に行ったんですけど、
そのころはまだアニメにどっぷりハマっていた時期なので、
アニメ雑誌とかの宣伝文句で行こうと思ったのかもしれませんし、
単純に妹が観に行きたいと駄々をこねたのかもしれません。
まだ子供といえるような年齢だった私と妹の二人だけで、
市バスに乗って、神戸の繁華街である三宮へ向かい、
映画館まで行くというだけでも結構な冒険でした。
神戸の市バスはどこまで乗っても運賃が同一料金だったので、
そのあたりの心配は全くしてなかったんですけど、
映画の入場券分のお金が足りるかどうか、終始不安だった記憶があります。
当時は入れ替え制ではなかったので、一度映画館に入ればずっといられました。
なので、トトロ→火垂る→トトロ、と一周半して映画館をあとにします。
その足で三宮のセンター街へ向かい、アニメグッズのお店でトトロのCDを探しましたが見つからず、結局後日近所のCDショップでサントラを見つけました。
トトロもそうなのですが、
ジブリ、いや、宮崎駿監督作品の音楽の作り方は少し変わっています。
まず、音楽を担当されている久石譲さんが、
映画のイメージボードなどを参考に楽曲のイメージを膨らませて、
その映画の「イメージアルバム」というものを作り上げます。
そして、そこで作られたいくつかのメロディなどを使って、
サウンドトラックを製作していく、というものです。
この流れはたぶんハウルの動く城あたりまでは定番だった気がします。
あれ、ポニョも風立ちぬもイメージアルバムってありましたっけ?(笑)
調べればすぐわかるんでしょうけど、めんどくさいので放置します。
当時、まだ音楽の勉強なんてほとんどしていませんでしたが、
家にピアノ(シンセサイザー)があったので、
映画の音楽とかを耳コピして家で楽しんでいたんです。
いっちょ前にルーズリーフの五線紙を購入して楽譜も書いていました。
今もまだ実家に残っていると思いますが、恥ずかしいのでいずれ廃棄します。
CDを聞いて、それを鍵盤で演奏して、譜面に記録する。
まだコードネームなんて高度なものは使えませんから、
一心不乱にメロディと副旋律、あるいは低音部を書きとっていたように思います。
私の耳コピ力は小中高時代のこういう経験が作り上げていったんですね。
ジブリ、おそるべしです。
という、32年前の思い出みたいなものを書きなぐってみました。
すでにトトロが始まっているので、そっちに移行します。
ではまた!